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平成23年度の決算状況
 平成23年度の一般会計決算額は、歳入総額282億227万円、歳出総額276億4,737万円となり、歳入歳出の差し引き額から平成24年度へ繰り越した事業の財源2,735万円を除いた実質収支額は、5億2,755万円となりました。
◎歳入
 歳入は前年度に対して50億5,318万円、15.2%の減。歳入は、市税や使用料、手数料などの自主財源と国・県の補助金や市債などの依存財源に分けられます。内訳は、自主財源が207億5,511万円で構成比73.6%、主に基金繰入金収入の減により、前年度比40億8,778万円、16.5%の減となりました。
 また依存財源は74億4,716万円で構成比26.4%、主に市債の減などにより、前年度比9億6,540万円、11.5%の減となりました。
歳入
◎歳出
 歳出は前年度に対して52億6,614万円、16.0%の減。
 歳出は使われる目的によって分けられ、民生費(構成比25.9%)、総務費(23.4%)、土木費(16.5%)、公債費(14.3%)の順となっています。
 また、経費の内訳を性質別に見ると、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が117億8,838万円で構成比42.6%となっています。子ども手当などの扶助費の増加により全体では3億6,825万円の増となりました。
 投資的経費は19億2,520万円で構成比7.0%、前年度比16億7,463万円、46.5%の減です。投資的経費とは、主に公共施設を整備するための費用で、平成22年度に国の補助金を活用し、小中学校の耐震補強・大規模改造・増築工事を重点的に実施したことから、平成23年度は前年度と比較して事業費が大きく減少しました。
 その他の経費は139億3,379万円で構成比50.4%、土地開発公社貸付金などが減少したことなどにより、前年度比39億5,976万円、22.1%の減となりました。
 本市の将来負担比率(注)は平成23年度決算で281.8%となりました。地方債現在高の減少などにより前年度から30.8ポイント低下したものの、依然として非常に高い比率です。この状況を改善するため、今後も(新)集中改革プランによる支出抑制への取り組みを継続し、市債発行の縮小や、土地開発公社の抜本的改革などにより債務の低減を図り、財政の健全化を目指します。

(注)【将来負担比率】…自治体の財政の健全性を判断する指標の一つで、地方債現在高のほか一般会計などが将来負担すべき実質的な負債を捉えた比率です。詳しくは、市ホームページをご覧ください。

歳出(目的別)
歳出(性質別)
●特別会計
会計名 歳入 歳出
土地取得 2億1,198万円 2億1,110万円
国民健康保険 48億9,941万円 48億1,311万円
後期高齢者医療 4億 389万円 3億8,696万円
介護保険 22億5,857万円 22億5,128万円
墓地公園 814万円 457万円
大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業 9,184万円 9,055万円
大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業 9,554万円 9,178万円
公共下水道事業 34億2,694万円 30億5,913万円
農業集落排水事業 3,096万円 3,006万円
合計 114億2,727万円 109億3,855万円
●水道事業会計
  収益的 資本的 備考
収入 11億8,350万円 2億2,080万円 ※資本的収入のうち、翌年度繰越額に係る財源充当額1億2,577万円
支出 11億 529万円 3億4,538万円  
差引 7,821万円 ▲1億2,458万円  

※資本的収入額が資本的支出額に不足する額2億5,035万円(資本的収支の不足額1億2,458万円と翌年度繰越額に係る財源充当額1億2,577万円)は、当・過年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。

