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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

綾井 考子さん

(64歳・小柿)


 昭和52年、草津栗東交通安全協会に入会し、子どもたちに対する交通安全教室の実施や地域に対する交通安全活動を先導すること42年。現在は、草津栗東安全交通安全協会副会長、滋賀県交通安全協会評議員などを務める。
 1月17日、多年にわたり交通安全活動に尽力された功労者として第59回交通安全国民運動中央大会で、「交通栄誉賞・緑十字銀賞」を受賞。

42年にわたり地域の交通安全活動に貢献
 ■活動のきっかけは?
 幼稚園の時に、外出した際、父を追いかけて道に飛び出し、バイクに跳ねられたことがあります。その傷は眉と目の間に今も残っています。また、自転車が乗れるようになった頃、大人が自転車の傘さし運転をしているのを見て、自分も練習しないと上手く乗れないと思って、雨の日に傘を持って自転車で出て行こうとして、父に叱られたことがありました。このような経験が大人になってからも心にずっと残っていました。
 22歳の時に、交通安全協会から誘いがあり、交通安全の意識は子どもの時から少しずつ身につけていかないと交通違反を起こしやすいことや、子どもは大人の真似をするので大人が良いお手本を示さないといけないという思いから入会しました。
 ■活動内容は?
 幼児園で紙芝居や交通安全かるたを使った交通教室をしたり、毎年5月は「こどもの日作戦」として、警察官の制服姿になった園児と一緒に交通安全の啓発活動に取り組んでいます。小学校での自転車交通安全教室、高齢者向けサロンで交通安全教室や世帯訪問なども行っています。
 自作の人形劇・寸劇を交え、手遊びや手品を取り入れながら、皆さんに楽しんで交通安全を学んでもらえるように工夫を凝らしています。
 ■受賞にあたっての思いは?

2月27日、地域の中で危険な道路や場所を地域の皆さんと現地で実際に見て検証しました。
こちらもご覧ください)
 地域の皆さんに「交通違反したらあかんな」と私の顔を見たら先に言われます。交通安全に関心を持って事故に遭わない起こさない意識をもってもらえたらと思います。そのために自分がまずは手本になれるような意識や行動を心がけています。
 今回の受賞は、私一人の力ではなく、周りの皆さんや家族のおかげだと思っています。今後も活動を通じ地域とのつながりを大切に、一人ひとりが交通安全に意識を持てるような地域密着の啓発が出来ればと思います。痛ましい交通事故が一件でも減少することを願っています。
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