令和6年7月30日定例記者会見

更新日:2024年08月05日

資料提供

パブリックビューイングで選手を応援!

日清食品カップ 第40回全国小学生陸上競技交流大会出場

子ども考古学体験~勾玉づくりと火起こし~

わくわく環境塾~夏休み川の学校in細川探検~開催!

特集展示「平和のいしずえ2024」

市長による市政状況等報告

栗東市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。本日もお暑い中、またご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。

はじめに、去る7月9日(火曜日)に臨時記者会見を開催いたしました『市立学校での不適正会計処理事案』につきまして、改めて市立小中学校の関係者の皆様をはじめ、市民皆様の信頼を失うこととなりましたこと、心からお詫び申し上げます。

その後、市内全校で調査を行い、新たな不適正会計処理は無かったとの報告を受けております。現在、教育委員会で調査結果の報告書を作成しており、関係者の処分につきましては、県の職員でありますことから、県の基準に従い決定されると聞いております。
市としましては、再発防止に向け、学校関係者を対象にした研修会を8月上旬に実施する予定をしております。

次に、元職員の逮捕事案に関しましては、内部調査委員会のとりまとめが終了し、先日、調査報告書を記者の皆さまに情報提供したところです。
報告書にも記載しておりますとおり、我々は「二度と同じ過ちを繰り返さない」との思いのもと、公正公平な行政運営を実施し、信頼回復のため、職員一丸となって、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
報告書の内容等につきましては、この後に、担当であります総務部長より説明します。

さて、現在、パリ・オリンピックが開催され、連日熱い闘いが繰り広げられています。そして、パリ・パラリンピック開催まで1ヶ月をきりました。改めまして、本市からは広報大使を務める水泳選手の木村敬一さんと、本市在住の車いすバスケ女子日本代表の北田千尋さんが出場されます。
栗東市をあげて2人の活躍を応援したいと思います!

スポーツに関連しまして、本市の子どもたちも全国大会への出場が決まるなど嬉しいニュースが届いています。

一つ目は、7月26日(金曜日)から開催された「第29回高野山旗全国学童軟式野球大会」に「栗東ワイルドキッズ」という野球チームが出場しました。2回戦からの登場で、鹿児島県代表と対戦して見事勝利し3回戦に進みました。3回戦では残念ながら、兵庫県の代表チームに敗れたという結果でしたが、先日子どもたちが市役所に来てくれた時には、精悍な顔つきで「頑張ってきます」と話す姿が印象的で、頑張ってきたんだと嬉しく感じております。

二つ目は、9月21日(土曜日)から23日(祝日)に東京の国立競技場で開催される日清食品カップ「第40回全国小学生陸上競技交流大会」へ市内小学生3名が出場されることになりました。8月6日(火曜日)に2名の選手が出場報告のため私に会いにきてくれる予定です。

また先ほど入ったニュースですが、「第58回全日本高等学校馬術競技大会」いわゆる馬術のインターハイにおきまして、地元の栗東高校馬術部が39年ぶりに団体優勝したということでした。「馬のまち栗東」で39年ぶりという快挙を遂げられたということは大変ホットなニュースであり、この場で紹介させていただきます。

暑さ厳しい中、熱中症対策など体調管理に十分気をつけていただきながら、全国の晴舞台で力を存分に発揮し楽しんできていただきたいと思います。

続きまして、7月20日(土曜日)、広報大使を務める白上一成さんの栗東市観光バスツアー第2弾が開催されました。全国から48名の参加者が集まり、「栗東にまた訪れてみたい」「栗東が好きになりました」という声をいただき、大変嬉しく感じております。

先日の7月28日(日曜日)には、野洲川運動公園ソフトボール場にて、栗東青年会議所が主催する「LOVE&DREAM RITTO FES 2024」が開催され、白上一成さんにも出演をいただきました。私も訪れた時には、白上さんの元気な顔を見せていただきました。
ステージパフォーマンスや飲食店の出店、企業の就職説明ブースなど、様々な角度から青少年の夢を応援するイベントで、暑い中でしたが会場が盛り上がっていました。熱中症など誰か倒れないかと心配はしていましたが、無事にイベントが終了したと聞いています。

最後に2点、お知らせとお願いです。

1点目は、お手元にお配りしている広報紙にも掲載しておりますとおり、明後日8月1日(木曜日)9時から、栗東市公式LINEの運用を開始いたします。
市からの緊急情報やお知らせをプッシュ通知でお届けするほか、防災や子育てなど、知りたい情報を、画面下のメニューボタンから簡単に調べることができるようになります。また、登録者は自分の欲しい情報を選んで受け取ることができるほか、ごみの収集日をお知らせしてくれる「ごみの日アラート」や、道路の損傷を見つけたらLINEで通報することができる「道路損傷(そんしょう)通報システム」といった便利な機能もついています。

運用開始後も市民みなさまのご意見を聞きながら、「便利だな」「役に立つ」と思っていただけるよう更に機能を充実させていきたいと考えています。

2点目ですが、前回の定例記者会見でお伝えをしておりました、栗東健康運動公園(ホースパーク)のサウンディング調査につきましては、皆さまに記事として取り上げていただきましたおかげで、行く先々で、様々な反響をいただいており、先日、事前説明会を開催しましたところ、15社もの事業所様にご参加をいただきました。

