萬年寺の木造聖観音立像と慧極道明・祐堂元蔭黄檗関係資料が栗東市の有形文化財に新指定!

更新日:2024年01月04日

 

栗東市教育委員会は、令和5年12月に萬年寺(栗東市小野)の木造聖観音立像(もくぞうしょうかんのんりゅうぞう)1体と、萬年寺慧極道明(えごくどうみょう)・祐堂元蔭(ゆうどうげんいん)黄檗(おうばく)関係資料一括(22点、附けたり2冊)を栗東市の有形文化財に新指定しました。

木造聖観音立像は、萬年寺の前身であった小野寺の本尊とされています。平安時代の11世紀頃に作られた聖観音立像の貴重な作例であります。

この小野寺は、戦国時代に衰えますが、江戸時代中期に、中国から来た当時最先端の黄檗宗(禅宗)寺院-萬年寺として再興されます。

再興を図った僧-祐堂元蔭は、地域と交渉したり、師匠の慧極道明の支援をうけながら、萬年寺を整備します。萬年寺には再興される過程を示す古文書や絵画、彫像、扁額、石造物などがまとまって残されており、黄檗宗の地域での展開を示す貴重な資料群として評価されます。

 

 

 

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栗東市教育委員会スポーツ・文化振興課 電話 077-553-0131

藤岡・雨森