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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 市の北東部に位置する蜂屋・下鈎にまたがる下鈎東遺跡では、これまで多くの発掘調査が実施され、弥生時代から江戸時代に至る幅広い遺構が発見されてきました。
 この中で特に注目されていたのは幅1〜2mの溝でした。その溝はどうやら東西154m、南北172mの範囲を方形に巡っており、何らかの施設を区画する溝(区画溝)と推測されましたが、溝の内部にどのような建物があったのか、新たな調査による解明が待たれていました。
 平成21年〜 22年にかけて、その溝の内部の発掘調査が行われ、白鳳時代から奈良時代ごろ(7世紀後半から8世紀代)の屋根瓦や土器が多量に出土しました。また、方形区画の中心部近くからは、一辺16m、高さ20cmの方形のマウンド(土盛)が発見されました。さらに、マウンドの周辺では古代寺院の屋根の左右に乗せられた鴟尾の破片も出土したことから、このマウンドが寺院建物の基壇であったことが判明しました。
 このように今回の発掘調査の結果、区画溝の内部が、白鳳時代に創建された、今まで知られていなかった寺院跡であったことが明らかとなり、市内では手原廃寺(現在の手原駅付近)や小平井廃寺(小平井地先)に次ぐ、三例目の古代寺院の発見となりました。
 しかしこの寺院跡が、古代においてどのように呼ばれていたのか、創建者は誰であったのかなど、あらたな謎も生まれました。当遺跡の解明に向けて、さらなる周辺部の調査が期待されます。
問合せ
栗東市出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514
○できることから始めよう! 〜朝ごはんでエンジンを始動しよう!〜
《川島隆太教授の脳科学からのアドバイス》
 “朝ごはんを食べないと、午前中がんばりたくても8割の力しか出せません。朝ごはんの習慣の大切さは大学進学についての統計データにも表れています。就職についても同様であり、その後においても影響があります。朝ごはんを抜くということは、自分の才能を2割削っているということです。また、私たちの研究で「おにぎりだけ、パンだけ」の人は、実は食べていない人と同じということが分かってきました。脳の働きを高めるブドウ糖を使うためには、ビタミンB1、リジン(アミノ酸)が必要です。ですから、おかずもきちんと食べなければいけません。”
 市内の子どもたちの朝食摂取率は小学生で97%、中学生で92%です。朝ごはんは元気の源です! 朝ごはんを大切にし、おかずもきちんと食べるという運動をみんなで展開しましょう!
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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