9月15日から16日にかけて続いた台風18号による雨は、降り始めからの総雨量436mm、1時間あたりの最大雨量43mm(上砥山観測所)となり、本市に甚大な被害をもたらしました。
安養寺山で8カ所の土砂崩れが発生、金勝川の上砥山地先で擁壁が崩壊、目川地先で堤防が決壊するなどにより、974世帯2,771人に避難勧告を行うこととなりました。
また、市内各地で河川の水があふれたり、道路が冠水したりし、道路法面の崩落もあり、通行できない道路も発生しました。山間部などでのがけ崩れも起き、林道はほとんど通行できなくなっています。42.35haの農作物の農地にも被害が及びました。
住宅への被害は全壊3棟、半壊2棟、床上浸水13棟、床下浸水79棟に及び、観音寺水源地浄水施設隣接法面の崩壊により浄水施設が全壊するなど住宅以外の建物被害も発生しています。
土砂崩れによってお一人の尊い命が失われたことは本当に残念でなりません。お亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
市では、直ちに災害対策本部を立ち上げ、被災状況の把握に努め、被災個所の緊急対応にあたっています。引き続き、1日も早い復旧・復興を目指して取り組みを進めるとともに、被災された方の支援に全力で取り組んでまいります。 |