令和5年7月28日定例記者会見
資料提供
省エネ家電購入補助事業の開始について
太陽光発電システム等設置補助事業の開始について
「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2023」栗東市実行委員会で Twitter・Instagramを開設
大角家住宅の製薬機が日本の機械遺産に認定
子ども考古学体験クラブ~勾玉づくり・出土文化財センター見学~
第47回栗東市美術展 作品募集
りっとうバル プレミアム食事券事業
くりポロプロジェクト!で国スポ・障スポを盛り上げよう
市長による市政状況等報告
市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力賜り、厚くお礼申しあげます。また、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
市政の動きの報告に入ります前に、今月に入り職員の不祥事が続いておりますこと、お詫び申し上げます。
まず、中学校教諭の逮捕についてでございます。今月14日、市立中学校の教諭が児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕されました。
このような事件が発生しましたことを市長として大変重く受け止めております。
市民の皆さま、特に子ども達には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
次に、本市職員が公用端末でサポート詐欺に遭い、個人情報が漏洩した恐れのある事案についてでございます。
7月6日の臨時記者会見以降の状況につきまして報告を申し上げます。
やまのこ事業で参加された3小学校229名の保護者に対し、臨時記者会見翌日の7日に教育委員会よりお詫びと今後の対応についての文書を送付させていただきました。
その後、この件に関するお問い合わせを、これまで4件いただいています。
具体的には、やまのこサポーター1名から「見覚えのない電話があった」と相談があり、また、匿名で小学生保護者1名より問い合わせがありましたが、いずれも今回の事案に関係はございませんでした。
その他市外の2名の方から、セキュリティが甘い等のご指摘をいただいたところであります。
情報漏洩の有無等については、12日に専門業者であるデジタルデータソリューション株式会社に調査を依頼し、25日に結果報告がありました。
遠隔操作をされていた間、Webサービスを不正に利用した痕跡や個人情報を含むファイルにアクセスした痕跡、情報が搾取された痕跡は確認されなかったとのことです。
この調査結果を踏まえ、27日までにやまのこサポーター及び関係する保護者への連絡を行いました。
今回の件を受け、再発防止策として、7月31日と8月10日に分けて、インターネットを利用する全職員と本市が管理するインターネット環境を利用する派遣者、委託先の者も含め、サイバーセキュリティ研修を実施いたします。
不参加の職員は、安全管理措置徹底のためユーザーアカウントの停止をするなど、全員が今一度インターネットの活用と、情報セキュリティの重要性に対し意識改善する機会にしたいと考えております。
それでは報告に入らせていただきます。
国の重要文化財に指定されている「旧和中散本舗大角家住宅」にある人車製薬機が、この度、日本の「機械遺産」に認定されることとなりました。
栗東市では株式会社イシダの組合せ計量機に次いで2件目、県内では6件目の認定となります。秋には特別公開も旧和中散本舗で予定しておりますので是非この機会に訪れていただきたいと考えております。
次に、「物価・エネルギー価格の高騰を踏まえた、新たな省エネ家電購入補助支援策」が、令和5年7月21日より申請受付を開始いたしました。また、「住宅用太陽光発電システム等設置補助金」についても、7月27日より申請受付を開始いたしました。
物価高騰対策につきましては、子育て世帯、生活困窮者への支援策を進めてまいりましたが、その後も物価やエネルギー価格の高騰は続いており、家庭への影響も長期化しております。
このような状況を踏まえて、エネルギー価格の高騰が長引く場合でも、エネルギー消費量の少ない省エネ設備の導入によって、電気代のランニングコストの削減が図られることが予想されます。
あわせて環境に配慮したまちづくりを促進することにもつながるため、非常に意義があることと考えております。
継続的なエネルギー消費量の削減を図り、カーボンニュートラルの加速化につなげてまいります。
