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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 私たちは日常生活で、朝・昼・夜といった時間や、春・夏・秋・冬といった四季の移り変わりを実感することができます。そのような時間や四季の移り変わりを、「1日」や「1年」という単位で区切ったものを「暦」といいます。
 現在、日本をはじめとする世界の多くの国では、地球が太陽の周りを1周する期間を1年とする太陽暦を用いています。太陽暦では、1年の長さは365日を基本とし、4年に1度、1年が366日となる閏年を設けることで、暦と実際の季節の間にずれが生じないように修正が加えられています。日本で太陽暦が用いられるようになったのは明治5年(1872)のことなので、長い歴史から見れば最近のことといえるでしょう。
 飛鳥時代から明治時代初期までのおよそ1300年間の日本では、月の満ち欠けの周期を1か月とする太陰暦を基本としつつ、閏月を設けて実際の季節とのずれを修正する太陰太陽暦が用いられていました。これは、太陰暦での1年はおよそ354日で、太陽暦の1年と比べて11日ほど短くなることから、3年でおよそ1か月のずれが生じてしまうため、およそ3年に1回、閏月を設けて1年を13か月とすることで、実際の季節とのずれを修正するというものです。閏月は19年で7回のペースで設けられ、閏月を設けた年のことを閏年と呼びました。現在、「旧暦」と呼ばれる暦は、この太陰太陽暦のことを指しています。
 江戸時代には、毎年の暦は幕府の寺社奉行のもとに置かれた天文方が決めていました。農業が主な産業のため、農作業を実施する日取りを決める上で参考となる暦は、人びとにとって大きな関心事となっていましたが、広く一般に知らされるのは直前になってからだったといいます。
 太陰太陽暦では、江戸時代前期の寛文元年(1661)から明治6年(1873)の213年間に157通りもの暦があったことが知られており、その組み合わせの複雑さは、暦の決定・公表が直前になる原因ともなっていました。
※歴史民俗博物館では、9月15日(土)から開催する特集展示「村の学問」で、江戸時代の暦を展示します。
問合せ
栗東歴史民俗博物館 TEL.554-2733 FAX.554-2755
《大宝幼稚園》基本的生活習慣を身に付けましょう
 園と家庭で生活習慣に関する共通の目標を決めて取り組む「生活ノート」を実施しています。4歳児は「自分からあいさつをしよう」、5歳児は「目を合わせて、大きな声であいさつしよう」など年齢に合わせた目標を立てて取り組むことで、登降園時などに元気にあいさつをする姿が増えています。また、保護者からは、「朝起きたら、おはようと言ってくれるようになりました」「近所の人にも、大きな声であいさつができるようになりました」などの声をいただいています。
 今後も、基本的生活習慣が身につくよう「よりよく生活するための12か条」を園と家庭で取り組んでいきたいと思います。
問合せ
幼児課 TEL.551-0424 FAX.551-0149
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