◎ささやかなまちづくり事業〜地域ふれあい花壇〜
当安養寺西自治会は栗東中学校と治田東幼児園の2教育施設と市指定史跡「椿山古墳」があり、また市庁舎に隣接する自治会です。
こうした地理的条件を活かしながら“ゆとり豊かさを実感できるまちづくり”“夢を持てるまちづくり”を目指し、平成9年「安養寺西区まちづくり委員会」が発足しました。そして「教育施設と調和・融和できる公園整備」「花いっぱいのまちづくり」などを中心に先達が鋭意検討、努力されてきました。
平成10年に「創意と工夫の郷づくり事業、地域ふれあい花壇」活動が始まりました。この事業では、栗東中学校生徒会とエコロジー委員会および当自治会青少年育成委員会、生活環境委員会が中心となって7月(パンジー、マリーゴールド、サルビア)と12月(パンジー、ビオラ)に植栽をしています。場所は中学校玄関前と道路沿いです。中学校の生徒と地域の人とが互いに「ふれあい」、花を育てることをとおして、人と人との「やさしさ」や「おもいやり」のある人間に成長してほしいという願いで取り組んでいます。中学生ともなると地域とのつながりも薄くなり、交流の場をつくりたいという思いが十数年間活動が続いている大きな要因だと思います。中学校卒業後、路傍の花々に心を寄せるやさしいゆったりとした気持ちを失わず美しさに感動する心「美感」、そして少しの遊び心を持っていろいろなことを想像、創造する気持ち「遊想(創)」を持ち続けてほしいと願っています。こうした一隅を照らすささやかな活動でも、市内あちこちで実施されれば大きな意味でのまちづくり、景観条例に沿ったものとなるのではないかと思っています。

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