最後に、令和7年に滋賀県で開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会」に向けた機運醸成の取組みの一つとして、私も本日着用させていただいておりますポロシャツを作成致しました。
毎週水曜日を「くりポロ曜日」と定め、職員が職務中にポロシャツを着用し、さらなる盛り上げ、みんなで支える大会としていきたいと考えております。
以上、記者の皆さまには、引き続き暑い日が続くことが見込まれますので体調管理にはご留意いただきながら、ぜひ取材をいただければ幸いです。ご支援ご協力をお願い申しあげ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。よろしくお願い申し上げます。
市長と市政記者クラブとの意見交換
<やまのこ事業による情報漏洩疑いに関すること>
(記者)
今月6日の臨時記者会見では、サポーター28名と子ども229名の氏名がパソコンにデータとして入っており、相手先の手口で遠隔ソフトがインストールされていたことからその情報が漏洩した疑いがあるという内容を伺った。その疑いに関する結果が25日に報告されたという認識でよいか。
(環境経済部長)
その認識で間違いない。
デジタルソリューション株式会社に調査を依頼した。リモート操作やアクセスがどのようにされたかを調査できる会社である。
遠隔操作のアプリケーションがパソコンに送られてきた内容は事実である。7月4日の9時30分から9時44分の14分間、遠隔操作ができる状況ではあったが、データが盗まれたり、データが閲覧されたりした痕跡は見られなかった。
(記者)
サポーターや保護者にいつ、どういう手段で、どのような内容を報告したのか経過についての詳細を伺いたい。
(環境経済部長)
サポーター28名には、7月26日~27日にかけて電話にて口頭での結果報告をした。
まずデータの漏洩がなかったことと、今後も引き続いて知らない方からの電話にはご注意くださいということを伝えた。
問合せの中で1件、知らない番号からの連絡があったとのことだったが、調査では詐欺に関係する電話番号ではないことが確認できたため、その旨をお伝えしている。
(教育委員会)
保護者に関しては、7月26日に緊急メールで配信している。
現在夏休み期間であるため、夏休み明けの8月24日に再度文書でお渡しする予定。
内容はサポーターへの内容と同様。
<大角家住宅の人車製薬機に関すること>
(記者)
人車製薬機が市内2件目の「日本機械遺産」に認定されたとのことで、1件目はいつ登録されたのか。
(教育部長)
株式会社イシダの組合せ計量機は平成29年(2017年)に登録された。
(記者)
大角家住宅の人車製薬機の大きさやスペックが分かれば資料をいただきたい。
また、今回選ばれた理由を伺いたい。
(教育部長)
大きさは直径一丈四尺一寸(4280ミリメートル)
人力を動力源とした製薬機であり、江戸時代の当時の現存のまま残っているのはこちらのみということが選ばれた大きな理由。
復元されたものは、製薬会社エーザイに保存されている。旧和中散本舗の人車製薬機を復元されたものである。
<子ども医療費助成制度について>
(記者)
三日月知事から県内の高校生の医療費の助成について話が出ているが、
一方で栗東市では小学生までの助成で、中学生の助成がない現状であるが、
知事の方針を受けて市では今後どのような方向性で検討しているのか伺いたい。
(市長)
中学生の医療費の助成がされていない現状で、県が高校生の医療費を助成すると、いびつな制度になる。当時小学生の助成を県が行うと議論がされていたことから、市長選の時に公約していた中学生の医療費助成について想定と異なる形になった。そのため、財源が厳しい現状の中で、知恵を絞っていかなければならないと感じている。
(記者)
栗東市としては、中学生の医療費の助成を考えているのか。
(市長)
6月議会定例会でも請願書が採択されており、前向きに考えていきたい。
(記者)
滋賀県では栗東市のみ、中学生の医療費助成が実施されていないが、踏み切れない理由があれば伺いたい。
(市長)
財源の確保である。必要経費としては約4千万円必要になってくる。
県に対しても財源についての具体的な話をしたいと考えている。
(記者)
いつまでに結論を出したいと考えているのか。また9月議会には条例等を定める予定であるのか。
(市長)
8月中には医療費の助成について意見を固めたいと考えている。
しかし、県がいつから実施されるのか定まっていないため、具体的な話を進めていく上で、検討し、調整していきたい。
以上
更新日:2023年07月31日