令和5年12月26日定例記者会見

更新日:2023年12月28日

資料提供

栗東市子育てアプリ「くりなび」を開始!

栗東市指定文化財の新指定について

第54回 栗東市青少年美術展覧会

第70回 滋賀県教育美術展

標語コンテスト表彰式

市長による市政状況等報告

市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政にご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。

12月定例会が22日に閉会となりました。提案させていただいた議案のすべてを原案通り可決及び同意をいただきました。各議員よりいただきましたご意見につきましてはしっかりと受け止め、これからの市政に着実に取り組んでまいります。

さて、令和5年も残りわずかとなりました。今年は、赤ちゃんおむつ費用の助成や、ふたご・みつごを育てるご家庭に誕生直後や進学時等、特に負担がかかる時期の子育て費用の助成を開始しました。
赤ちゃんおむつ費用の助成の申請率は98.3%(12月20日時点)、ふたご・みつごを育てるご家庭の費用の助成は、申請率が100%で、ご家庭の経済的負担の軽減に繋げることができたのではないかと考えております。

また、私の公約でもありました小・中学校の学校給食を9月より週5日制に移行することができました。

記者の皆さまをはじめ、市民の皆さまや栗東市政に携わる多くの皆さまのお力添えにより、本年を締めくくることができますことを改めて心より感謝申し上げます。

話題が変わりまして、「うますぎる栗東大使」であるマラソン選手の近藤寛子さんが、12月3日に開催された第54回防府読売マラソン大会(兼)第24回日本視覚障がいマラソン選手権大会 におきまして、女子IPC登録の部で優勝されました。このIPC登録部門とは、障害者スポーツ団体を統括する国際的な組織のことで、国際的に活躍するための登録です。
10月に優勝された競泳選手の木村敬一さんに続き、本市に明るいニュースを届けていただきました。
今後も本市出身のアスリートとしてさらなる活躍を期待しています。

次に、去る9月8日から12月6日の期間に実施しておりましたデザインマンホール蓋のクラウドファンディングについて、結果を報告いたします。
目標金額128万円に対し、寄付総額は111万1千円で達成率は86.7%と、目標金額には若干届きませんでしたが、多くの方からご寄付をいただきました。
また、温かい応援メッセージも頂戴しております。応援していただいた皆さま、本当にありがとうございました。
いただいた寄付金を有効に活用させていただき、調達方法や設置場所を工夫することで、何とか2枚のマンホール蓋を設置できるよう現在準備を進めておりますので、完成しましたら是非栗東にしかないオリジナルマンホール蓋を見に本市にお越しいただきたいと思います。

さて、新年を迎え1月から「栗東市子育てアプリくりなび」の配信を開始します。詳しくは、情報提供資料のチラシまたは広報りっとう1月号をご覧いただきたいのですが、妊娠・出産から子育てにかかる必要な情報を取得することができるアプリとなっております。アプリをダウンロードしてぜひご活用いただけたらと思います。

また、4月には子ども医療費の助成範囲を中学生、高校生世代まで拡大します。

そして、1月7日(日曜日)には、栗東芸術文化会館さきらにおきまして、本市「はたちのつどい」を挙行いたします。
私の思い出話としては、当時お付き合いをしておりました同級生と成人式に出席をさせていたことを覚えておりまして、それが今の妻でございます。
そして、小学生、中学生の時の友達と久しぶりに会えるという楽しい思い出は、今でも脈々と続いているのではないかと思っております。

最後になりますが、皆さまにとって新年が輝かしい年でありますよう、ご祈念申し上げるとともに、来年も引き続き、栗東市政記者クラブの皆さまのお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。

