古代の人形(ひとがた)の展示について
人形(ひとがた)とは、奈良時代に病や災厄を乗り移し、川や水路に流す祭事に用いられたものです。
平成23年1月に、栗東市内の手原遺跡北西部(栗東市蜂屋)の一角で見つかった奈良時代(8世紀)の井戸からは、須恵器の壷が発見され、その中に2体の木製人形が納められているのが確認されました。長さ約13cm、幅約2.5cm、長さ約15cm、幅約2.2cmの2体で、いずれも杉の木が用いられ、あごひげのある顔が墨で描かれています。
栗東市内での発掘調査の成果を公開するとともに、古代の人々が人形に込めた思いを感じていただく機会になれば幸いです。
展示日程 平成24年1月21日(土)〜2月19日(日) (開館時間9時30分〜17時)
展示会場 栗東歴史民博物館ロビー
展示資料 木製人形2体、須恵器つぼ1点
主 催 栗東歴史民俗博物館、財団法人栗東市体育協会
栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
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