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旧和中散本舗特別公開
※大角の「角」は となります。適宜読み替えていただくようお願いします。
 公開日 … 春季:5月18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)
         秋季:9月21日(土)・22日(日)・23日(祝)
 開館時間… 10時〜16時まで(最終受付は午後3時30分まで) 
 場 所 …旧和中散本舗大角家住宅(六地蔵402番地)
 入館料 … 大人(高校生以上)400円・小人(小・中学生)200円
 駐車場 … あり
 問合せ … 栗東市観光物産協会(JR手原駅2階 栗東観光案内所内)TEL.551-0126

旧和中散本舗特別公開
 ふだんは予約制でしか見学できない旧和中散本舗ですが、庭園に咲く花々が最も美しい時期にあわせて大角家と観光物産協会により特別に公開されます。
 春には、国指定の名勝である庭園にカキツバタやサツキが美しく咲き誇り、例年多くの人が歴史に思いをはせながらその美しさを楽しまれています。
 なお、当日は、栗東市ボランティア観光ガイドの皆さんが語り部として館内をご案内するとともに、栗東市観光物産協会が特産品や「たてば珈琲」を販売。スペシャリティコーヒーを味わいながら、江戸時代当時の雰囲気を体感いただけます。
 また、公開期間中は土曜日・日曜日・祝日にJR手原駅から金勝を結ぶ「こんぜめぐりちゃんバス」を運行。旧和中散本舗前のバス停の利用が便利です。
〜 歴史 〜
 旧和中散本舗の所在する六地蔵は、古くは梅木村といい、東海道の草津宿と石部宿の中間にあり、古来より間の宿として栄えてきました。
 ここには、江戸時代、旅人のために道中薬を売る店が数軒あり、大角家の住宅である旧和中散本舗は、「和中散」と呼ばれる薬を売る「ぜさい」の本舗として栄えるとともに、公家・大名などの休憩所も務めたといわれています。徳川家康が腹痛を起こしたとき、この薬を服用したところ、たちまち治ったことからその名が一躍知られるようになったと伝えられています。  また、邸宅の内部には直径4メートルにも及ぶ木製の動輪や歯車の付いた製薬用石臼が昔のままの姿で保存されています。
 旧和中散本舗の大角家は、現在も東海道に面し、間口11間の広い店構えを見せています。西みせ(製薬場)、中みせ(帳場)、東みせ(店客の休憩場)や江戸時代の高貴な人々に小休本陣としてつかわれた書院など、建物全体が国の重要文化財です。また、小堀遠州作と伝わる庭園は、平成13年に国の名勝に指定されています。
国指定重要文化財 大角家住宅 旧和中散本舗
大角家住宅第25代当主 大角 淳子さん
 和中散の名が一躍知られるようになったころ、多くの和中散店が並びましたが、類似品を扱う店と区別するために本家として「ぜさい」の屋号を掲げました。重要文化財でありながら、現在も住居として住んでいます。管理していくのは大変ですが、歴史文化財の保存のため、当主として役割を担っています。
 見どころは「木製動輪製薬機」です。木製動輪と薬研が当時のまま残っています。足で踏むとグルグル回り、歯車に取り付けられている石臼が回転し、薬草を粉末する仕掛けです。全国でもここでしか見られないほど文化史上貴重な木製製薬機を間近で見学できます。
栗東市ボランティア観光ガイド 大角 潔さん
 おすすめはたくさんありますが、特に「和中散本舗」の庭園は、小堀遠州の作といわれ日向山の借景をいかした池泉鑑賞式の庭からの眺めは素晴らしいものです。春の特別公開の頃はカキツバタやサツキが咲き誇り、彩り豊かな庭園に様変わりします。
 休憩所として天皇・公家・大名たちに重宝された梅の木小休本陣の歴史を交えながら、邸宅内部に残された見どころと合わせて皆さんにご案内しています。
春のおすすめお出かけスポット
栗東自然観察の森
 都市近郊に残る自然を活用し、その自然に触れ、親しむことによって自然を理解し、大切に育んでもらうことを目的に1988年にオープン。まちの中にありながら自然を身近に感じることができます。概ね毎月、親子観察会や自然の中から採集した材料を使ったミニクラフト作りなども開催しています。
●場所…安養寺178-2
●開園時間…9時 〜 17時(10月1日〜3月31日は、9時 〜16時30分)
●休園日…毎週 月・火曜日(年末年始・祝日は振替あり)
●入場料…無料
●問合せ…栗東自然観察の森 TEL.554-1313 FAX.554-1662
栗東市ボランティア観光ガイド 鈴木 真佐美さん
 自然好きな人が散策するのはもちろん、興味がない人でも解説を聞いて、植物や生き物の不思議を肌で感じ楽しむことができます。 5月はいろいろな若葉の緑色がまぶしい季節です。6月中旬にはササユリまつりも開催しています。ぜひ自然と触れ合える森に遊びに来てくださいね。
金勝山ハイキング
 緑豊かな市南部にそびえる金勝山(阿星山・竜王山・鶏冠山)をはじめとした近江湖南アルプス。その中でも竜王山には奈良・平安時代の仏教文化の一翼を担っていた金勝寺や奈良時代の作といわれる狛坂磨崖仏などがあり、これらの史跡をたどるハイキングコースが整備されています。コースには、耳岩や天狗岩など自然にできた珍しい形の岩があります。特に天狗岩の上からの眺望は壮大です。
●問合せ…商工観光労政課 TEL.551-0236 FAX.551-0148


