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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

島 孝志さん

(坊袋・60歳)


 栗東陸上競技協会副会長。滋賀県陸上競技協会理事。栗東市陸上教室では毎週土曜日に小学校4年生から6年生を対象に野洲川運動公園陸上競技場で指導者として30年にわたり活動。全国小学生陸上の県総監督を15年歴任。栗東市陸上競技協会の発展と市の体育振興発展に寄与され、2018年市政功労者表彰受賞。2019年滋賀県スポーツ功労賞を受賞。自転車競技の元国体選手であり、トライアスロンで世界大会に4回出場。また、滋賀県猟友会栗太支部長という異色の経歴を持つ。

未来を担う子どもたちに走る楽しみを伝えたい
 ■陸上の指導者になったきっかけは?
 中学時代は陸上部に所属し、中距離ランナーとして陸上競技をしていましたが、足の故障をきっかけに、高校では自転車 競技に転向し、国体に5回出場しました。社会人になってからは、トライアスロン選手として、ハワイの世界大会にも出場しましたが、現役を引退した頃に、「子どものために陸上競技の指導してくれないか」と声をかけていただいた縁で、現在の陸上教室の指導を30年続けています。
 子どもたちに走る楽しさを伝えながら、栗東市の陸上競技の普及や小学生選手の育成に力を注いでいます。
 ■指導する上で大切にしていることは?
 健康で強い体を作るために、毎食しっかりと食べることと、「走る・跳ぶ・投げる」の基本的な動作を教えています。
 また、子どもたちと同じ目線で、子どもに寄り添った指導をするように心がけています。走ることは楽しくなければ続きません。やる気につながる言葉をかけると、子どもたちが刺激を受けて、目標にむかって挑戦するようになります。
 真の指導者とは、記録に挑戦する意欲を引き出し、楽しみながら、向上心を持って取り組めるように子どもたちを見守り、サポートできる人だと思っています。
 ■指導者としての今後の目標は?
 子どもたちに怪我をさせないように、走る楽しさを伝えていくことです。子どもたちには教えているようで、たくさんのパワーや挑戦する姿を見せてもらうことで、逆に私が教わっている部分もたくさんあります。
 今年は、16回の大会を予定しており、子どもたちには記録に挑戦する機会を多く提供してあげたいと思っています。栗東市には、素晴らしい陸上競技場があり、子どもたちから信頼される指導者がたくさんいます。
 今後も、陸上教室の活動をとおして、多くの子どもたちと交流し、走る楽しさや成長する喜びを伝えるとともに、指導者の教育や育成にも力を入れ、子どもたちと共に走り続けていきたいです。
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