市制施行25周年
ー栗東市が誕生してから10月1日で25年が経ちましたー
市制施行25周年を迎えて
本市は、本年10月1日に市制施行25周年という大きな節目を迎えました。
今日の発展は、市制施行以来、本市の礎を築いてこられた先人・先輩の皆さまをはじめ、市政運営にご理解とご協力をいただいております関係機関・関係団体の皆さま、そして郷土への誇りと愛着を持ち、「わがまち栗東」を支え育んでこられた市民の皆さまのご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
本市は、豊かな自然と交通の利便性に恵まれ、人と人とのつながりを大切にしながら発展を続けてきました。このまちの魅力は、市民の皆さまが地域を愛し、ともに支え合いながら築き上げてこられた歩みにあります。
一方で、人口構造の変化や物価高騰への対応、自然災害への備えなど、地方自治体を取り巻く環境は大きく変化しています。このような時代だからこそ、市民の皆さまとともに力を合わせてまちづくりに取り組みながら、地域の未来をともに築いていくことがより一層重要であると考えております。
市制施行25周年を契機として、これまで受け継がれてきたまちづくりへの思いが次の世代のさらなる発展と希望ある未来につながることを願っております。

栗東市長 竹村 健
未来へつなぐ、市民とともに歩む議会
本市は、市制施行25周年という大きな節目を迎えました。これまで栗東市の歩みを支え、共に歩んでくださった市民の皆さまの深いご理解と温かいご協力に、心より感謝申し上げます。
この四半世紀の間、社会情勢は急速に変化し、現在は多様な課題への対応や持続可能な地域社会の構築など、多くの重要な課題に直面しています。市議会といたしましても、この25周年という歴史的な転換期を契機として、市民の皆さまの多様な声をこれまで以上に真摯に受け止め、議会本来のチェック機能を最大限に発揮し、誰もが健やかに、安心して暮らし続けられる「いつまでも 住み続けたくなる 安心な元気都市 栗東」の実現に向け、全力を尽くしていく所存です。
これからも市民の皆さまとともに歩み、未来を担う子どもたちへ誇れる栗東市を引き継いでいくため、公正で透明性の高い議会運営に努め、市民の負託に応える議会として、さらなる発展に向けて全力で取り組んでまいりますので、今後ともご支援ご協力をお願い申し上げます。

