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講座の一つ「まちの魅力を探しに行こう」では、バスで市内を巡り、直接話を聞きながら、訪れた場所の写真や音源を切り取りました。
「うますぎる栗東」って?
「うますぎる」「うま」は、
   「上手い!」と"人の技術を"ほめる
   「美味い!」と"お料理"の美味しさを語る
   「旨い!」と"暮らし"の知恵やお得をお知らせ
   「馬」のまち"栗東"の特徴を表します。
 栗東の「うまい!」を発信していこうと昨年4月から始まったFacebook「うますぎる栗東」。「栗東のヒト・モノ・コトに出会えるページ」として、約30人の市民記者「りっとうミツケーター」と行政が協働でまちの魅力を発信中です。皆さんもぜひ「いいね!」で応援してください。
 また、CMの感想、Facebook「うますぎる栗東」で紹介できる「うまい!」情報などを広報課にお寄せください。

問合せ…広報課 TEL.551-0641 FAX.554-1123
E-mail:[email protected]
ワークショップを繰り返し、まちの魅力を発見し、映像で効果的に発信する方法を楽しく学びました。
まちの魅力、30秒CMに
 栗東市独自の30秒CMが6本誕生しました。この映像は、市民と龍谷大学の学生がともにまちの魅力を見つめ、台本を考え、撮影・編集して創り上げた作品。
 30秒で表現された映像には、栗東の魅力とともにまちへの愛情がつまっています。
まちの魅力を発見・発信する技術を学びながら制作
 昨年7月11日、市と龍谷大学との間で包括連携協定が締結され、第1弾事業として「うますぎる栗東映像プロジェクト」が始まりました。
 Facebook「うますぎる栗東」で、市民と行政がともにまちの魅力を発信しています。「うますぎる栗東映像プロジェクト」は、「まちにあるさまざまな『うまい!』を発見・発信する」という思いを共通理念に、媒体を映像に変え、30秒CMを創る計画です。
 公募により、栗東の魅力を発見・発信する市民「りっとうミツケーター」映像チームの25人と龍谷大学の学生11人が集まりました。ここに市職員有志も加わり、18歳から79歳までの約40人が7月から計6回の講座を受け、2月中旬にCMが誕生しました。
 講座の中でメンバーが学んだのは、まちの魅力を自らが発見し、映像で効果的に発信する視点。このため、まちづくりと映像の第一線で活躍する2人を龍谷大学から講師として招きました。目川・岡地域の交流拠点「かたつむ邸」で「語りから未来を紡ぐプロジェクト」などを展開する笠井賢紀さんと、「NHKスペシャル」「ガイアの夜明け」などを手がけるドキュメンタリー・ディレクターの松本章伸さんです。
 講師とともに、市民と学生が力を合わせ、「うますぎる栗東」をテーマに、より伝わる映像を目指し、制作が始まりました。
伝わる映像を目指し6つのグループが奮闘
 講座は毎回、多彩なワークショップで展開。まちの良さを考え、映像で効果的に表現する方法を学び、実際に栗東で伝えたい魅力を探し、シナリオを構想して、絵コンテを描いて、撮影・編集して創り上げるまでを6つのグループに分かれて進めました。
 撮影場所は、栗東トレーニング・センター、金勝山、さきら、東海道、観音寺など多岐に渡ります。講座の時間以外にも自主撮影をしたり、撮影に必要な小物を手作りして演出したグループもあります。
 1月の試写会では、講師やメンバーの意見をもとにさらに修正が加えられ、再撮影をしたグループも。まちの魅力がいっそう伝わる映像にしようと、メンバーのアイデア・熱意・愛情がつまったCMになっています。
市民も新たな栗東の魅力を発見してほしい
 メンバーの大部分は、映像制作に関わることが初めての皆さん。「伝えたいことが多く、30秒で魅力を表現するということの難しさを実感しました」「みんなで意見を出し合って映像の展開を考えました。大切な時間でしたが、まとめることが難しかったです」と作品を生み出す苦労を語ります。
 反面、「グループで一つのものを創り上げることは大変でしたが、みんなが協力し、素敵な作品になってよかったです」「住んでいながら知らなかったことも多く、改めて自分が住むまちを知るきっかけになりました。栗東の魅力発信に少しでも関われてうれしいです」の声も上がります。
 「市外の人が栗東に興味を持ってもらうとともに、市民も新たな栗東の魅力を発見するきっかけになってほしい」「『栗東の魅力』といっても、それぞれのグループの作品内容はさまざまで、そういう表現方法もあるのかと見ていて楽しいです。心に響く対象も違うと思うので、ぜひ多くの人に見てほしい」。メンバーの思いを乗せた手作りのCMがまちの「うまい!」を映し出します。
 CMは、市ホームページ、YouTube「りっとうチャンネル」に掲載中です。また、テレビでのCM放映やメンバーのテレビ出演で広くPRします。皆さんもぜひご覧いただき、多くの人に発信してください。

