栗東市市制施行20周年記念展「栗東のあゆみ」関連企画


歴史文化財講座

「祈りのちから〜五百井神社の信仰〜」

 栗東市の20年のあゆみの中で、最も大きな被害をもたらした自然災害である平成25年(2013)9月の台風18号では、栗東市下戸山の五百井神社でも、山崩れによって本殿や拝殿が倒壊し、一帯が土砂と倒木に覆われるという壊滅的な被害を受けました。
 被災後、神社の関係者や地元の人たちが中心になって、土砂に埋もれた神像を探し出す作業が行われ、10世紀後半から11世紀初めの男神坐像とともに、誰も存在を知らなかった南北朝時代末期から室町時代初期(14世紀末〜15世紀初期)の狛犬(1対)が発見されています。栗東歴史民俗博物館では、これらの神像と狛犬を発見直後から預かるとともに、MIHO MUSEUM(甲賀市)の協力も得て、保存・修復に取り組みました。
 その後、男神坐像は、平成27年(2015)に滋賀県指定有形文化財に指定され、被災からの復興を目指す神社の関係者や地元の人たちの励みになるとともに、栗東市にも明るい話題をもたらしたのです。
 この歴史文化財講座では、五百井神社の被災から復興にむけたあゆみを振り返るとともに、地域の中で祈りや信仰が果たしてきた役割について考えます。


日   時:11月3日(文化の日)14時から(2時間程度)

登 壇 者:宇野 日出生 さん (小槻大社・五百井神社 宮司)
      梨 純次  さん  ((公財)秀明文化財団 理事)
      佐々木 進  さん  (栗東歴史民俗博物館 元館長)

会   場:栗東歴史民俗博物館 研修室

参 加 費 :無料

定   員:50名

申込方法:先着順(電話または栗東歴史民俗博物館受付にて)

受付開始:10月5日(火曜日)9時30分

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