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つながりが広がりに
 市では、障がいのある人も、ない人も安心して暮らせる「ノーマライゼーション」のまちづくりに取り組んでいます。障がいのため一般就労が難しい人に生活指導や作業指導を行い、地域に根ざした自立を目指す障がい者支援施設で、つながりが新たな可能性へと広がっている取り組みを紹介します。
○自然栽培の野菜を使った「おもやキッチン」を2月にオープン予定 〜おもや〜
■「自然栽培」で安全・安心の野菜づくり
 平成23年に霊仙寺に誕生した作業所「おもや」。縁側があり、おじいちゃん、おばあちゃんがいて、地域の人が気軽にあいさつをしてくれるようなコミュニティが自然にできあがっている、あたたかな家「母屋」のイメージから名付けられました。農薬も肥料も除草剤も一切使わない、「自然栽培」の野菜のおいしさが評判となり、今では市内をはじめ、県内外の多くの店舗やイベントなどで出荷・販売されています。
 「自然栽培をしている作業所は、滋賀ではここだけで、土の力を最大限にいかして野菜を育てています。草は刈って根を残します。根があることにより、微生物のすみかとなり、土本来の力を取り戻すからです。虫取りや草取りの手間を十分にかけ、野菜の成長を支援しています」と語る施設長の杉田健一さん。利用者とスタッフの愛情をたっぷりと受けた野菜が育まれています。
■「おもやキッチン」を地域コミュニティに
 「おもや」が次に展開するのは、これらの野菜を主役にした飲食店「おもやキッチン」。「どんな規格外の野菜でも手間をかければ食べることができます。おいしい野菜を使った料理を出したい」と語る杉田さん。「気軽にご飯を食べることのできる場所があることで、障がいのある人の暮らしの展開が自由になり、広がればと思います。地域の皆さんのコミュニティにもなって、それが輪になって広がっていけば」と夢が膨らみます。
 作業所横に、店舗のオープンは2月、プレオープンは1月中旬の予定。新年、栗東からまた一つ、新しい風が吹きそうです。
○芸術作品が生まれる陶芸場で「ランチ会」交流
 〜第二栗東なかよし作業所 観音寺窯〜
■観音寺の自然+おいしいランチ+交流
 豊かな自然に囲まれた、第二栗東なかよし作業所の観音寺窯。ゆるやかな時間が流れる陶芸場は、作業所の利用者の皆さんが創作活動を行っている場です。世界的に有名な澤田真一さんの作品が生まれるこの場所で、「ランチ会」が開催されています。「作業所やボランティアの皆さんに、おいしいランチを食べてもらいたい」という市民皆さんの思いや、この場所に魅せられた人が集い、自然な交流が生まれています。
 11月29日(土)に開催された「ランチ会」は、作品を3日間焼き続ける「窯焚き」の2日目。参加者お手製の料理などをつまみつつ、竹にパン生地を巻いた「竹パン」を火にあぶりながら、会話に花が咲きます。参加した子ども達は、自分の陶芸作品を作ったりと、それぞれがゆったりとした時間を楽しみながら過ごしました。
 「この窯ができて14年。毎年2月には、作品展を開催しています。皆さんがこのように集ってくれることは、地域の人との『交流』を目指す観音寺窯の目的そのもの。障がいのある人が素晴らしい力を持っていることをより多くの人に伝えていければ」と語る支援専門員の池谷正晴さん。
 ゆるやかな交流が、集う人々の心と体を満たし、心地よい時間が流れています。
「栗東地区障がい者事業所連絡協議会」を設立
安定し、自立した生活の実現のため、障がい者事業所の活用を
 このたび栗東地区にある障がい者の事業所が一堂に会する「栗東地区障がい者事業所連絡協議会」を設立しました。協議会では、障がい者の「安心」「働きたい」「住み慣れた地域の中で暮らしたい」と言う思いを大切にし、活動しています。
 栗東地区にある障がい者事業所では、通所される皆さんの身の回りの介護、生活訓練、就業訓練を行うとともに、その能力や適性を生かしながら自主製品作りや各種サービスを行い、働くことで収入を得ています。しかし、その認知度はまだまだ低く、必要な工賃が確保されていないのが現状です。働く障がい者の皆さんが、少しでも安定し、自立した生活が実現できるように、協議会では、それぞれの事業所の特徴やサービスを広く知ってもらうとともに、市民の皆さんからの仕事の提供、製品の購入、サービス利用をお願いしたいと考えています。
 それぞれの事業所では、常に心のこもった商品、安心・安全・確実なサービスが提供できるように努めています。ぜひとも、企業活動や各種団体、自治会などを通して販売、活用の輪を広げていただきますよう、ご協力、ご支援をお願いします。 
問合せ
栗東地区障がい者事業所連絡協議会事務局(なごやか・身体障害者デイサービス事業所)
TEL.554-6112 FAX.554-6106

