重症心身障がい児者および医療的ケア児等に関する実態調査の報告について

更新日:2024年03月28日

実態調査について

本調査は、湖南地域の重症心身障がい児者や医療的ケア児等の支援に関わる関係機関や行政機関で構成される「重症心身障害児者・医療的ケア児等支援推進チーム」において、今後の湖南圏域の障がい福祉施策の充実と重症心身障がい児者や医療的ケア児等と家族の生活がより良いものになるために、今後検討していくべき課題を抽出することを目的として実施しました。

重症心身障がい児者や医療的ケア児をとりまく状況は?

近年、医療技術の進歩などを背景に、在宅の重症心身障がい児者及び医療的ケアを必要とする児が増加傾向にある中、重症心身障がい児者や医療的ケア児等とその家族が地域で安心して暮らせるよう支援者の専門性の向上や地域での支援体制の充実が求められています。

令和3年には「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が施行され、医療的ケア児を育てる家族の負担を軽減し、医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職を防止するための取り組みを国や地方自治体が行うことが責務となりました。

しかしながら、湖南圏域内における重症心身障がい児者や医療的ケア児等の実態については、十分に把握できていない状況にあります。

実態調査の概要

実施主体

湖南地域障害児・者サービス調整会議 重度障害者部会 「重症心身障害児者・医療的ケア児等支援推進チーム」

○調査対象者
令和5年4月1日時点で湖南圏域(草津市・栗東市・守山市・野洲市)に居住し、以下1.、2.の条件のいずれかに該当する方。(長期に入院・入所している児者を除く。)
1. 重症心身障害児者の認定を受けている方(重心認定がある方)
2. 0歳から18 歳の児童のうち、以下の医療的ケアを行っている方
・経管栄養 ・中心静脈栄養 ・自己腹膜潅流 ・気管切開
・人工呼吸器装着 ・導尿(尿バルーン留置カテーテル含む。)
・酸素補充療法 ・口腔・鼻腔内などの吸引 ・人工肛門

「未就学期」「学齢期」「成人期」と調査対象者の年齢別に調査。


○調査実施期間
令和5年9月1日(金曜日)を基準日として、令和5年9月11日(月曜日)~令和5年9月24日(日曜日)


 

実態調査報告書

今回、実施した調査結果を報告書にまとめました。