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京都の山科にある毘沙門堂というお寺をご存じでしょうか。実は栗東の歴史とは深いつながりを持つお寺です。毘沙門堂は江戸時代、徳川家康が信頼を寄せた天海和尚が再興した天台宗の寺院で、江戸時代には大きな寺勢を誇りました。この毘沙門堂は金勝寺の本山なのです。
近代以前、金勝寺は周囲の山々を領地としていました。周囲の村々はもとより、湖岸に近い平坦地の村々は金勝寺の領地となった山々のめぐみを利用していました。山のめぐみとは、燃料となる薪や柴、農作業で用いる牛の餌や、肥料となる下草などです。金勝寺の寺領には、金勝寺が含まれる金勝山、砥坂山、鶏冠山、金嶽(金ヶ嶽とも)、龍王山、十九度山、阿星山(安坊寺山とも)の峰が連なっており、いくつかのエリアに分けて、複数の村が共有するかたちで山の利用権が付与されていました。
しかし、山のなかには目に見える境界線がないため、権利を有する村々の連合体同士や、領地を開発して田地にしようとする金勝寺の代官三浦氏との間で衝突が起こることも度々でした。こうした衝突(相論)の際、登場するのが金勝寺の本山たる山科毘沙門堂です。とくに江戸時代の金勝寺は山科毘沙門堂が住職を兼務しており、地元では代官三浦氏が差配をしていました。そのため、紛争を解決するには山科毘沙門堂の裁定を受ける必要があったのです。
今では栗東との縁をあまり感じることがない寺社も、実は山科毘沙門堂のように切っても切れない縁のある名所、寺社があります。栗東歴史民俗博物館と市民学芸員の会ではガイドブックには載っていない名所を案内する「市民学芸員・栗東歴史民俗博物館学芸員による『都名所図会』案内〜山科から伏見へ『都名所図会』に栗東の歴史をたどる〜」を開催します。詳しくは
こちら
、広報折込みチラシをご覧ください。
問合せ
栗東歴史民俗博物館 TEL.554-2733 FAX.554-2755
《大宝西幼稚園》子育てで大切にしていることを懇談
大宝西幼稚園では、毎月の誕生会の後に、誕生児の保護者と職員が懇談をしています。平成29年度は「よりよく生活するための12か条」をテーマにして、子育てで大切にしていることを話し合いました。
各家庭での夕食の団らんの様子や、お風呂で子どもの話をゆったりと聞いている様子などを聞き、温かい気持ちになり、子育てを振り返る機会になりました。
「12か条」ができた経緯を伝え、就学前からの人との関わりの大切さを保護者とともに再認識することもできました。
取組みをとおして登降園時、元気に親子であいさつする姿も増えてきています。
問合せ
幼児課 TEL.551-0424 FAX.551-0149
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