パレット・ミル TEL.558-4500
工場内での仕事、木製パレット・木枠製造、各種選別・仕訳・清掃・除草、焼菓子などの食品製造など

栗東なかよし TEL.552-5413
第二栗東なかよし TEL.554-5601
焼きたてパン・クッキー、各種ケーキの製造など

しがなんれん TEL.552-8197
チラシ折り、ラベル貼り、机上の軽作業など

おもや TEL.598-5368
自然栽培の野菜製造・販売、イベント出店など

くりのみ作業所 TEL.552-0103
下請け作業(各種部品組立、袋入れ、加工)など

なごやか(栗東市身体障害者デイサービス事業所) TEL.554-6112
障がい者デイサービスおよび障がい児入浴サービスの提供

むつみ園 TEL.565-1456 第二むつみ園 TEL.518-6232
クリーニング、清掃作業、草刈り、各種部品組立、菓子箱折り、古紙回収など 

伊藤選手と川副選手に栗東市スポーツ賞
 11月25日、アジアパラ競技大会・全国障害者スポーツ大会に出場された選手の大会報告会が行われました。その中で、全国障害者スポーツ大会で1位入賞された伊藤さゆり選手(フライングディスク〔アキュラシー〕1位・写真中央下)、川副真斗選手(陸上競技〔1500m走〕1位・写真左下)に栗東市スポーツ賞が授与されました。
団体や市が表彰受賞
■栗東中学校支援地域本部(栗中サポーターズクラブ)が文部科学大臣表彰
 「平成26年度 優れた『地域による学校支援活動』推進にかかる文部科学大臣表彰」を受賞。栗東中学校支援地域本部は、平成20年に「生徒を見守る地域の目を学校に」との思いから、「栗中サポーターズクラブ」を結成。現在、28人の地域住民や保護者が登録し、教育支援活動に尽力されています。
■栗東市消防団が国土 交通大臣表彰
 「平成26年度 水防功労者国土交通大臣表彰」を受賞。平成25年9月の台風18号、その後の26号・27号の集中豪雨に際し、8日間延べ132人が出動し、市民の生命を守るために尽力されました。
■栗東市が滋賀県警察本部長から賞賛状
 平成25年9月20日から交通死亡事故が発生しておらず、平成26年9月6日で、350日目を達成。長期間にわたり、交通死亡事故の発生抑止に貢献したとして受賞しました。
 これからの季節は、朝夕に冷え込む日も多くなり、道路の凍結なども多くなります。スピードダウンでゆとり運転をお願いします。
冬の電気、上手な使い方
 この冬、関西電力管内では、安定供給に必要な最低限の電力を確保できる見通しですが、定着した節電分を見込んでいることから、無理のない範囲での着実な節電・省エネの協力をお願いします。
<暖房のポイント>
■エアコン

・フィルターは2週間に1回程度を目安に清掃すると、目詰まりによる暖房能力低下を防ぐことができます。

・日射がない時間は、カーテンやブラインドを閉めて窓からの冷気が入ってくるのを防ぎましょう。

・暖かい空気は上昇するため、エアコンの風向きを下に向けましょう。また、扇風機などを天井に向けて使用し、暖気を循環させることで暖房効率が上がります。

■こたつ・電気カーペット

・こたつの掛け布団を2枚にすることで、熱が逃げにくくなります。さらに、こたつの敷き布団や電気カーペットの下に断熱効果のあるマットなどをもう1枚敷くことも効果的です。

■電気ストーブなど

・寒い脱衣所やトイレなどの狭い空間を暖める時は、すぐに暖まる電気ストーブなどの活用がお勧めです。

■ガス、石油ストーブ

・一定時間で窓を開けるなどの換気を必ず行い、一酸化炭素中毒に注意しましょう。
急激な温度の変化は身体に負担がかかり、特に高齢者や高血圧の人に与える影響は大きいものです。健康も考え、極端に寒さを我慢することは控えましょう。

問合せ
環境政策課 環境政策係 TEL.551-0336 FAX.554-1123
平成25年台風18号被害の復旧状況
 市民・地域の皆さんのご協力により、工事などの復旧事業が進んでいます。
■都市基盤施設の復旧
@安養寺山の斜面山崩れによる治山事業
 7つの工事を進めています。うち5つが完了しました。
A金勝川の災害復旧工事
 全7カ所の工事が完了しました。
B金勝山間部の 林道復旧工事
 61カ所中28カ所が完了しました。
(写真は復旧工事の状況)
問合せ
危機管理課 総合防災・危機管理係 TEL.551-0109 FAX.551-0149
市長への手紙