■CM放映の主な予定…
●BBCびわ湖放送
・3月6日(火)〜25日(日)
●KBS京都放送
・3月1日(木)・6日(火) 11時20分頃「おやかまっさん」にて
・3月の毎週土曜日 15時〜「うまDOKI」にて
■テレビ出演予定…
●BBCびわ湖放送
・3月6日(火) 18時15分〜 「キラりん滋賀」
・3月9日(金) 20時55分〜 「しがのイチオシ!」
●KBS京都放送
・3月13日(火) 11時〜 「おやかまっさん」
「栗東探検だくり!」
編集:猪飼ひより
メンバー:枡谷典子、駒崎太一、中井かな、古谷敦士
     奥村祐太(龍谷大学)、植西彩奈(龍谷大学)
内容:くりちゃんが探検しながら、栗東の魅力を紹介

「だから私は今ここにいる」
編集:西村久
メンバー:奥村実、原寛紀、吉田進、溝口紗耶
     竹山和弘、有村英里花(龍谷大学)
内容:豊かな栗東の歴史と文化を孫目線で紹介

「ただいま!栗東」
編集:山元茂一
メンバー:藤澤栄一、小森鐘二、杉山加菜子
     奥村遥(龍谷大学)
内容:栗東に帰ってきた女性が過去を回想

「すみよいまち栗東」
編集:村田大河(龍谷大学)
メンバー:上田幸史、高野雄大、前川広美、村木委子
     小松直利、不破亨、長野瑠香(龍谷大学)
内容:栗東の、とある父娘の休日の過ごし方

「うますぎる栗東」
編集:冨永燦子(龍谷大学)、中川美月(龍谷大学)
メンバー:山口翔太郎、井上絵里子、尾瀬一樹
     松井史緒里(龍谷大学)
内容:栗東の「うまい!」が集合

「ええ感じなみんなの栗東」
編集:米津達也
メンバー:青木絵美、橋本哲生、藤田アニコー、吉田光     岡田衣咲(龍谷大学)、奥東由己(龍谷大学)
内容:ほどよい栗東を猫の目線で切り取る
まちを歩き、住民の皆さんの協力を得て撮影。いずれも栗東でしか作ることができない、まちの力を集めた作品です。
市と大学。ともに重ねた時間。
 今回のプロジェクトの特徴の一つは、龍谷大学との包括連携協定に基づき、市民と学生が交流しながら取り組んだこと。大学には講師、メンバー、撮影機材や講座の開催場所などで協力いただきました。一緒に力を合わせたからこそ、生まれた思いがあります。関わった皆さんの感想を紹介します。
市民

●学生さんからエネルギーをもらいました。栗東のことを聞いてもらうことで、住んでいながら知らないことがまだまだあることが分かり、まちを見直すきっかけになり、栗東がいっそう好きになりました。


●この年齢になって初めて大学のキャンパスで習う事ができて、ワクワクしました。


●学生さん達と交流でき、講義を聞くことで少し学生に戻ったようで楽しかったです。


●普段何気なく見ている映像でもいろいろな技術や効果が含まれているんだなと思いました。栗東の魅力を再発見できました。学生さんは本当に一生懸命に何事にも取り組んでいて、学生や講師と触れあえたのは貴重な経験でした。


