新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について
心筋炎・心膜炎
頻度としてはごく稀ですが、新型コロナワクチン接種後に、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。
メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン(ファイザー社及びモデルナ社のワクチン)接種後に、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。
また、10代及び20代の男性では、ファイザー社よりもモデルナ社のワクチンを接種した場合における報告頻度の方が高いことも確認されています。
詳しくは下記の厚生労働省ホームページをご確認ください。
心筋炎・心膜炎の症状
心筋炎・心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや動悸、息切れ、むくみなどの症状が出ることが想定されます。このような症状がみられた場合には、速やかに医療機関を受診してワクチンを接種したことを伝えてください。
ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。<厚生労働省ホームページ>
新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について(10代・20代の男性と保護者の方へのお知らせ)[PDF:560KB]<厚生労働省ホームページ>
交互接種
交互接種とは、これまでに接種したワクチンと異なるワクチンを接種することをいいます。
初回接種
1回目と2回目の接種では、原則として同じワクチンを接種する必要がありますが、下記のような場合に限り、1回目と異なるワクチンを2回目に接種することが可能です。
- 1回目のワクチン接種後に重篤な副反応が生じたこと等により、医師が医学的見地から、2回目に同じワクチンを接種することが困難であると判断した場合
- 国内のワクチン流通の減少や接種を受ける方の転居等により、1回目と2回目で同じワクチンを接種することが困難な場合
1回目と異なるワクチンを2回目に接種する場合、2回目の接種までに27日以上の間隔を空ける必要があります。
1回目と2回目で異なる新型コロナワクチンを接種しても問題ないでしょうか。<厚生労働省ホームページ>
追加接種(3回目接種以降)
令和5年12月26日現在、追加接種においては、それまでに接種したワクチンの種類に関わらず、12歳以上の方はファイザー社、モデルナ社及び第一三共社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)、6~11歳の方はモデルナ社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)、生後6か月~11歳の方は、ファイザー社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)を接種することができます。
追加接種では、どのワクチンが使用されますか。これまでの接種とは異なるワクチンを使用(交互接種)しても大丈夫でしょうか。<厚生労働省ホームページ>
注意事項等
・接種の最終的な判断は、接種当日の予診をする医師が行います。
- この記事に関するお問い合わせ先
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ワクチン接種推進室
〒520-3015
栗東市安養寺190
電話:077-554-6155
ファックス:077-554-6156
更新日:2023年12月26日