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栗東市長 野村昌弘

まちの活力向上や地域の魅力を生かし
「元気都市栗東」の構築に向け
果敢に挑戦していきます。
 皆さまには、市政に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 本年、「平成」の時代が4月30日をもって終わりを告げ、新たな時代を迎えようとしている中、私におきましては、昨年、三期目の市政の舵取りを市民の皆さまから託していただきました。
 これまでを振り返りますと、一期目は、財政の健全化に向けて一心不乱に駆け抜けた日々でした。そして、二期目は、財政面で少しずつ見えはじめた明るい兆しを、市民の皆さまに少しでも実感いただけるよう、財政改革と社会経済情勢の変化により必要となる施策の実行を両立させ、ハード、ソフト両面の施策を展開してきました。
 本年度は「栗東市総合戦略」のさらなる推進を図る観点から、まちの活力の維持・向上や地域の特色・魅力を生かした施策の展開、財政健全化に向けた取組みと社会経済情勢の変化などに伴う必要な行政サービスの提供を両立させた予算の編成を行いました。
 特に、重点として掲げている「五つの安心」、すなわち「経済に安心を」「教育・子育てに安心を」「福祉・健康に安心を」「暮らしに安心を」「行政に安心を」に基づき、本市の持つ「強みや特長」を生かしつつ「いつまでも住み続けたくなる安心な元気都市栗東」の構築に向け、何事にも果敢に「挑戦」してまいります。

2019年度 一般会計当初予算250億7,200万円
●一般会計
  総額は、250億7,200万円で前年度当初に比べて23億8,800万円(−8.7%)の減となっています。これは、@平成30年度に予定していた大型建設事業が完了したこと、A財政健全化に向けた取組みを引き続き実施すること、B国の施策や社会経済情勢の変化等に伴うものなどを重点化して予算計上したことによります。
 この予算には、学校給食共同調理場の管理運営や小学校の空調設備の管理、私立保育所の運営や施設整備に対する補助、遠距離通学児童に対するデマンドタクシーの乗車券の交付といった子育て支援施策、市民の健康づくりニーズへの対応や観光振興などの地方創生関連施策、移動系防災行政無線の整備といった市民の安全・安心のための施策などが含まれています。
 また、平成23年度に策定した「(新)集中改革プラン」の改革効果を引き続き予算に反映し、その効果額は4億629万円となっています。
【歳入】
 個人市民税(+1億7,930万円)や法人市民税(+5,280万円)、固定資産税(+3億8,803万円)などの増加を見込み、市税全体で前年度比6億6,893万円(+5.2%)の増収を見込んでいます。
 国庫支出金は学校給食設備整備補助金(−1億9,334万円)や小学校大規模改造事業補助金(−1億1,161万円)などの減少により前年度比2億3,207万円(−5.6%)の減となっています。
 また、市債は、社会体育施設整備事業債(+8,340万円)などが増加しているものの、小学校大規模改造事業債(−4億8,960万円)や学校給食共同調理場整備事業債(−7億5,170万円)などの減少により前年度比15億3,320万円(−59.2%)の大幅減となっています。
【歳出】
 施設型・地域型保育給付費(+1億7,135万円)や、障がい者自立支援給付費(+9,092万円)などの増加により扶助費が前年度比3億601万円(+6.0%)の増となりました。また、小学校大規模改造事業や給食センター新施設整備費などの減少により、普通建設事業費が前年度比20億3,145万円(−44.1%)の大幅減となっています。
●特別会計
 水道事業会計および公共下水道事業会計を含む全9会計で、前年度比2億3,300万円(−1.5%)減の157億8,200万円となっています。介護保険特別会計では栗東地域包括支援センター・栗東西地域包括支援センターの開設による増などにより1億9,642万円の増となったのに対して、水道事業会計では十里水源地の更新工事の減などにより2億3,441万円の減となりました。
●一般会計と特別会計の計
 前年度と比較すると、26億2,100万円減の408億5,400万円で6.0%の減となりました。
<2019年度 会計別当初予算額比較>
会計名 2019年度 2018年度 増減
予算額 構成比 予算額 構成比
一般会計 250億7,200万円 61.4% 274億6,000万円 63.2% −8.7%
特別会計 157億8,200万円 38.6% 160億1,500万円 36.8% −1.5%
  土地取得特別会計 5億4,003万円 1.3% 5億9,693万円 1.4% −9.5%
国民健康保険特別会計 53億 552万円 13.0% 51億 114万円 11.7% 4.0%
介護保険特別会計 36億9,998万円 9.1% 35億 356万円 8.0% 5.6%
栗東墓地公園特別会計 595万円 0.0% 526万円 0.0% 13.2%
大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業特別会計 8,134万円 0.2% 8,059万円 0.2% 0.9%
水道事業会計 22億2,036万円 5.4% 24億5,477万円 5.6% −9.5%
公共下水道事業会計 32億8,212万円 8.0% 36億3,867万円 8.4% −9.8%
農業集落排水事業特別会計 3,502万円 0.1% 3,380万円 0.1% 3.6%
後期高齢者医療特別会計 6億1,168万円 1.5% 6億  28万円 1.4% 1.9%
合 計 408億5,400万円 100.0% 434億7,500万円 100.0% −6.0%
〜2019年度 主な事業と予算〜