●さまざまな世代が関わって、普段できない体験ができて良かったです。


●せっかくのご縁。一緒に制作した栗東が大好きなこのメンバーで、継続して活動できたらと思います。

学生

●市民の皆さんと多く話すことによって、新しい視点や発見があり、刺激になりました。


●普段は交流することのない市民の人たちと交流したり意見交換をしながら、1つのCMを作り上げるという企画に関われてよかったです。


●自分と違う世代の人と関わるのは新鮮でしたし、ものの見方の違いがあるということを知る事ができました。


●「まちの魅力を探しに行こう」のバスツアーでは、県外から来た私に市民の皆さんが丁寧に教えていただきとても楽しかったです。


●バスでの魅力巡りは、栗東のことをほとんど知らなかったので、こんなに面白い場所があるんだなと感じました。


●まちを探検する回が楽しかったです。隣の市に住んでいるのに、知らないことだらけでした。


●市民の皆さんのまちへの愛着を感じました。


栗東市長 野村 昌弘
「市民の誇り、愛着心の向上」「まちの魅力の向上」「都市イメージの向上・情報発信」を目標に、平成27年、「栗東市シティセールス戦略」を策定し、まちを売り込む事業を展開中。
栗東が誇るCMに感謝
映像制作過程に価値あり
 第1回のワークショップに参加し、皆さん初めて顔をあわせるのに、和気あいあいとした雰囲気で、笑い声があふれていたのが印象的でした。完成した映像を見て、それぞれに切り口が違い、素晴らしいと感じました。私自身、まちの魅力を改めて教えてもらいました。
 制作いただいた皆さんがアイデアを出し合いながら、半年間かけて作っていただいた市のCM。皆さんがまちの魅力を考え、交流しながら映像として完成させるという、その過程が何よりも価値あることだったと思います。
 皆さんの栗東を愛する強い思いとグループの固い絆から生まれた、わがまちのCM。完成した6本をとても誇りに思いますし、多くの人にまちの良さが伝わるはずだと信じています。
 市民の皆さんとともに情報発信をしていこうと昨年から協働型Facebook「うますぎる栗東」を展開しています。今回は媒体を映像に、市をPRする動画が完成しました。市民の皆さんの力の大きさを感じます。
 市では、今後も、市民参画による情報発信に取り組み、Facebook「うますぎる栗東」やこのCMを有効活用して栗東にあるさまざまな「うまい!」を発信し、まちへの愛着をはぐくむとともにまちのファンを増やしていきます。

左:笠井賢紀さん
(龍谷大学社会学部 コミュニティマネジメント学科 准教授)
右:松本章伸さん
(龍谷大学社会学部 コミュニティマネジメント学科 講師)
まちの魅力を発見・発信
二人で連携して講座を担当

<笠井さん>
 まちの魅力発見を担当しました。市内でだれもが当たり前のことだと考えていたり、存在していることであっても、見方を変えれば、見つかっていないストーリーが見え、大きな魅力に見えてきます。見方次第で、まちは魅力にあふれています。
 今回のプロジェクトをとおして発見したことや舞台裏で苦労・喜びを共有した素晴らしい仲間を大切にしてほしいと思います。

<松本さん>
 映像表現を担当しました。魅力をどのような手法で、どう表現するか、悩み、形にしていく、その思考のプロセスが大切です。固定観念を打ち破ったグループもあり、そんな皆さんの姿から、ものづくりの現場を感じました。
 プロに囲まれ、仕事としてしか映像づくりの経験がなかった私にとって、このプロジェクトで違う目線ができました。これを機に、テレビだけでなく、映像を用いた可能性を自分自身も模索していきたいと思います。
 学生・市民・行政が半年かけてまちのCMをつくるという今回のプロジェクトは、新しいモデルになると思います。この素敵な取組みが栗東から広がっていきますように。  

来来月号の特集は、「平成30年度施政方針・予算」の予定です。
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