栗東市議会議長 川嶋 恵
栗東市のあゆみ

名神高速道路栗東インターチェンジの開設や平成3年のJR栗東駅の開業などを経て、発展を続けてきた栗東市。令和元年には人口7万人を達成し、現在もおおむね7万人規模を維持しています。
平成13年10月1日に県内8番目の市として誕生してから、本年で25周年。豊かな自然と交通の利便性に恵まれたまちとして、市民の皆さんとともに歩みを重ねてきました。
市制施行から現在までの25年間を振り返り、本市の歩みを紹介します。
市制施行(10月1日)
(人口5万7016人、1万9657世帯)
男女共同参画都市宣言
東海道新幹線「(仮称)びわこ栗東駅」設置正式決定
新環境センターが稼動
コミュニティバス「くりちゃんバス」運行開始
ひだまりの家開館
総合福祉保健センター(なごやかセンター)開館
JR草津線手原駅を改築
人口6万人突破
湖南4市(栗東・草津・守山・野洲)で災害時における相互応援・連携基本協定を締結
防犯情報一斉通報システム運用開始
栗東西図書館開館
地区公民館がコミュニティセンターへ移行
大宝東小学校開校(市内9校目)
大宝東児童館開館(館内に地域子育て支援センター開設)
東海道新幹線「(仮称)南びわ湖駅」着工
滋賀県の政策変更により東海道新幹線「(仮称)南びわ湖駅」設置を中止
同報系防災無線システムの運用開始
市内小中学校で、きらりフルチャレンジ「くりちゃん検定」開始
自然体験学習センター(森の未来館)開館
「百年先のあなたに手渡す栗東市景観計画」を策定
新幹線新駅予定地周辺の栗東西都心土地区画整理事業を廃止
新幹線新駅中止後のまちづくり基本構想(後継プラン)発表
ごみ処理の一部有料化を実施
公用車に電気自動車を導入
栗東西中学校増築工事竣工
手原駅に栗東観光案内所オープン
図書館に小林児童文庫を開設
「草津・栗東くるっとバス」運行開始
国道1号栗東水口道路・水口道路開通
名神高速道路栗東湖南IC供用開始
栗東市危機管理センター運用開始
栗東市立学校給食共同調理場運用開始
人口7万人突破
第六次栗東市総合計画策定
栗東市「総合防災マップ」の作成・配布
東京2020オリンピック聖火リレー
草津栗東行政事務組合設立
こども家庭センター設置
小・中学校の学校給食5日制開始
子ども医療助成対象を中学生・高校生まで拡大
栗東市公式LINE開設
栗東西図書館に学習コーナー「学習BASE」オープン
移動図書館「みどり号」が16年ぶりに運行再開(①)
国道1号 栗東水口道路I(ワン) 主要地方道 大津能登川長浜線 開通
わたSHIGA輝く国スポ・障スポ開催(②)
地域子育て支援センター大宝東がアル・プラザ栗東に移転リニューアルオープン(③)
①移動図書館「みどり号」が16年ぶりに運行再開
②第79回国民スポーツ大会レスリング競技会
③栗東市立地域子育て支援センター大宝東
問合せ
シティプロモーション推進課 秘書広聴係
TEL:077-551-0102 / FAX:077-553-1280
「交通のまち・馬のまち」
「交通の要衝」栗東
近年、県内で多くの道路が供用開始されています。本市周辺の交通環境も大きく変化し、日々の生活の中でそれを実感している人も多いのではないでしょうか。
本市が市制施行25周年という節目を迎えるにあたり、古くから「交通の要衝」として重要な役割を担ってきた栗東の歴史を、改めて振り返ります。
国道1号栗東水口道路県道大津能登川長浜線 全線開通(令和7年8月23日)
交通の要衝・政治の中心
~岡遺跡が語る古代の栗東~
東西を結ぶ交通の要衝として、古くから主要な道路が整備されてきた近江(滋賀県)。その中でも、東海道と東山道(後の中山道)が通る栗太郡は、特に重要な地域でした。さらに、古代の国の役所(国衙(こくが))が瀬田丘陵(大津市大江付近)に置かれていたことから、栗太郡は政治の中心エリアでもありました。
この栗太郡の役所(郡衙(ぐんが))があった場所が、岡・目川・下戸山にまたがる岡遺跡です。昭和61年(1986)からの大規模な発掘調査では、1300年ほど昔の奈良時代の郡衙を示す大型掘立柱建物などの遺構が発見されました。
郡衙の全容がこれほど広範囲に明らかになった例は珍しく、全国から大きな注目を集めました。貴重な遺構は現在、保護のために土を被せた盛土保存が施され、今も農地として活用されながら大切に守られています。
圃場整備前の岡遺跡周辺
花開く街道文化
~立場のにぎわい~
今から約400年前の江戸時代初め、全国の街道が整備されました。近江には東海道と中山道の2つの大動脈が通り、豊かな街道文化が花開きました。
東海道と中山道が合流する草津宿(草津市)に隣接し、市内を両街道が通る栗東には、旅人たちの憩いの場である立場(休憩所)が3か所設けられていました。東海道の梅ノ木立場(六地蔵)と目川立場(岡)、中山道の中沢立場(中沢)です。
これらの立場では、“名薬和中散”(梅ノ木立場)や“目川田楽と菜飯”(目川立場)といった名物が生まれました。また、中沢立場でも和中散が販売されていたほか、梅ノ木立場と目川立場の中間に位置する手原には、目川田楽と菜飯を販売するすずめ茶屋が置かれていました。これらは旅人に買い求められただけでなく、名所図会(めいしょずえ)(ガイドブック)や浮世絵を通じて紹介され、名物として全国に知れ渡っていったのです。
旧和中散本舗(史跡)
田楽茶屋ほっこり庵の「ほっこり庵セット」(田楽豆腐と菜飯)
街道から鉄道へ
~手原駅の開業~
明治時代に入ると、栗東周辺の交通環境は近代化に向けて大きく動き出します。明治22年(1889)、官設鉄道の東海道線(現在のJR東海道本線)と、民間鉄道の関西鉄道(現在のJR草津線)が相次いで開業しました。しかし当時、関西鉄道は草津・石部・三雲・深川(現在の甲南)・柘植の5駅しかなく、明治45年(1912)に東海道線の守山駅が開業してからも、栗東の地には駅がない状態が続いていました。
この状況を打破しようと、大正時代に入ると、すでに国有化されていた草津線の草津・石部間に新駅の設置を望む声が高まります。大正9年(1920)、治田・金勝・葉山・大宝の4か村が手を取り合って請願を行い、大正11年(1922)、ついに手原駅が開業しました。
この4つの村は、昭和23年(1948)に組合立栗東中学校を開校させ、昭和29年(1954)には合併して栗東町となります。手原駅の開業は、現在の本市の礎を築く大きな一歩だったのです。
開業当日の手原駅
組合立栗東中学校校旗
高速道路が拓いた「馬のまち」への道
その後の栗東町は、昭和38年(1963)に名神高速道路栗東インターチェンジが供用開始されると、広域交通の要衝として、戦後日本の高度経済成長を象徴するような劇的な発展を遂げていきました。
栗東インターチェンジが呼び水となり、昭和44年(1969)にはJRA栗東トレーニング・センターが開場します。日本中央競馬会(JRA)が検討していた競走馬の調教施設の誘致に、町が名乗りを上げたのは昭和38年(1963)のこと。最終的に栗東が選ばれた最大の決め手は、開通したばかりの名神高速道路を使い、各地の競馬場へ迅速かつ安全に競走馬を運送できる抜群の交通アクセスにありました。
これ以後、トレーニング・センターは栗東に「馬のまち」という新たなイメージをもたらし、そのまちづくりに大きな影響を与えてきました。
名神高速道路栗東インターチェンジ造成の頃(昭和36年撮影)
栗東八景「払暁(ふつぎょう)の駒音~早朝の栗東トレーニング・センター~」
栗東駅開業から「単独市制施行」、そして未来へ
国道1号・8号も含めた優れた交通環境を背景に、工業や商業の集積、そして住宅地の開発が進んだ栗東町。平成3年(1991)にはJR東海道本線の栗東駅が開業し、京阪神エリアへのアクセスも大きく向上しました。このような力強い発展が実を結び、平成13年(2001)10月1日には、全国でも珍しい単独での市制施行を成し遂げました。
それから25年。私たちのまち栗東は、交通の要衝としての役割を担いつつ、まちづくりを続けています。
岡地先の環状交差点(ラウンドアバウト)シンボルマーク
問合せ
栗東歴史民俗博物館
TEL:077-554-2733 / FAX:077-554-2755