栗東市ボランティア観光ガイド 北村 光雄さん
 おすすめは花崗岩が露出した「天狗岩」です。360度のパノラマが目の前に広がり、比良山系の山々や京都の愛宕山まで見え、その景観は絶景です。
 金勝寺を中心に、信仰の山として修行僧や参拝者がが集まっていたため、石仏も多く残っています。景色と歴史を一緒に楽しむことができるのが魅力です。
金勝山へは、こんぜめぐりちゃんバスが便利です!
運行区間:JR草津線手原駅〜金勝寺

停留所:JR手原駅(南口、)田舎の元気や・旧和中散本舗・中村・大野神社・九品の滝・泣き地蔵・道の駅こんぜの里りっとう、金勝寺(金勝寺駐車場から発着)

運行日:春2019年4月20日から6月23日までの土曜日、日曜日、祝日
秋2019年9月14日から11月24日までの土曜日、日曜日、祝日

料金:(片道)おとな 200円〜500円、小学生 100円〜250円※乗車区間によって異なります。

お得な切符:「めぐりちゃんパス」(1日フリー乗車券)おとな 600円、小学生 300円
「金勝山相互乗車券」(こんぜめぐりちゃんバスと帝産バス上桐生相互乗車)
おとな 700 円、小学生 350円

問合せ:栗東市観光物産協会(手原三丁目1-30) TEL.551-0126 FAX.551-6158
栗東市ボランティア観光ガイド協会
郷土の神事・祭り・自然を知ろう
栗東市ボランティア観光ガイド協会会長 小森 鐘二さん
 栗東市ボランティア観光ガイドの主な活動は、通称「くりちゃんガイド」として、事前申し込み制(2か月前に申込み)で市内の名所や史跡、里山の自然を巡るハイキングコース、阿星山や金勝山などの登山コースを案内しています。
 ガイド会員は、昨年と今年に市内の祭りについて、見学し研修をしています。古くから伝わる山の神様、野の神様などの自然神の信仰が地域の祭りや行事を通して受け継がれてきたことを、後世にも言い伝える必要性を感じました。
 5月5日(祝)は日本唯一のきのこの神様に「じゃこずし」を奉納する「菌神社」(中沢一丁目)の例大祭の見学会を企画しました。5月26日(日)は五穀豊穣を願う伝統行事、上砥山の「日吉大社」のどぶろく祭りの見学と自然観察の森・椿山古墳を巡るハイキングを募集中です(5月10日申込締切)。6月2日(日)は、こんぜめぐりちゃんバスを利用して大野神社から春日神社・敬恩寺などを巡る井上の里山からこんぜ道の駅のコースを企画します。
 また、新しい活動では、栗東市の史跡・伝統を伝え、郷土愛を育てる、栗東「あいうえおカルタ」の制作を企画しました。完成したカルタは市内の各保育園、幼稚園、小学校、児童館にお届けします。皆様の応募をお待ちしています。

栗東「あいうえおカルタ」
 あいうえお…50音が頭の読み上げ文15字程度を募集します。取札の挿絵は次回募集しますが、セットでの応募も可能です。住所、氏名、電話番号を明記して応募ください。採用者には500円分の図書カードをお届けします。
●連絡先… 〒520-3047 手原3丁目1-30 栗東観光案内所 TEL.551-0126 FAX.551-6058
箪笥や長持ちなどの古い家具眠っていませんか
 JR手原駅2階にある栗東観光案内所では、商品の陳列やパンフレットの設置に、明治から昭和初期に作られた箪笥や長持ち、水屋などの家具や小物を再利用したいと考えています。お家に眠っている古い家具や小物などがありましたらご相談ください。ご連絡お待ちしています。
●問合せ…栗東市観光物産協会(手原三丁目1-30) TEL.551-0126 FAX.551-6158
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