子どもの声を聴くワークショップを開催しました!
子どもたちみんなが幸せな生活を送ることができる社会にしていくために、また、「こども基本法」が作られたことをこども達自身にも知ってもらうために、子どもや若者から直接自由な意見を聞く機会を設けました。子どもの意見を直接聴き、こどもの視点に立って、子どもが意見を言いやすい環境・仕組みなどを構築していきたいと取り組んでいます。
市内の小学生
テーマ「こんな学校っていいな」
市内の小学生に考えてもらったテーマは、学校に通っていて、もっとこうなったらいいなと思うことについて、気軽にアイデアを出していただき、その後、グループで発表をしていただきました。
皆さん、積極的に発言しながら、「子どものルールを作りたい」、「サッカーゴールに ネットをつけてほしい」といった、子どもならではの視点のアイデアが飛び交いました。
開催日
令和5年11月28日
開催場所
栗東市立大宝学童保育所
参加人数
25名(3グループ)



市立中学校の学生
テーマ「私たちが住みたいまちの提案」


くりちゃん人形3体が生徒さんたちをお出迎えし、「かわいい~!」との声が上がり、和やかな雰囲気の中でスタートしました。
中学生に考えてもらったテーマは「私たちが住みたいまち」ということで、自分たちが今生活する中で困っていることや体験談などから「こうなってほしいな!」という思いを話していただきました。
次に、グループで出た意見から、一番住みたいまちはどんなまちかを話し合い、そのまちの実現に向けてのアイデアを考えてもらいました。アイデアを出し合っていく中で、初めは市や企業、大人にお願いするような内容が出て、その後、「大人の人にお願いしなくても、これは自分たちだけで実現できるよね!」との意見もあがり、「SNSで情報発信しよう!」「ポスターを作ろう!」などのアイデアや「困っている人がいたら手を差し伸べよう!」と自分たちの意識を変えていくなどのマインド面からのアイデアもありました。
開催日
1.令和6年6月4日
2.令和6年6月5日
3.令和6年6月21日
開催場所
1.栗東市立栗東中学校
2.栗東市立葉山中学校
3.栗東市立栗東西中学校
参加人数
1.21名(4グループ)
2.19名(4グループ)
3.15名(3グループ)

住みたいまちのアイデア

実現にむけてのアイデア
主な意見まとめ(中学生) (PDFファイル: 263.8KB)
市内の高等学校の学生
テーマ「未来のまちの子育てを考えよう」

栗東市に通学されている生徒さんたちの貴重な意見を聴くことができました。
「未来のまちの子育てを考えよう」をテーマにまずは、自分が住んでいるまちの子育ての「イイネ!」と思うところと、「イマイチ...」と思うところを考えていただきました。
グループワークでは、今の自分の状況だけではなく、幼児期や小・中学生時代を思い返しながらよかったことなどのエピソードを通して意見交換ができました。
また、自分の家族やまちで見かけた子育て家庭の様子を見て気づいたことなども挙がり、子育てしやすい環境をよりよくしていくためにできることを市のスタッフも混じりながらグループで話し合いました。
開催日
1.令和6年7月10日
2.令和6年7月19日
開催場所
1.滋賀県立国際情報高等学校
2.滋賀県立栗東高等学校
参加人数
1.19名(4グループ)
2.8名(2グループ)

自分が住むまちの子育て

より良い子ども・子育ての実践に向けてのアイデア
主な意見まとめ(高校生) (PDFファイル: 259.1KB)
近隣の大学に通う学生
第1回「子育て世代の地元定着のため子ども・子育てに関してどのような具体的取組を行うべきか」


栗東市では人口ビジョンやDXを踏まえた「栗東市デジタル田園都市総合戦略」を策定し、関連実行計画の方向性を定めています。
その「栗東市デジタル田園都市総合戦略」の重点プロジェクトを進めるための基本的方向にある「子育て世代の転出を抑制・地元定着」に関して、大学生に意見を聴きました。
開催日
令和6年7月23日
開催場所
龍谷大学瀬田キャンパス社会学部
参加人数
132名(27グループ)
主な意見まとめ(大学生) (PDFファイル: 404.1KB)
第2回「居場所づくり(こども・若者育成支援) サードプレイスについて」
子ども・若者視点での取り組みに関する意見として、サードプレイス(第3の居場所)について意見を聴きました。
自分が現在と子どもの頃に位置付けていたサードプレイスがある場合、それはどのような目的によるもので、どのような役割を果たしているのかについて、マイプレイス型(一人の空間で、ゆっくりしたり、趣味に打ち込んで過ごす居場所)、交流型(社交目的や社交以外の目的で複数人が交流して過ごす居場所)などのジャンルに沿って考えていただきました。
また、自分やグループで出たサードプレイスを踏まえて、若者が行きたいと思うサードプレイスと若者に必要だからと設置されるサードプレイスにギャップが生じることがないかについても考えていただきました。
開催日
令和6年12月10日
開催場所
龍谷大学瀬田キャンパス社会学部
参加人数
144名(26グループ)

現在の自分のサードプレイス

子どもの頃の自分のサードプレイス
主な意見まとめ(大学生・居場所) (PDFファイル: 652.2KB)
ワークショップ全体のまとめ
中学生からは、「やさしく」「楽しく」「安心できる」といったフレーズが出ました。 特に、「自分たちにとって良いかどうか」という意見と併せて、「他の人たちにとって良いまちは自分たちにとっても良い」というような視点での意見が多くありました。
高校生からは、通学時や放課後、休みの日に接している「まち」をイメージした意見をいただきました。 また、子どもの視点で「こういう子育て環境があれば」といった部分についても意見がありました。
大学生からは、市内外在住に限らず、栗東市の現状と自分のまち(故郷含む)を照らし合わせながらイメージして意見を出していただきました。 「Keep:維持」の施策として健康診査や子育て講座などの継続について意見がありました。「Problem:問題点」がある施策としては、情報発信や児童生徒支援、住環境に関することなどがありました。「Try:試み」するべき施策としては、大学生やその先を考えた時のサポートや、子どもの頃から親世代と全体をイメージした目線での意見がありました。 また、若者にとってどのようなサードプレイスが必要なのかを考えていただくことで、若者に必要な場所と若者が行きたいと思う場所にギャップが無いかを確認しました。 結果、子どもと若者ともに「一人になれる場所」と「交流できる場所」を持っていましたが、個々の場所としての多くは、子どもと若者で異なる場所となることが分かりました。
今回の意見聴取を踏まえ、子ども・若者の取り組みを考えるにあたっては、各年代や状況に応じて、着目する部分が異なるということが分かりました。
今後の意見聴取や意見反映においても、子ども・若者がそれぞれどのような点に着目しているのかを読み取りながら取り組んでいきます。
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子育て支援課
〒520-3088
栗東市安養寺一丁目13番33号 栗東市役所1階
電話:077-551-0114(児童・家庭福祉係)
電話:077-551-0138(子育て支援係、こども政策係)
ファックス:077-552-9320
電話:077-551-2370(地域子育て包括支援センター)
ファックス:077-551-2330
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更新日:2025年04月30日