フォトnews!カードで学ぶ防災講座(2月3日)

更新日:2025年02月12日

今年度3回目となる防災講座が開催されました。この日は70人が参加。

 

電気、ガス、水道を使えない小学校が避難所という設定のもと、避難してくる人にどう対応していくかを考えていく、ひなんじょたいけんカードゲーム。

ゲームでは、平面図で示された「ひなんじょ」に、現実に起こりうる事柄や人物が記載された70枚のカードを順次配置していきます。

 

家屋全壊で猫と一緒に避難してくる一人暮らしの男性のカード。

赤ちゃん連れと妊婦さんがいる家族のカード。

インフルエンザの子どもを連れた家族のカード。

高血圧が持病の一人暮らしの男性のカードなど、避難する人が次々と登場します。

 

それに加えて、食料や物資のカードも配置され、机に置いた平面図の「ひなんじょ」は、あっという間に大混乱状態となりました。

カードで学ぶ防災講座
平面図で示された避難所に並ぶカード

参加者からは、「インフルエンザの人は妊婦さんと隔離しないといけないとわかっていても、場所がない」

「物資の到着を急に言われても、どこに置けばいいのか、どう分けるのかがわからない」

意見が飛び交いました。

 

さらに、「ゴミ」問題も大きな課題として浮上しました。被災時にゴミを分別すべきか、それともそんな時には分別しなくてもよいか、意見は二分しました。

 

今回の防災講座を通じて、参加者たちは次の3つの大切さを実感したのではないでしょうか。

1、運営ルールを最初に決めること

2、感染対策を一番に考えること

3、誰かがやってくれるのではないか、という他人任せの意識では避難所はまわらないということ

 

講座の最後に、ストレッチ指導がありました。

ストレッチという習慣は、日常で健康をつくり、災害時は日常の体に戻りやすくなるための見えない大きな備え。防災すべてに通じることですが、日常で手軽に続けられる簡単なことから始めることが重要です。

ストレッチ指導

■日本赤十字社滋賀県支部では、各種講習や防災セミナーを開催しています。自治会や地域の会などで開催することもできるので、お気軽にお問合せください。

講習会詳細についてはこちら

https://www.jrc.or.jp/chapter/shiga/study/

 

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日本赤十字社栗東市地区事務局

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