市長と市政記者クラブとの意見交換

<1年間の振り返り>

(記者)
冒頭の挨拶で1年間のことを振り返られていたが、改めて今年実現できたことや、来年の目標などがあれば教えていただきたい。
(市長)
1年間を振り返ると、ネガティブな事件もあった。本市元職員が、収賄容疑により逮捕された案件は、本市にとって大変大きな出来事であった。現在、内部調査委員会を立ち上げ、調査を進めているが、調査内容を踏まえて、再発防止に取り組んでいきたい。
私が掲げてきた一つずつの政策が、職員の協力を得て形になって実現できている。一方で、既成概念にとらわれない市政運営を進めてきたが、市役所全体にまで行き渡っていたかと言われると、課題もある。
漠然と事業を行うのではなく、事業の目的や手段、内容を理解した上で進めることが大切だと考えている。
(記者)
形になってきている政策は、赤ちゃんおむつ費用の助成や、ふたご・みつごを育てる家庭に対する費用の助成、学校給食5日制等で間違いないか。
(市長)
はい。

 

<贈収賄事件における内部調査委員会について>
(記者)
贈収賄事件の件で、市長の所感と、内部調査委員会についての現状を具体的に教えていただきたい。
(市長)
先日裁判所で求刑され、翌年1月12日に判決が出ると聞いているので、その判決を我々は粛々と受けとめていくことに尽きると考えている。
内部調査委員会は、去る10月18日に上山副市長をトップとして立ち上げた。今回の事件について、原因究明と問題点の分析、検証を行った上で、再発防止等に努めるための方策を取りまとめることを目的としている。
調査の対象は、栗東ニューテクノパークにおける企業立地業務であり、収賄事件の事実関係や、元職員の在職中の業務内容や進め方、組織としての事業の進め方や意思形成プロセスなどについて調査をする。
今後判決が出ればその動きを注視しながら、必要があれば本人に聞き取り等も行う予定。
(記者)
内部調査委員会での現状のプロセスを教えていただきたい。
(総務部長)
令和5年10月18日に立ち上げをして、11月22日に第2回を開催し、12月25日に第3回を開催。第2回は最終的な報告書の構成案をまず思い描いて、事実関係の調査手順等を協議した。それを受け、現在担当課において、過去の決裁文書や協議録の確認、整理を行っている。そして12月11日に初公判があり、検察が冒頭陳述などで明らかになってきた新たな事実を加えて調査をするために、第3回を開催し、初公判の内容について協議した。
(記者)
過去何年度まで遡って調査しているのか。
(総務部長)
平成31年の4月。元職員が企業立地の業務に携わり始めた時期から調査している。
(記者)
結果をいつまでに出す予定なのか。
(総務部長)
情報が多く、時間がかかっている状況であるが、現段階では本年度内を目標として取り組んでいる。

 

<近隣市について>

(記者)
もうすぐ草津市長選がある。隣市ということで、市長の目から見て草津市はどう感じるか。
(市長)
歴史的に見ても同じ栗太郡というエリアであり、近隣市として現在火葬場などの連携をしていることからパートナーでもあると感じている。
草津市は駅前を中心とした再開発が追い風となり、駅を中心として本市以上に人口が飛躍的に伸びている。また財政的にも比較的舵をとりやすいのではないかと考えている。
ただ一方で、人口の増加に伴いインフラへの投資も増えることによる難しさがあるのではないか。また、琵琶湖沿いや山辺付近では過疎化があると聞いているので、舵取りが大変な部分もあるのではないか。
お互い隣町として、栗東市で居住しながら草津市に勤めている人や、草津市に居住する人が、本市の企業で勤めるなど多くのケースがあるので、お互いともに成長できればと思っている。
(記者)
人口の流出についてアンケートを実施し分析していくと過去に聞いていたが、現状の分析について伺いたい。
(市長)
栗東から転出する人、或いは転入した人にアンケートを実施した。結果は今後公表をする機会を作る予定であるが、集計をしている段階。
アンケート結果では、交通の利便性を求めて、あるいは住宅の事情により栗東から転出する人がいる一方で、全く同じ理由で栗東に転入しているというデータもある。
子育て政策を理由として流出している人はあまり見受けられなかった。

 

<ダイハツ工業の認証不正問題について>

(記者)
ダイハツ工業の件で、栗東市では取引先の企業等に影響が出ているというようなことはあるか。
(市長)
聞いていない。滋賀ダイハツ販売の本社が栗東にあるので問題が長期化すると、影響が今後出てくる可能性はあるが、現状顕在化していない。

以上