狐塚遺跡(遺跡番号86)

更新日:2024年10月15日

栗東市川辺・安養寺に所在する、縄文時代から近世にかけての遺跡。縄文時代後期(約4,000年前)の竪穴建物が発見されています。

狐塚遺跡は栗東市川辺・安養寺に所在する縄文時代~近世にかけての遺跡です。縄文時代後期初頭には集落が形成されていたとみられ、石囲炉をもつ竪穴建物が発見されています。また別の地点では縄文土器や石器のほか、市内唯一の土偶も出土しています。遺跡の所在を示す石碑は、遺跡の南に隣接する栗東運動公園にあります。
古墳時代には遺跡の東端部で古墳群が形成され、狐塚古墳群(遺跡番号109)として周知されています。狐塚3号墳は古墳時代中期末から後期初頭(5世紀末~6世紀初頭)の帆立貝形古墳で、笠形や鳥形などの木製品が発見されています。

狐塚遺跡で発見された縄文時代後期の竪穴建物

狐塚遺跡で発見された縄文時代後期の竪穴建物

竪穴建物内で発見された縄文土器

竪穴建物の内部で発見された縄文土器

地図情報