令和6年4月26日定例記者会見
資料提供
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市長による市政状況等報告
栗東市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力賜り、厚くお礼申しあげます。新年度に入り、初めての定例記者会見にご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。
先ず初めに、4月10日に逝去された「うますぎる栗東大使」の一員である関西騎手クラブの藤岡康太(ふじおかこうた)騎手の葬儀に参列させていただきました。トレセンがある町の市長として、また一競馬ファンとしても、大変残念なことであります。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
次に、元職員の逮捕に関する内部調査委員会の進捗を報告いたします。現在関係職員への聞き取りが終了しました。近々、元職員本人に聞き取り調査を実施した後、内容を整理して6月中を目途に取りまとめる予定をしております。
さて、4月1日より今井義尚教育長が就任しました。私からの市政報告の後、少しお時間をいただき、今井教育長より就任の挨拶をさせていただきます。
スピード感のあるスリムな組織機構を目指した組織体制がスタートし、間もなく1ヶ月が経とうとしています。
4月に入り、各課の朝礼に順次回っておりまして、10数ヶ所終わりましたが、市長に就任して申し上げておりました、前例踏襲主義の打破や既成概念を打ち破るということを、職員と直接話をしたり、また職員からいろんな話を聞き取ることで、徐々に浸透してきているのではないかという実感もあります。
引き続き「積極的に先を見据えた新たな時代のまちづくり」をさらに進め、「栗東に住んでよかった」と実感していただけるよう、何事にも果敢にチャレンジしてまいります。
次に、令和6年能登半島地震にかかる災害支援について現在の状況を報告いたします。4月13日から19日までの7日間、家屋被害認定調査員として職員2名を石川県能登町に派遣しました。引き続き5月3日からも職員2名の派遣を予定しております。
現地では復旧作業が進んでいるようですが、まだまだ支援が必要な状態です。
私の知り合いも、輪島市で、菓子屋を営んでいますが、最近報道もされないようになってきている中で、取り残された被災地になる懸念もされているという思いを聞きました。
市としてもできる限りの支援を継続していきたいと思っておりますし、また実際に現地に赴いた職員の知見も生かしながら、本市の防災体制の強化にも取り組んでまいります。
続きまして、4月15日に情報提供しました内容になりますが、4月1日より、市役所本庁舎及び市内全市立小中学校等25施設に関西の自治体では初めて風力由来の再生可能エネルギー100%の電力を導入いたしました。
今回の導入により、年間使用電力量約550万キロワットアワーが再エネ電力に切り替わり、約1,660トンのCO2排出(東京ドーム約3分の2個分)を削減できる見込みとなります。今後も環境への負荷軽減に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。
次に、本市出身で「うますぎる栗東大使」の白上一成(しらがみかずなり)さんと、所属する東京力車(とうきょうりきしゃ)のメンバー2人が、栗東で4月13日に観光バスツアーを開催しました。全国から80名の応募がある中、抽選で総勢45名の参加者が集まり、「田舎の元気や」、「TCCセラピーパーク」、「大野神社」など5カ所の栗東ならではのスポットを巡りました。
白上さんからは、「故郷である栗東市をもっと盛り上げていけるようPR活動に励みます」との心強いお言葉をいただきました。
また、9月1日(土曜日)にも、栗東芸術文化会館さきら中ホールでライブとトークショーを開催予定です。定員400名のところ、先行抽選受付で現在200名の申込をいただいておりまして、一般発売も5月3日から開始となっております。当日は、くりちゃんとのグリーティングやグッズ販売も行っておりますのでぜひお越しいただければと思います。
今後も交流人口の増加に向けて、全国に栗東の魅力を伝えられるよう企画等を考えてまいりたいと思います。
最後に、5月12日(日曜日)に、京都競馬場にて栗東を冠にした「栗東ステークス」がメインレースで行われます。当日は京都競馬場 ステーションサイド2階で9時から17時まで本市の物産展も開催する予定です。私も、プレゼンテーターとして当日出席させていただく予定です。詳細については、この後、資料提供で説明させていただきます。
市政記者クラブの皆さまにはぜひ、栗東の魅力をご紹介いただきますよう、お願い申し上げ、私からの市政の動き等についてのご報告とさせていただきます。
教育長の挨拶
4月1日から教育長を拝命しました今井義尚と申します。
私は42年間の教員生活を歩んでまいりました。小学校教諭、高等学校で保健体育の教諭、特別支援学校、滋賀県教育委員会からの派遣で、滋賀県スポーツ協会で競技力向上を担当しておりました。そのうち9年間を栗東高校、2年間を県立聾話学校の教頭として勤めさせていただきました。
栗東高校では野球部の監督を担当し、選手・生徒とともに甲子園を目指して野球に取り組んだことが大きな思い出になっております。
この度市長に任命いただき、このご縁のある栗東で教育長を拝命しましたが、教育における様々な課題がたくさんある中で、関係の皆さんとともに「栗東で育ってよかった、子育てができてよかったと」言ってもらえるような教育の推進に力を尽くしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
市長と市政記者クラブとの意見交換
<自立持続可能性自治体として取り上げられたことについて>
(記者)
人口戦略会議の中で、栗東市は自立持続可能性自治体として取り上げられている。この件に関し、市長の受け止めや、今後の活性化に向けた取り組みについて考えがあれば伺いたい。
(市長)
比較的冷静に受けとめている。高揚感や嬉しいという気持ちではない。ひとつの指標として、栗東は出生率の高い町とも言われているが、一方で、子育て世代の流出等が顕在化している。どちらかというと、危機感というか、むしろ今回選ばれたことで、今後、子育て世代の流出をどうして止めていくのかということがあり、浮かれる気持ちは全くない。
その上で、昨年度、転入者と転出者を対象にアンケート調査を行い、ある程度、現在本市の置かれている状況が見えてきている。今年、総合戦略を立てていく計画になっているので、その中でしっかりと栗東市の定住に向けた施策等を表現していきたい。
(記者)
自立持続可能性自治体として選ばれた理由や背景には、どのようなものがあると考えるか。
(市長)
おそらく色々な指標やデータを用いて今回の結果になっており、詳細は私にもわからないが、先ほど申し上げたように、本市は特殊出生率が大変高いまちであるので、その辺が大きく起因しているのではないかと考えている。
(記者)
先ほどのアンケート結果は既に公表しているのか。
(市長)
公表している。
<合計特殊出生率が高い要因について>
(記者)
先日の厚労省の発表で、合計特殊出生率も県内で一番高かったと思うが、その要因についてはどのように受けとめているか。
(市長)
栗東は交通の要衝であり、通勤や移動に際し利便性の良いまちである。その上で、住居は賃貸系の物件が多く、結婚して賃貸物件に入居し、そこで出産をされるという方が比較的多いので、そこが特殊出生率の高さに繋がっているのではないか。
その後の転出が多いところについては、定住の部分になってくるが、栗東の場合は、市街化区域の開発が進み、空きスペースが無くなってきている。子どもが大きくなって家を建てようという時に、供給がやや不足しているという背景がある。場所がないから出て行かれるというような傾向も少し見えてきているため、この辺の施策を打っていくことが、私どもが進めていく一つのポイントになると思っている。
(記者)
今後、具体的に考えていることはあるか。
(市長)
関係法令や、県ともしっかりと協議をさせていただく中で、どういうふうな規制があって建物が建てられない、住宅開発ができないのか。それを緩和していくためにはどうしていくか、ということを調整していくことになろうかと思う。私も詳細を把握しているわけではないが、色々なハードルがあり、簡単な話ではないということも聞いている。
以上
更新日:2024年04月30日