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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 本年度、栗東歴史民俗博物館の敷地に移築されている明治時代の農家住宅、旧中島家住宅(国登録有形文化財)のヘッツイ(かまど)を市民の皆さんの手で再生するワークショップを行いました。新しいかまどは10月にお披露目する予定になっています。博物館ではこれを記念して、滋賀県のかまどを紹介する展覧会「湖国のヘッツイさん」を9月19日(土)から11月3日(祝)にかけて開催します(詳細はこちら)。
 ところで、皆さんはかまどいうとどのような姿を想像するでしょう。栗東で見られるかまどはたいてい、土間に設置されていますが、滋賀県内を見渡すと床の上に設置されているもの、部屋のなかにしつらえられたイロリのなかにあるものなど、バリエーション豊かです。またその呼び方も、栗東市域で使われる、クド、オクドサン、ヘッツイ、ヘッツイサンのほか、フドやコウジンなどさまざまです。展覧会ではこのような多様な滋賀県のかまどを紹介するとともに、かわいらしいままごと道具のかまど(写真)なども紹介します。
 現在のままごと道具にガスやIHのコンロがあるように、かまどが炊事の主役であった時代にはままごと道具としてかまどが流通していました。近江八幡市の商家に伝わったこのかまどには、実際に火をいれた痕跡が残っています。ひな祭りの頃、持ち主の少女が友達とともにこのかまどでかやくご飯を炊いて食べていたのだそうです。
 この展覧会ではこうしたかまどに関連する資料のほか、かまどにまつわる信仰として市内の愛宕信仰などを取り上げ、紹介します。ヘッツイ(かまど)が活躍していた頃を知る世代も、そうでない世代も、ぜひこの展覧会でヘッツイとそれを取り巻く人々の暮らしぶりに思いをはせてください。
 また、期間中10月12日(祝)に新しいかまどのお披露目を行ないます。詳細は10月号の広報でお知らせします。

旧中島家住宅かまど再生事業関連行事(お披露目)ヘッツイ(かまど)開きっ!!
 獅子舞による竈祓い、火入れ式、講演会などを予定
問合せ
栗東歴史民俗博物館 TEL.554-2733 FAX.554-2755
《治田東幼児園》「子は親の鏡」
 園では、毎月の誕生会後に保護者・民生委員の皆さんと一緒に「子育て談義」を行い、子育てで大切にされていることを話しあっています。 ほとんどの家庭が、どんなささいなことでも「ありがとうの言葉を大切にしている」と答えられ、「ありがとうが言える子育て」が浸透してきていることを感じます。 また、6月の「子育てにおける家庭の役割」と題して保護者研修を行った際も、「『子は親の鏡』という言葉の重みを感じながら、まず親である自分が理想の大人になれるよう心がけたい」という声を聞くことができました。今後も家庭とともに子どもたちに人として大切にしなければならないことを伝えていきたいです。
問合せ
幼児課 TEL.551-0424 FAX.551-0149
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