市長への手紙
あなたの意見を
  お寄せください

 日々の生活の中で市政について気付いたこと、考えていることなど、皆さんのご意見、ご提案をお待ちしています。
 手紙は必ず市長が読ませていただきます。個々の内容は関係する部署が責任を持って返事を作成し、市長が確認の上、署名をして手紙にてお返しします。
 また、市民の皆さんには内容を抜粋して、市ホームページなどで公開します。
 「広報りっとう」1月号内の用紙をご利用いただくほか、はがきや私製の封書、インターネット(市ホームページhttp://www.city.ritto.shiga.jpから市長の部屋→市長への手紙→市長への手紙へ進む)などで受け付けています。また、市役所1階ロビー、なごやかセンター、市立図書館、栗東西図書館、各コミュニティセンターにも用紙を設置しています。
 平成26年度に寄せられた市長への手紙から、ご意見・ご提案と返事を紹介します。
 なお、市長への手紙のご意見・ご提案と返事は、市ホームページにも掲載しています。
○聴いてください
 栗東駅前にエレベーターを設置してください。
○お答えします
 栗東駅は平成3年に開業し、その時点では西口自由通路に車椅子対応のエスカレーターを設置し、平成18年には東口自由通路にエレベーターを設置しています。
 今後、西口自由通路と駅構内へのエレベーターの設置については、平成27年度を目途に、「栗東市バリアフリー基本構想」を策定し、その後、国費などの補助を受けてJRとの協議を整え、平成30年度の供用開始を目指したいと考えています。
○聴いてください
 税金の納入をコンビ二でもできるようにしてください。
○お答えします
 コンビニエンス・ストアでの税金・料金の納付は、近隣市町での導入が進む中、市民の皆さまにはご不便をおかけしています。
 市では、現在収納システムのコンビニ収納対応作業をしており、平成27年4月からの開始に向けて関係機関と調整中です。 今しばらくお待ちいただくことになりますが、平成27年度よりご利用いただけますので、よろしくお願いいたします。
市長への手紙制度についての問合せ
広報課 広聴係 TEL.551-0641 FAX.554-1123
美田を次世代に継承する決意で設立「農事組合法人 上砥山営農組合」
 本市に新たな農事組合法人となる、「農事組合法人 上砥山営農組合」が誕生しました。
 上砥山地域では、農業に関連した五穀豊穣祭事や伝統文化継承による地域のつながりを大切にしたまちづくりに取り組んでいます。
 農業経営が厳しさを増す中、組織力や経営力を高め、「意欲と活力ある農業」を目指し、自然にやさしい米作りでおいしいお米を生産し、立派に圃場整備された美田を次世代に継承するため、この度、法人化を決意されました。
 この地域のお米は、近江米を代表する「江州金勝上砥山の米」といわれ、金勝山系の花こう岩から湧き出る清水と肥沃な大地の恵みにより、おいしいお米ができます。その田園風景は、栗東の景勝地を選んだ「栗太八景」に「砥山夕照」としても登場し、地域で大切にされています。
 市では、この上砥山地域の取り組みを、市の農業活性化のモデルとして、他の地域へ広げ、農業振興を推進していきます。
〜農家の仕事、家族内で協定〜
本市初の「家族経営協定」締結
 本市で初めてとなる、家族経営協定が締結されました。
 農家が家族内で就業上の役割や条件を取り決め、協定を結ぶ「家族経営協定」。この協定の調印式が12月10日、栗東市役所で行われ、農業委員会長、農林課長の立ち会いのもと、下戸山地域で新規就農される川ア俊介さん沙耶未さん、弘美さんが協定に調印しました(写真は川ア俊介さんと沙耶未さん)。
 川ア俊介さんは、「地域の支えや期待にこたえられるよう頑張りたい」と抱負を述べておられました。
問合せ
問合せ…農林課 TEL.551-0124 FAX.551-0148
 〜思わぬ高額請求!移動販売の物干し竿〜
 「物干し竿2本で千円」と巡回していた移動販売車を呼び止め注文した。支払い時に「1本1万5千円」と請求されたので、金額が違うと言ったが「長さを調節するために切ってしまったので解約できない」と言われ仕方なく支払った。領収書などの書面は受け取っておらず、相手の連絡先はわからない。
(60代 女性)
物干し竿の移動販売業者から高額な料金を請求されたという相談が寄せられています。他にも「物干し竿だけを希望しているのに物干し台まで買わされた」などの相談もあります。クーリングオフなどが可能な場合もありますが、領収書が発行されなかったり、発行されていても連絡先や住所が架空のものであり、その後の返金交渉ができないケースが見られます。
 移動販売業者から購入する際は、購入前にしっかり商品と金額を確認することが大切です。金額などに納得がいかない場合はきっぱり断りましょう。
問合せ
生活交通課 消費生活相談窓口 TEL.551-0115 FAX.551-0149
滋賀県消費生活センター TEL.0749-23-0999
 草津警察署安全伝言板
緊急の事件・事故は110番
 1月10日は「110番の日」。事件・事故が発生したとき、見たり聞いたりしたときは、素早く通報してください。
 110番は県内のどこからかけても警察本部の通信指令室につながり、近くのパトカーや警察官に指令し、現場に急行させます。
【110番通報のポイント】
@何がありましたか?…泥棒?交通事故?
Aいつ、どこで?…何時頃、現場の目標物
Bどんな事件・事故?…状況は?けが人は?
C犯人は?…人数、人相、服装、逃走方向
Dあなたのお名前は?…
 住所、氏名、電話、事件事故との関係
問合せ
草津警察署 地域第一課 TEL.563-0110 FAX.563-0116
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