令和6年10月1日定例記者会見

更新日:2024年10月04日

資料提供

市民手描きの「応援のぼり旗」展示会開催!

博物館講座「かまどめしを炊こう!」

栗東市金勝エリアでシェア乗りタクシーサービス

クラウドファンディングでくりちゃんPRグッズを作成!

市長による市政状況等報告

市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力賜り、厚くお礼申しあげます。また、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

まず初めに、9月21日に発生した石川県豪雨災害により、犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被災され避難を余儀なくされている皆様に、お見舞いを申し上げます。
今回の石川県豪雨災害に伴い、災害発生当日の21日から昨日30日までの間、緊急消防援助隊 滋賀県大隊の一員として湖南広域消防局から隊員を派遣し救助、捜索活動に従事頂きました。
現地活動に従事頂きました隊員は、困難な状況の中で被災者に寄り添った活動に感謝申し上げます。
栗東市におきましても、このような災害がいつ起こるとも限りませんので、隊員が持ち帰ってくれた知見等も生かしながら、市民の生活の安全安心の確保に向けて、より一層注力していかなければならないと、改めて強く考えています。

さて、昨日9月30日に閉会となりました、令和6年9月定例会につきましては、提案しておりました全24議案についていずれも原案通り可決・認定並びに同意をいただきました。
審議いただきました内容を踏まえ、しっかりと市政・施策を進めてまいります。

先週の3連休最終日の9月23日に、栗東トレーニング・センター乗馬苑で「馬に親しむ日」が5年ぶりに開催されました。
福島県の伝統馬事芸能である相馬野馬追(そうまのまおい)やポニー乗馬、獣医師や装蹄師の仕事体験などさまざまなイベントが行われ、来場者は約7,600人と、多くの人で賑わっておりました。
共催している栗東市としては、「馬のまち栗東」のPRとして競走馬が使用していた蹄鉄による「蹄鉄釣り」体験ブースや、来年の国スポ・障スポのPRに向けた本市発祥のスポーツである「スローイングビンゴ」や「スポーツチャンバラ」の体験ブースを出展しました。
多くの人にブースを訪れていただき、親子で楽しむ姿もたくさん見ることができました。
県外からの来場者も多く、栗東市について知ってもらえる機会に繋がったと感じています。
わたしも出席したのですが、相馬野馬追で目の前を馬が通った時には「わぁー!」と歓声があがっていました。馬は普段出会えない動物なので、今回多くの人が喜んでおられ、馬の綺麗さや逞しさを感じていただけたと思います。また改めて、馬はキラーコンテンツだと感じました。

さて、パリパラリンピックも終わり、競泳の木村敬一選手は2つの金メダル獲得、そして車いすバスケの北田千尋選手は、7位入賞という成績を残されました。
木村選手が出場された100mバタフライ決勝でのパブリックビューイングは、9月7日(土曜日)の未明(夜中3時半ごろ)ではありましたが、地元応援団など約70名の市民と共に熱い声援を送りました。
今後、地元の方々が中心となって、祝勝会や講演会企画もあると聞いておりますので、この金メダルの勢いで栗東市政にもいい影響を与えてくれると思っています。

9月24日(火曜日)には、北田千尋選手が、大会後の報告にきてくれました。
北田選手は、「出場できる国は全部で8チームと狭き門をくぐり抜けてきたため強豪チームばかりでしたが、自分たちのバスケでリズムをつくって点を獲得することができました。4年後のロサンゼルスパラリンピックでは、表彰台に上がれるよう今後も頑張っていきます」と語られました。
すでに4年後を見据え、メダル獲得への手ごたえを感じておられるので、ロスパラリンピックでは期待できるのではないかと思っています。

次に「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」に関するお知らせです。
開催まで、いよいよあと1年となりました。
全国から来られる選手や関係者の皆さんを歓迎・応援するため、130点以上の「のぼり旗」を市民の皆様に協力いただき制作しました。
応援の言葉や各都道府県にまつわるイラストなど、一点一点心を込めて描かれた「のぼり旗」の展示会を市内各地で開催します。
見ごたえのある展示会にぜひ足を運んでいただきたいです。

また、栗東市では、国スポの正式競技として琵琶湖カントリー倶楽部を会場に、ゴルフ競技が開催されます。今回の開催を契機に、小さい頃からゴルフに親しむ機会を持っていただきたいと、栗東市スポーツ協会主催のジュニアゴルフ教室が月曜日の19時から「びわ湖ゴルフガーデン(荒張)」で開催されています。
“ゴルフ”と聞きますと、どうしても費用がかかるというイメージがありますが、この教室は受講料を低価格(8回で4,000円)に抑え、道具の貸し出しもあり、気軽にプロのレッスンを受講することができるということで、受講生はもちろんのこと、保護者の方からも好評をいただいているようです。
前期の第1クールは終了し、当初5名の参加だったのですが、現在は中期の第2クールに12名の子ども達が参加をしていると聞いております。
第1クールの子どもたちはボールを当てて飛ばすことができるようになっており、第2クールから参加した子どもは当てるのに精いっぱいという様子。習うことによって上達が早いと感じています。
プロの講師の指導のもと、子ども達が楽しみながら練習している様子を、ぜひ取材していただければと思っています。
男女比率は約半々で、小学3年生から6年生までが受講しています。
季節的にも涼しくなってきましたので、子どもたちが楽しみながら練習している様子を、ぜひ取材していただければ幸いです。

