フォトnews!車いすバスケの魅力と共生社会(6月18日)
治田西小学校
車いすバスケットボールチームLAKE SHIGA B.B.Cの選手を招き、ハートフル人権講演会が開催されました。
写真左から小島慎弥さん(多賀町)、木村正也さん(栗東市)、東武志さん(京都市)
三人のメンバーが実際にコート内でプレーすると、自在に車いすを操る姿とそのスピード感にどよめきが起こりました。
会場内にずらりと並ぶのは、東さんの活動に賛同する多くの競技者から寄せられた、大きさも仕様もさまざまな競技用車いす。
この車いすに実際に乗って、参加者全員がリレーを体験しました。
くるりとターンして次の人に交代します。スタート時は緊張していた参加者。「前を見て」「両手で回してみて」と声をかけてもらいながらうまく走れた時、ターンしてゴールを待つ皆の顔を見た時には、笑顔があふれました。
車いすバスケは障がいの有無にかかわらず、車いすに乗れば誰でもプレーできるスポーツ。それぞれが補い合ってプレーします。
普段の生活で、私たちは階段に上ることができないし、高いところの物にも届かない。いろいろなところに出掛けるけれど、たくさんの人にできないことを助けてもらっています。
もちろん、できないことも、工夫すればできるということにも気づいています。
同じ人間だけれど、同じ人は一人もいません。自分だけが良い、ではもちろんいけないし、みんなが住みよくなるためには、みんなで考えることを大切にしたい。
それが年齢、性別、国籍に関係なく暮らせる共生社会につながると思います。
東さんは、園児、保護者、学区の住民と幅広い年齢層の参加者にむけて語られました。
質疑応答では、
「家の中では車いすに乗りますか?」
「みんなも家では靴を脱ぐよね?僕は家の中用の車いすに乗り換えます」
「どんな家に住んでいますか」
「2階建てだけど、僕は2階にはいったことがないんです」
「お風呂に入るときはどうしますか?」
「車いすが濡れてしまうと、着替えた服まで濡れてしまうからね、お風呂用の車いすがあるんですよ」
自分たちの当たり前が、車いすの人ではどうなのかな。とても素直な質問が子どもたちから出され、東さんが分かりやすく答えました。
講演前半に参加された、小島さん、木村さんは10月25日・26日にダイハツアリーナ(大津市)で開催される、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025 車いすバスケットボール競技に、滋賀県代表選手として出場されます。
栗東市からは、安田孝志さん、北田千尋さんがエントリー。みんなで応援し大会を盛り上げましょう。
この講演は栗東西中学校区人権教育地域ネット協議会治田西学区運営委員会の主催、栗東市生涯学習課の協賛で開催しました。
更新日:2025年07月02日