第66回耐寒アベック登山大会
1月15日(金勝)
曇り空の下、総勢246人がスタート地点の金勝小学校グラウンドに集合しました。
「~走って登ろう~ラン部門」と「~歩いて登ろう~ウォーク部門」に分かれ、およそ7キロ先、標高差380メートルの金勝寺を目指します。
みんなで準備体操をした後、まず出発したのはウォーク部門の参加者たち。
スタート直後は、住宅街から畦道を通る平坦な道です。

走井アジサイロードを抜けると、いよいよ坂道に突入。ジワジワと汗が出て、そろそろ足にも負担がかかってきます。だんだん参加者の言葉数も少なくなり、鳥の鳴き声と小川のせせらぎが響きます。冷たい空気と木々の隙間から差し込む日差しがとても心地よく感じられました。街中からすぐの大自然。近場でこんな体験ができるのも、栗東市ならではの魅力です。
歩き出して3キロほど過ぎたころ、後から出発したラン部門の先頭集団が追いつきました。「がんばって」「ありがとう」知らない人同士、でも同じゴールを目指す者同士、自然と言葉が交わされます。
見上げるとすっかり青空に。緩やかな坂道でゆっくり呼吸を整えながら、「もう少しですよ」というスタッフの声援を力に、それぞれ自分のペースでゴールを目指します。
大人から子どもまで、額に汗を滲ませながら金勝寺まで登り切り、スタッフが「おめでとう」と迎えてくれるなか、みんな笑顔でゴールすることができました。
金勝寺は栗東八景のひとつで、奈良時代に良弁僧正が開基した歴史あるお寺です。重要文化財に指定された貴重な仏像が多数安置されているほか、参道脇には良弁杉と呼ばれる樹齢800年、幹回り5.2メートルの大杉を見ることができます。参加者は、ボランティアガイドの説明を聞きながら、境内をゆっくり拝観しました。
自然の中で心も体もリフレッシュ。栗東の魅力がギュッとつまった1日でした。

道の駅こんぜの里りっとうでふるまわれたカップ麺。疲れた体を元気にしてくれました。
更新日:2023年01月23日