フォトnews古墳育ちのしのべ竹でヒンメリづくり
11月12日(出土文化財センター)
出土文化財センター秋の公開2023〜馬・うま・ウマの考古資料〜にあわせてワークショップが開催されました。

岡にある地山古墳は、県内でも10本の指に入る大きさ。
その古墳周りの整備で刈り取られた細い竹で、古墳に思いを馳せながらヒンメリを作ります。

さまざまな長さに切りそろえられた竹から好きなものを選びます。
講師の鯉谷美沙子さんに教えてもらいながら、三角をいくつか作り8面体に仕上げていきます。



繊細な麦藁とまた違い、力強く素朴でさまざまな表情のヒンメリが完成しました。


鯉谷さんは「風で揺らぐ姿はもちろん、光を受けて落とした影もたのしめる」と話しました。
「どこに飾ろうかな」と、参加者は、出来上がった八面体のヒンメリを大切に持ち帰りました。
幸せのお守りヒンメリは、麦わらで作られた豊穣のシンボル。麦わらとはまったく姿形の違う竹ですが、なんと麦と同じイネ科植物。真っ直ぐに伸びる竹は、生命力を象徴するおめでたい植物のひとつとされ、お正月に飾る門松にも使われています。
自然の恵みを感じられるワークショップとなりました。
更新日:2023年11月15日