「五つの安心」に基づき重点的に実施
 経済に安心を ★トップセールスとリーダーシップで地域経済に元気を創出します
イベントでくりちゃんが市をPR

●まちづくり基本構想にかかる基盤整備事業(後継プラン)…2億145万円
「環境」と「新技術」による地域活力創生のまちづくりをテーマとしたまちづくり基本構想(後継プラン)に基づく基盤整備の完遂にむけ、下鈎甲上鈎線などの道路整備を実施します。

●企業の魅力情報発信事業…200万円
市内中小企業における人材確保への支援策として、就業者数の増加や市内経済の活性化につなげるため、市内中小企業の魅力情報を発信します。

●観光振興推進事業…2,286万円 
(仮称)観光振興ビジョンの策定や観光施設などへの無料Wi-Fi設置に対して補助を行います。

 子育てに安心を ★子どもが伸び伸びと元気に育つ環境づくりを進めます
新しい学校給食共同調理場の稼動で安全・安心でおいしい給食を提供

●保育園管理運営経費…19億11万円
待機児童の解消に向けて、小規模保育施設や私立保育所の整備・保育環境の充実に向けて補助を実施します。

●教育施設改修等事業…2億3,630万円
治田東小学校大規模改造工事や金勝小学校トイレ洋式化他工事などを行います。

●小中学校管理運営経費…2億9,981万円
通学距離が片道4キロメートル以上の自宅に居住する児童に対し、デマンドタクシーの利用に要する乗車券を交付します。

●くりちゃん元気いっぱい運動事業…1,036万円
小学校には、「くりちゃん検定システム(漢字・計算検定)」を導入し、中学校では、「栗東市学力調査〈国語・数学・英語(GTEC)〉」を実施しています。また、「ことばのチカラ・プロジェクト」を立ち上げ、言語能力育成を推進します。

●学校給食共同調理場管理運営経費…6億3,942万円
子どもたちに安全・安心でおいしい学校給食を提供するため、給食調理・配送などの学校給食共同調理場の管理運営をしています。

 福祉・健康に安心を ★みんながいきいき元気に暮らせるまちづくりを進めます
認知症への理解を深めるために支援

●介護保険特別会計…36億9,998万円
栗東地域包括支援センター・栗東西地域包括支援センターの開設や生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)・認知症地域支援推進員を中学校区ごとに配置します。また、栗東100歳大学をリニューアルし第4期を開講します。<

●予防接種事業…2億5,904万円
風しん抗体検査および風しんの定期予防接種事業を実施します。

●社会体育施設整備事業…1億5,794万円
野洲川運動公園改修事業・市民体育館改修工事基本設計を実施します。

 暮らしに安心を ★だれもが安心できるまちづくりで、元気なひと、元気な地域づくりを進めます
市の防災力を高める

●防災・水防活動推進事業…2億5,511万円
移動系防災行政無線のデジタル化工事を実施します。また、地域防災計画の見直しなどを実施します。

●住宅・建築物安全ストック形成事業…1,064万円
木造住宅耐震診断員派遣・補強案作成事業、木造住宅耐震改修等助成事業、危険ブロック塀等対策助成事業を実施します。

●公園維持管理・整備事業…5,189万円
健康運動公園整備基本計画および基本設計を策定します。

 行政に安心を ★行政に安心と職員に元気を
新しい総合計画に着手

●総合計画推進経費…2,009万円
第六次総合計画(2020年度〜)の基本構想および基本計画の策定に取り組みます。また、第五次国土利用計画(2020年度〜)の策定に取り組みます。

●公共施設等管理事業…3,674万円
市の公共施設などを安全・安心に利用いただくため、公共施設などを取り巻く環境の変化や財政状況などとの整合をしながら、施設分類ごとに維持管理・修繕・更新や長寿命化などの実施方針を示す個別施設計画の策定(2019年度は幼稚園・保育園、スポーツ施設など)を行います。

※2019年度施政方針、予算の詳細は、市ホームページ、市役所1階情報公開コーナーでご覧いただくことができます。

2019年度一般会計当初予算250億7,200万円
【義務的経費】…地方公共団体の歳出のうち、その支出が義務づけられ任意に削減できない経費
【投資的経費】…その支出の効果が資本形成に向けられ、施設など将来に残るものに支出される経費
問合せ
財政課 財政係 TEL.551-0100 FAX.554-1123
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