令和6年3月26日定例記者会見
資料提供
ふるさと納税クラウドファンディングで購入した血管年齢測定器で測定
博物館講座「かまどめしを炊こう!」
市長による市政状況等報告
栗東市政記者クラブの皆様には、平素より栗東市政に何かとご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
また、本日は年度末の大変お忙しい中にもかかわらず、定例記者会見にお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。
さて、去る3月22日に閉会しました、令和6年3月定例会におきましては、新年度当初予算案をはじめ、提案しました39議案全てを原案通り可決及び同意をいただきました。
令和6年度は、私の任期の折り返し点を迎える年となりますが、市民の皆さまに安心をお届けするために一歩ずつ着実に前進し、「住んでよかった」と実感いただけるよう、本市の持つ特性や強みを活かしながら、何事にも果敢にチャレンジしてまいります。
次に、令和6年度の組織、人事についてであります。昨日25日に、令和6年度人事異動の内示を行いました。
組織・人事異動の方針は、引き続き「積極的に先を見据えた新たな時代の栗東(まち)づくり」に向けた歩みをさらに進めることを念頭に置きつつ、更なる行政サービスの充実を図るべく「自治体情報システムの標準化」「DX」を進めるために継続性を持たせながらも、スピード感のあるスリムな組織機構をめざし、7部5局1室1事業所44課の体制で、206人の異動による、479人の職員を配置しました。
能登半島地震への支援につきましては、現時点で職員の派遣を行っていませんが、避難所運営などの応援要請が引き続きありますので、4月以降の派遣に向けて調整を行っています。
また、日本赤十字社栗東市地区の義援金は、3月26日時点で合計金額179万2,477円の寄附をいただいています。
話題が変わりまして、「うますぎる栗東大使」で競泳選手の木村敬一さんが、3月9日・10日に開催された2024日本パラ水泳春季チャレンジレースにおいて、男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で基準記録を突破し、パリ2024パラリンピックへの出場を決められました。
木村敬一さんには何度も本市に明るいニュースを届けていただいておりますが、5度目のパラリンピック出場ということで、さらなる活躍を期待しております。
次に、この度市民の皆様の健康意識向上に向けた取組みとして、ふるさと納税型クラウドファンディングを実施し、血管年齢測定器を購入しました。本日より市役所に血管年齢測定器を、なごやかセンターに血圧計をそれぞれ設置しています。
詳細は資料1のとおりですが、目標金額を上回る寄附をいただきました。ご協力をいただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
記者会見終了後に、庁舎1階出入口付近でわたくし自身が測定しますので、ぜひ取材撮影をいただければと思います。
また、同じくふるさと納税型クラウドファンディングを活用し製作した、「くりちゃんのデザインマンホール蓋」の設置が3月14日に完了しました。アル・プラザ栗東と、ウィングプラザの間の通路(通称ポケットパーク)と「田舎の元気や」入口前歩道の市内2カ所に設置していますので、ぜひ現地で実物をご覧いただければと思います。
最後に、この4月から、市内3つの中学校の制服が新しくなります。
従来の男女別指定の制服を改め、機能性と多様性を重視した3校共通のデザインを採用し、男女共スラックスでもスカートでも選択可能となりました。
ブレザーに使用するボタンとワッペンは、生徒たち自らがアイデアを出し合い考えたもので、それぞれ学校の特色を生かした世界に一つしかないデザインとなっています。
今回の取組みをとおして、子どもたちが学校への愛着や、自分らしく生き生きと生活を送れるきっかけとなることを期待しています。
以上、引き続き、記者の皆さまのご支援、ご協力をお願い申しあげ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。
4月からも引き続きよろしくお願いいたします。
市長と市政記者クラブとの意見交換
<市内3中学校の制服の更新について>
(記者)
制服の更新を行ったきっかけや経緯を伺いたい。
(教育部長)
何十年も前から同じ制服を着用しているが、今回ジェンダーレスの観点から女性でも男性でも好きな制服が着用できるように、スカートとスラックスを選択できるようになった。
ワッペンとボタンのデザインは各生徒会で募集をかけ、生徒が応募し決定。
(記者)
基本の形は、3校とも全て一緒で間違いないか。
(教育部長)
はい。それぞれブレザーとチェックのスカート、スラックスの仕様。
(記者)
新1年生からの制服仕様で、新2、3年生は旧デザインということか。
(教育部長)
新1年生を対象にしているが、新2、3年生でも希望があれば購入できる。
ただ経済面を配慮し、令和11年3月末までは従来の制服を着用できる。
(記者)
校則を変更したということか。
(教育長)
今まで標準服として校則指定していた。具体的には、男子は黒の詰襟、女子はブレザーでリボンの色は学校ごとに異なる。
それを今回はブレザーを標準服とし、5年間の移行期間を設けている。
従来より衣替え期間等を設けておらず、体調に合わせて上着で調整したり、体操服での登校を可能にするなど柔軟に対応している。フォーマルな場では指定の上着を着用するという校則となっており、今後も同様の認識でなされていくものと考えている。
(記者)
男子生徒はこれまで学ランで、4月からはブレザーに変わり、女子生徒は、リボンの色だけ中学校ごとに異なっていたと。
(教育長)
はい。新制服ではリボンもなくなる。
(記者)
従来の標準服に比べると、値段は高くなるのか。
(教育長)
あまり変動はないが、少し安価になる。
(記者)
生徒から制服を変えてほしいという依頼があり今回の運びとなったのか、あるいは教育委員会の中でジェンダー等の意見が多く出てきたから動いたのか経緯を教えていただきたい。
(教育長)
ジェンダーフリーについては、生徒、教員共に考える中、従来から女子生徒がスラックスを履いて登校することもあった。ただどうしても上下のミスマッチがあり、共通のブレザーにすれば、スラックスでもスカートでも選択肢としての幅が広くなるのではないかということで、生徒からの強い意志があったというわけではなく、生徒と教員、保護者を交えながら検討し今回の運びとなったと認識している。
(記者)
制服検討委員会などを設けていたのか。
(教育長)
3年前から各学校で検討委員会を設けて進めていた。
<贈収賄事件について>
(記者)
今年度中に贈収賄事件の総括を終えると聞いていたが進捗はどうか。
(総務部長)
2月21日に5回目の内部調査委員会を終え、公判の過程で明らかになった事実や当方に残っている情報を時系列と突き合わせて検討し、関係職員へ聞き取りをする内容をまとめ、今まさに聞き取りをしている。
年度末を目途に進めてきたが、スケジュールが遅れている。新年度のできるだけ早い時期に取りまとめたい。
(記者)
いつ頃を目途にしているのか。
(総務部長)
第1四半期を目途にしたいと考えている。
以上
更新日:2024年03月27日