喫煙者のそばにいるたばこを吸わない人は、自分でたばこを吸わないのにたばこの煙を吸い込んだり、喫煙者の呼気(吐く息)を吸い込んだりして、無意識にたばこを吸っているのと同じ状態になります。この状態が「受動喫煙」です。
受動喫煙が死亡、病気や障がいを引き起こすことは明らかであると、次のことが報告されています。
@ 発がん性がある化学物質や有害大気汚染物質で人に悪影響を与えます
A 乳幼児突然死症候群、子どもの呼吸器感染症やぜんそく発作を起こしやすくするなど、呼吸器の病気の原因となります(特に親の喫煙によって、子どものせき・たんなどの呼吸器症状や呼吸機能の発達に悪影響が及びます)
B 心臓など循環器への急性な悪影響があります。