岩手県大槌町での活動報告(平成23年10月28日)4班
岩手県大槌町での活動報告(平成23年10月28日)
大槌町へ派遣されて、まもなく派遣期間が終わろうとしています。こちらには岩手県内の市や町を始めとして、全国から職員がやってきています。私たちの所属する福祉課にも、埼玉県や静岡県、大阪府から職員が派遣されてきています。また職員が仕事に使う公用車も大手商社や愛知県、遠くシンガポールの人たちからも寄贈されて、大活躍しています。朝、昼食を買うために立ち寄るコンビニでは、それこそ全国各地から集まった様々な職業の人たちで、レジには連日長い行列ができ、ある意味で復興への力強い歩みをナマで感じることができます。
大槌町へ派遣された職員は、それぞれの持ち場で自分の能力を活かしながら、時には派遣元と連絡をとり合い、大槌町の人たちと一緒になり一日も早い復興を目指して、仕事を進めています。本来ならば出会うはずも無かった人たちが、震災をきっかけにこの東北の地で出会い、大槌町、あるいは岩手県の震災で被害に遭われた方たちに対して、何かお役にたちたい、何かお手伝いできればという思いで、毎日職務に取り組んでいます。
今回、栗東市からは合計7名の職員が大槌町に派遣されました。派遣されたのは、わずか7名の職員ではありますが、この7名だけが大槌町の復興のお手伝いをさせていただいた、とは思っていません。というのは、私たちが派遣先で元気に仕事ができるのも栗東市役所の全面的なバックアップがあるお陰で、栗東市全体でお手伝いをさせていただいているのだと考えています。
栗東市が受け持って支援する期間は残りわずかで、この後野洲市の職員の方々に引き継いでいきます。でも私たちは、今回大槌町に派遣されたことをきっかけとして、この後も引き続き大槌町の復興の歩みに注目していくとともに、心から応援していきたいと考えています。それはこの震災で多くの住民や仲間、家族を失い、職場にあるありとあらゆるものが流されてしまうという経験をされている大槌町の皆さんが、今もプレハブの仮庁舎で夜遅くまで黙々と仕事をされている姿は、同じ地方行政に携わる者として本当に頭の下がる思いですし、たとえ短い間でも一緒に机を並べて、仕事をさせていただいたことで、多くのことを学ばさせていただいたからです。もうすぐ栗東に帰りますが、ここで得たこと学んだことを少しでも栗東でも生かしたい、そうした思いでいっぱいです。
栗東市民の皆さんも大槌町の方々に温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。
平成23年10月28日
4班 大槌町派遣職員 片岡豊裕・國松保志
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更新日:2017年05月11日