●市の財産
基金 34億6,581万円
土地 991,058u
建物 214,841u
●基金の現在高
 基金には、年度間の財源の不均衡を調整するための基金や施設の建設など特定の目的のため資金を積み立てる基金などがあります。
 本市では、新幹線新駅の建設や墓地公園の整備などの資金に充てるための基金を設置しています。
 平成23年度末の基金の現在高は次のとおりです。合計で34億6,581万円となり、22年度と比べて21億1,691万円の増加となりました。これは、信用不安により金融機関から融資を受けられなかった土地開発公社に貸し付ける財源として22年度に取り崩した基金(22億5,000万円)を、23年度に公社から返済され、積み立てたために増加しました。
(平成23年度末現在)
財政調整基金 3億3,951万円
減債基金 2億 767万円
東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅建設等整備基金 18億1,808万円
墓地公園等整備基金 2億8,961万円
その他特定目的基金 1億9,428万円
土地開発基金 6億 126万円
その他定額運用基金 1,540万円
合計 34億6,581万円
※市民1人当たり52,582円の現在高です。
●市債の現在高
 市債とは、市が道路や施設の整備などを行う場合、国や金融機関から借り入れるお金のことです。
 市債には、応急的な財源の確保と、これらの施設を利用していく「将来の市民の皆さん」にも費用を負担していただくという世代間の公平性を図るという機能があります。
 平成23年度末の市債の現在高は、次のとおりです。合計で591億674万円となり、平成22年度末と比べて、20億5,936万円の減少となりました。
(平成23年度末現在)
一般会計 358億1,180万円
土地取得特別会計 22億6,796万円
大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業特別会計 1億4,836万円
大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業特別会計 5億9,223万円
公共下水道事業特別会計 180億9,949万円
農業集落排水事業特別会計 2億1,219万円
水道事業会計 19億7,471万円
合計 591億 674万円
※市民1人当たり896,739円の現在高です。
平成24年度(上半期)予算執行状況
 市では毎年2回、財政状況をお知らせしています。今回は、平成24年度上半期(4月1日〜9月30日)の予算の執行状況をお知らせします。平成24年度も年間をとおして、目的ごとに細かく決められた予算どおりに事業を計画的に進めています。
●一般会計執行状況
歳入
  予算額 収入済額 収入率 主な内容
市税 121億 526万円 72億3,634万円 59.8% 市民税、固定資産税、市たばこ税
地方譲与税など 14億 100万円 8億3,890万円 59.9% 地方譲与税、地方消費税交付金、地方特例交付金、地方交付税
分担金・負担金 2億8,040万円 9,416万円 33.6% 健診負担金、学校給食負担金
使用料・手数料 10億4,073万円 4億2,553万円 40.9% 保育料、市営住宅使用料
国庫支出金 29億2,128万円 11億6,204万円 39.8% 生活保護費負担金、子ども手当負担金、社会資本整備総合交付金
県支出金 12億2,899万円 2億7,783万円 22.6% 福祉医療費補助金、県税徴収委託金
財産収入など 11億6,822万円 1億4,868万円 12.7% 土地売払収入、JRA環境整備寄附金
繰越金 1億7,272万円 5億2,755万円 305.4% 前年度繰越金
諸収入 43億4,866万円 9,451万円 2.2% 預託金元金収入、福祉医療費高額療養費
市債 15億1,640万円 0円 0.0% 道路整備事業債、臨時財政対策債
合計 261億8,366万円 108億 554万円 41.3%  
歳出
  予算額 執行済額 執行率 主な内容
議会費 1億8,842万円 9,713万円 51.5% 議員報酬、議会運営費
総務費 62億9,941万円 13億6,671万円 21.7% 庁舎維持管理費、地域振興事業費、交通安全施設整備事業費
民生費 73億 84万円 29億1,017万円 39.9% 老人福祉事業費、障がい福祉事業費、保育所運営費
衛生費 17億4,008万円 5億6,901万円 32.7% ごみ収集・処理経費、各種健診事業費
労働費 6,250万円 4,000万円 64.0% シルバー人材センター補助、勤労者福祉推進経費
農林水産業費 2億9,004万円 9,360万円 32.3% 生産調整推進事業費、土地改良事業費
商工費 2億6,245万円 8,026万円 30.6% 商工会補助、中小企業振興事業費
土木費 22億6,349万円 2億5,576万円 11.3% 道路整備事業費
消防費 6億7,173万円 4億 766万円 60.7% 消防署負担金、消防団活動費
教育費 32億1,199万円 11億1,579万円 34.7% 幼稚園運営費、小・中学校運営費、さきら運営費
公債費 38億8,271万円 11億2,577万円 29.0% 市債償還金
予備費 1,000万円 0円 0.0%  
合計 261億8,366万円 80億6,186万円 30.8%  
●水道事業会計執行状況
  予算額 収入・執行済額 収入・執行率
収益的 収入 12億3,564万円 5億6,505万円 45.7%
支出 12億1,481万円 4億7,467万円 39.1%
資本的 収入 6億3,401万円 64万円 0.1%
支出 9億1,628万円 6,551万円 7.1%

※水道事業会計は、民間企業のようにその事業の収入で支出を賄う独立採算の企業会計です。収益的収支は、人件費や物件費など毎年必要な経費、資本的収支は、新しい水道管の敷設などに必要な経費のことです。

●特別会計執行状況 ※平成23年度からの 繰越事業費は含みません。
会計名 予算額 収入済額 収入率 支出済額 執行率
土地取得 2億 873万円 89万円 0.4% 7,249万円 34.7%
国民健康保険 49億6,538万円 18億 912万円 36.4% 20億9,170万円 42.1%
後期高齢者医療 4億6,231万円 1億5,410万円 33.3% 1億5,794万円 34.2%
介護保険 24億7,867万円 9億2,085万円 37.2% 10億2,016万円 41.2%
墓地公園 518万円 851万円 164.3% 181万円 34.9%
大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業 8,046万円 129万円 1.6% 2,421万円 30.1%
大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業 1億1,208万円 376万円 3.4% 3,836万円 34.2%
公共下水道事業 29億6,599万円 8億 397万円 27.1% 6億4,872万円 21.9%
農業集落排水事業 2,876万円 205万円 7.1% 1,209万円 42.0%
合計 113億 756万円 37億 454万円 32.8% 40億6,748万円 36.0%

特別会計…国民健康保険のように相互扶助を目的とした事業や、下水道のように受益の程度に応じた事業は、原則として受益者たちが負担するお金で運営するため、一般会計とは別の「特別会計」になっています。

◎24年度上半期、こんなことを実施(具体的施策抜粋)
■トップセールスとリーダーシップで地域経済に元気を創出します。
●まちづくり基本構想(後継プラン)に係る基盤整備
●JR手原駅に栗東観光案内所を開設
●商工振興ビジョンを策定中
■子どもが伸び伸びと元気に育つ環境づくりを進めます
●妊婦健康診査の一部助成
●治田小学校・大宝西小学校の増築工事
■みんながいきいき元気に暮らせるまちづくりを更に進めます。
●いきいき百歳体操を推進
●肺がん検診の実施
■だれもが安心できるまちづくりで、元気なひと、元気な地域づくりを進めます。
●カラー舗装など通学路の安全対策
■行政に安心と、職員に元気を
●行財政改革市民検討委員会の実施
●まちづくり座談会の開催
問合せ
財政課 財政係 TEL.551-0100 FAX.554-1123
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