部活動地域展開について

更新日:2025年03月25日

新着情報

2025年3月25日 地域部活動通信第1号を掲載しました

部活動の地域展開とは

部活動の地域展開とは、従来「学校部活動」として学校が担ってきた活動を、「地域の子どもたちは地域で育てる」という考え方の下、地域の人材を活用した部活動や複数校合同で部活動を行う「地域連携」、部活動そのものを地域の団体や事業者に担ってもらう「地域移行」など、地域の実情に応じた持続可能で多様なスポーツ・文化芸術活動の環境を「地域部活動」として整備していくことです。

地域部活動では、教育活動の一環として行われてきた従来の学校部活動の教育的意義や役割について、継承・発展させていくことが求められます。

 

※スポーツ庁では、12月の「地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議」で、これまで「地域移行」呼んできたものを「地域展開」と呼び変えることとしました。

 

スポーツ庁の部活動地域移行のページ(リンク)

 

今、なぜ地域展開なのか

部活動の地域展開が求められる背景には次の3点があります。

1.子どもたちの活動機会の保障として

少子化に伴い、生徒数が減少→配置教員の減少→担える部活動数の減少→部の廃止・・・という流れの中で、子どもたちの活動機会が減る。そこで学校部活動に代わる「地域部活動」により活動機会が保障されることが期待されます。

2.教員の働き方改革の手段として

近年、教員の長時間労働による心疾患や過労死が増えていると言われています。そして、その一因として放課後や休日の部活動指導があげられています。そのため教員の希望者の減少や、部活動指導を希望しない教員が増えるなどが社会問題となっています。国はそれに対する具体的な改善策として、部活動の地域移行を推し進めることとしました。

3.アスリートのセカンドキャリア形成の場として

選手として活躍してきたアスリートが、指導者としてセカンドキャリアを形成する場として、地域部活動が期待されています。

 

栗東市の現状と課題

少子高齢化の中にあって、高い特殊出生率を誇る栗東市においても、緩やかな生徒数・学級数の減少により、廃部となった部活動もあります。一方、教員の働き方改革については、校務支援ソフト導入などによる校務の効率化を進めてきましたが、依然として過労死ラインを超えるとされる時間数の超過勤務を余儀なくされている教員が多い現状となっています。

栗東市では令和5年度より「休日部活動の地域移行」に向けた検討を開始し、令和6年度から7年度を「体制づくり強化期間」としました。

 

部活動の地域移行に関するアンケート結果(令和6年10月実施)

小学校5・6年生対象アンケート(PDFファイル:510.2KB)

小学校5・6年生保護者対象アンケート(PDFファイル:621KB)

中学校1・2年生対象アンケート(PDFファイル:562.7KB)

中学校1・2年生保護者対象アンケート(PDFファイル:980.5KB)

中学校教員対象アンケート(PDFファイル:1.4MB)

 

栗東市における部活動の地域展開

栗東市がめざす地域展開の基本方針

子どもたちの活動機会の確保

  • 働き方改革の一環で、下校時刻が短縮され、練習時間の確保が困難になっている
  • 通学予定の学校に、子どもが取り組みたい部活動がないため、あきらめたり、転校したりしている子どもがいる
  • 少子化のため部員数が少なくなり、チームの編成が困難になる場合がある

子どもたちに専門的な技術等の指導を受ける機会の確保

  • 教員が専門外の種目を担当することにより、技術指導ができない

 

そこで、部活動としてのコンセプト(教育活動)を継承しながら、子どもたちが身近にスポーツや文化芸術活動に親しめるよう、子どもたちのニーズに合わせて多様な活動ができる、持続可能な環境づくり構築していきたいと考えています。

 

栗東市における部活動の活動指針

平日の部活動

  • 下校時刻までは学校部活動として教員や外部指導者、部活動指導員により活動します。
  • 下校時刻以降は地域部活動として受け皿団体により活動します。

休日の部活動

  • 地域部活動へ展開(移行)した学校部活動は地域部活動として活動します。
  • 地域部活動へ展開(移行)していない部活動は、そのまま学校部活動として活動します。
  • 学校部活動がない種目を行う新たな地域クラブは、地域部活動として活動します。

活動場所

  • 市内の中学校施設
  • 公共のスポーツ・文化施設や社会教育施設

中学校体育連盟主催大会への参加

  • 学校部活動として活動している競技は従来どおり学校から参加できます。
  • 地域部活動として地域クラブから参加する場合は中体連に申請し、承認を受けて参加することになります。

※両方に所属している場合(例えば学校の卓球部に所属しながら地域クラブの柔道クラブに所属している場合など)、生徒の主体的な選択により選ぶことができます。ただし、どちらか一方でしか参加はできず、中体連に登録承認された場合、その年度内は変更することはできません。

 

栗東市地域部活動運営組織イメージ図

栗東市地域移行組織の連携図

 

栗東市地域部活動クラブの登録

栗東市において地域部活動クラブとして、部活動の地域移行を受けていただく場合は「地域クラブ登録申請書」に「団体の会則等」「会員名簿」「誓約書」を添えて栗東市教育委員会事務局学校教育課宛に申請してください。

申請書を審査した結果、地域クラブとして適当と認めた場合は「地域〇〇クラブ(〇〇は競技種目等」として登録し、「地域クラブ認定通知書」を交付します。

 

令和7年度の栗東市部活動地域展開

具体的には、令和7年度より下記の2競技で地域展開を実施します

 

栗東市地域部活動通信

第1号(令和7年3月25日号)(PDFファイル:619.8KB)

 

 

 

 

この記事に関するお問い合わせ先
学校教育課
〒520-3088
栗東市安養寺一丁目13-33 栗東市役所3階
電話:077-551-0130
電話:077-554-6104(児童生徒支援室)
電話:077-551-0424(幼稚園係)
ファックス:077-551-0149
ファックス:077-554-6107(児童生徒支援室)
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Eメール(幼稚園係)
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