8月23日までサウンディング調査の参加受付をしておりますので、記者の皆様におかれましては引き続き情報発信にご協力いただきますようお願い申し上げます。

私からの市政の動き等についてのご報告は以上とさせていただきまして、これから、総務部長より元職員の逮捕事案にかかる内部調査委員会調査報告書について説明を行います。

【総務部長による内部調査委員会の取りまとめ報告】

<資料を用いた説明(省略)>

 

市長と市政記者クラブとの意見交換

<内部調査委員会について>

(記者)
報告書の内容をどのように受け止めているのか。
(市長)
今回の調査で全容が解明した。市長に就任してから元職員と4カ月間仕事で関わる中で、彼の人間性を知る機会があった。報告書から読み取れる人柄と行動は、今振り返ってみると想定することができる。
また、土地所有者に協力を求める際に、売買実績を引き合いに協力を依頼していたことは、価格交渉の範疇とも捉えられる可能性があり、元職員と同じような積極的な関与をしていたわけではないが、関与をしていないと言い切れない懸念があることについて、今後調査を進めていく必要があると感じている。
(記者)
調査対象の職員は何人か。
(総務部長)
1人。
(記者)
処分については現時点で考えているのか。
(総務部長)
工場等立地促進条例の解釈が人によってばらつきがある。本来であれば情報提供に留めておく必要があるが、「〇〇円でどうですか」と協力を求める踏み込んだやりとりがあったことを踏まえると、その行為が懲戒事由に該当するのかどうかを別の場で引き続き調査を進めていく段階である。


(記者)
今回の調査で聞き取りを行った職員は何人か。
(総務部長)
元職員を含めて6人。
(記者)
同じ課に所属していた人に聞き取りをしたのか。
(総務部長)
はい。
(記者)
部下から元職員の行動に対して咎める声があったということだが、どのような声を挙げていたのか。
(総務部長)
「1人で動かないでください、或いは1人で動いたとしても記録してください」といったことを元職員に伝えていたが、本人は聞き入れていなかった。
(記者)
本来、私用電話での協議はいけないことなのか。
(総務部長)
基本的には仕事関係で、外部の人と協議する時には公用電話を使用しなければならない。
(記者)
公用電話で協議をした内容でも協議録を残すべきなのか。
(総務部長)
最終的にどのような協議が行われたのか協議録を残す必要がある。


(記者)
再発防止に向けた今後の対策として外部通報窓口を設けるとのことだったが、現在設置しているのか。
(総務部長)
公益通報制度はすでに設置しているが、通報を受ける窓口が総務部人事課。同じ職員の立場で、公益通報しようと思ってもハードルが高いと思うこともあり得るので、外部通報窓口は予算を確保の上、来年度に設置する予定。
(記者)
公益通報窓口の外部委員について、何人体制で行う予定か。
(総務部長)
具体的には決まっていない。
(記者)
他に外部通報窓口を設置している市はあるのか。
(総務部長)
県内に1件あるとは聞いている。
(記者)
公益通報制度は形骸化せずに今回の事件が起きる前から活用されているのか。
(総務部長)
工場等立地促進条例の制定時から公益通報制度は導入しているが、職員がそれを身近なものとして、理解しているのかについては至らなかった部分がある。今後は外部の通報窓口を設置すると同時に、研修等を通じて市職員に周知したい。


(記者)
今回の事件が市長の在任期間中に起こったこととして、どのように考えているか。
(市長)
再発防止に取り組むということに尽きるのではないかと考えている。
当時、私自身がこうしておけばよかったということを申し上げる立場でもない。今回の事件を契機として、より良き組織に変えていくことが私に課せられた使命だと感じている。


(記者)
今回の報告書を受けてすでに職員に指示したことがあるのか。なければ今後する予定があるのか教えていただきたい。
(市長)
職員に対しては具体的に行っていない。まず議会に説明し、本日の記者会見で記者の皆さんにお知らせしたという段階。今後市職員に対して再発防止に向けた決意を中心に伝えていきたい。
(記者)
今回の報告書は市ホームページにいつから掲載されているのか。
(総務部長)
7月26日(金曜日)から公開中。


(記者)
今回の事件は部長という幹部職員だったことが非常に大きな問題になっていると感じるが、これまでの事件の発生まで、部長を管理する立場にある人はどういった人か。
(市長)
市長、副市長にあたる。
(記者)
部長級の幹部職員に対して日頃から市長は信頼していたということもあり、マネジメントが難しかったのか。
(市長)
市長だけで市役所全体の仕事ができるわけではなく、部長を筆頭に仕事を任せるため、仕事の中身について当然私の知らないことのほうが多い。信頼して、また信用して仕事を進めていただいているという思いは当時も今も変わらない。前市長もそのような思いだったのではないか。
(記者)
その信頼の中での単独行動が散見できたということで、市長からすると、信頼していたことで見ることができなかったのか、知っていたが信頼していたから何も伝えていなかったのか。
(市長)
当時知っていれば注意喚起できたのかもしれないが、単独行動をしていたという姿は見ていない。
私も他の職員も元職員が悪いことをしていると思っていなかったので、それが結果として今回の事件に繋がってしまったのではないかと感じている。


(記者)
今回の事件を受けて、改めて再発防止についての市長の思いを伺いたい。
(市長)
今回は大きな事件になった。今後はこのような事象があってはならない。職員研修を通じて再発防止に努めていきたい。万が一懸念される職員がいる場合には、公益通報という形で遠慮なく外部の人に知らせることができ、通報した職員が不利益を被ることがないような仕組みを作っていくことが重要だと考えている。


(記者)
元職員の判決は確定でいいのか。
(総務部長)
はい。

以上

 

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