最後になりますが、本日10月1日より、本市職員の名札の表記を変更いたします。
名札の表記見直しの動きは、既に県内自治体でも広がっておりますが、本市におきましても、安心して職員が働くことができるよう、従来の、顔写真と氏名の表記を無くし、分かりやすく、平仮名の“氏”のみに改めることとしました。本市マスコットキャラクター「くりちゃん」が印刷された、親しみやすいデザインとなっておりますので、ご覧いただければと思います。
あわせて、本市職員の名刺の取扱いについても、変更いたします。公務で使うものは公費で負担することが原則であることから、今まで職員が自費で作成していたものを、10月以降、公費負担にすることといたします。これを機に、名刺のデザインも統一して、職員あげて市のPR活動に取り組んでまいりたいと考えています。

以上、記者の皆さまには、ご支援ご協力をお願い申しあげ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。

教育長による中学生栗東未来会議開催の説明

今年度は本市の第3期教育振興基本計画の終期にあたり、5年間の教育の成果や課題を振り返って、来年度から始まる第4期教育振興基本計画を策定しているところです。

そこで、栗東市内で9年間の義務教育を受けてきた生徒の皆さんから、自分たちが受けてきた教育について、「このような教育が印象に残っている」「今後このような教育を実践して欲しい」「栗東市がこんなまちになればいいな」など、率直な意見を聞くことにより、今後の教育のあり方や振興計画の策定の参考にしていきたいという思いで、教育長と中学校生徒会の未来会議を開催します。

日本財団の調査によると、日本では、自分の行動で国や社会を変えられると思うと考える若者の意識が極端に低い傾向にあるということです。

中学3年生のこの時期に、教育や未来のまちについて考え、意見を発表する機会を持つことは、自ら社会を形成しようとする意欲を持ってもらうことにも繋がるのではないかと考えています。

どのような会議になるのか当日を心待ちにしています。

市長と市政記者クラブとの意見交換

<中学生栗東未来会議について>

(記者)
中学生栗東未来会議は初めての取組か。
(教育長)
はい。
(記者)
子どもが市政に関する意見を考えるというのは難しく感じるが、中学生に対してどのような声をどのように第4期教育振興基本計画に反映していきたいと考えているのか。
(教育長)
今年度、「中学生広場」という中学生が司会進行を務めながら意見を発表する場があり、非常に円滑に、物事に配慮しながら進めているという印象を持った。中学生というのは我々が今思ってる以上にいろんなことを考えて、そしてまたいろんな思いをもっていると感じた。
中学3年生は、本市において9年間義務教育を受けてきた。例えば文科省から新しい学習指導要領に沿った教育の展開、ICTの導入など指示を受けて施策を実行しているが、実際その教育を受けてきた子どもたちはどのような思いを持っているのか、また栗東をもっと好きになるためにはこんなところがあったらいいな、などの率直な意見をいただきたいと考えている。
(記者)
当日取材は可能か。
(学校教育課長)
今回は率直で活発な意見交流を何よりも大事にしたいと考えており、大人が同席・傍聴することで子どもたちが萎縮してしまうのではないかと心配している。
そのため中学生に対して取材等の可否についてアンケートを実施しているので、集約後お知らせする。

 

<国スポ・障スポ応援のぼり旗>

(記者)
展示が終わった後は国スポ・障スポでどのように利用されるのか。
(教育長)
6月に栗東市民体育館で行われたリハーサル大会でも会場内に展示したと同様、本大会の時にものぼり旗全てを会場に展示する。

<シェア乗りタクシーサービス『NearMe(ニアミー)』>

(記者)
住民の移動手段を確保する目的ではなく、観光客向けの事業でいいのか。
(環境経済部長)
観光協会では、観光庁からの補助金を利用して「第2のふるさとづくりプロジェクト」という、若者をターゲットに農業体験をしながら里山の魅力を感じてもらう取組を主に金勝地域で行っている。
リピーターが少しでも訪れやすいように、交通手段としてタクシー事業者とともにシェア乗りタクシーサービスの実証事業を開始した。
(記者)
住民が生活の移動手段として利用することは可能か。
(環境経済部長)
あくまで観光が主。アプリで事前予約することになるが、実証実験の期間中は住民でも利用しようと思えばできる。
(記者)
地域公共交通のあり方についてどのような認識をもっているのか。
(市長)
模索中。地域公共交通のあり方については本市だけではなく全国的な課題。
バスの経営状況が特に厳しいと聞いているが、それに替わる交通網が確立されていない。存続できるような短期的なサポートがどれだけできるのか、また中長期的に見れば「ライドシェア」についても国の規制緩和や普及状況も見ながら検討する必要がある。
ある企業からもタクシーも台数等の規制がある中で運営を続けていることが難しいと聞いている。
地方創生を掲げていた石破新総裁が就任されたことにより、国の動向等を見据えながら取り組み、市としての方向性を定めていく必要があると感じている。
(記者)
公共交通機関企業の経営状況が厳しくなる中、自治体のサポートなしでは運営が難しくなっているが、どこまで行政としてサポートするのかさじ加減はどのように考えているのか。
(市長)
湯水のようにお金があるわけではないので、行政がどこまで支援できるのか課題。全国的な課題のため、国がさらなる支援をしてくれれば、本市として追随しやすいと思う。
1自治体だけでは支援が難しく、悩ましい課題である。

以上

 

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