令和6年11月29日定例記者会見

更新日:2024年12月05日

資料提供

人権文化事業を開催!

くりちゃん、一日人権擁護委員に任命!

くりちゃんの誕生日をお祝いしよう!

くりちゃんに年賀状を送ろう!

収蔵品展「山水画の世界―岡笠山と横井金谷―」

市長による市政状況等報告

市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政に何かとご協力賜り、厚くお礼申しあげます。また、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

令和4年11月に市長に就任し、先日、4年の任期を折り返しました。
おかげさまで、特に健康状態も大変よく、心身ともに健康に仕事をさせていただいております。残りの2年間も、まず健康に留意しながら市政運営に当たって参ります。
また毎年さまざまな課題が出てきますので、都度機敏にスピード感を持って対応していく姿勢をもって、市政のかじ取りを行っていきたいと思います。

来る12月3日に開会されます12月定例会では、条例、補正予算など、合計14議案を提案いたします。
障がい者の福祉サービス費である自立支援給付費や生活保護費の増、また、子宮頸がん予防のヒトパ ピローマ ウイルスワクチンのキャッチアップ終了に伴う駆け込みなどによる予防接種委託料の増、そして中学生や高校生など、子ども医療費助成費の増などが主な補正内容となっています。

さて、11月3日に秋の叙勲・褒章の受章者が発表され、今回は市内で1名の方が「旭日(きょくじつ)双光(そうこう)章」を受章されました。
また、栗東市出身で騎手の武豊さんが「黄綬(おうじゅ)褒章」を受章されました。すでにご承知の記者の方もおられると思いますが、武豊さんは、「日本騎手クラブ」の会長を務められ、本市の「馬のまち」としてのPRに多大なご協力をいただいております。先般の天皇賞、そしてまたジャパンカップと優勝されましたが、あらためまして、このたびの受章、誠におめでとうございます。

本市では、「馬のまち」として、シティプロモーションを推進しているところですが、この度、北海道鹿追町の神田日勝記念美術館で毎年開催されている「馬の絵作品展」の巡回展が、5年ぶりに「馬のまち栗東」で開催されることとなりました。会期は明日、11月30日(土曜日)から12月15日(日曜日)まで、場所は歴史民俗博物館となります。
全国の入選作品のほか、栗東の子ども達の作品も多数展示されますので、ぜひご覧いただければと思います。

話題は変わりまして、スポーツの秋、文化の秋にふさわしいイベントが市内各地域で多数開催されました。市民皆さんの多くの笑顔を拝見することができ、大変うれしく思うとともに、栗東の元気を実感させていただいたところです。

11月23日に開催されました「くりちゃんファミリーマラソン」には、下は0歳から、上は80歳まで、343人の参加者が集まり、それぞれのペースで楽しく走る姿が見られました。私も、教育長と、そして「うますぎる栗東大使」で、マラソン選手の近藤寛子さんと一緒に2キロのコースをとても気持ち良く完走しました。

例年であればマラソンが終われば皆さん解散となるのですが、今年は初の試みとして、マラソンの後に、「スポーツ体験」等のイベントを行いました。
少し肌寒い気候ではありましたが、カップラーメンの炊き出しで暖を取りながら、多くの人に「スポーツ体験」イベントにご参加いただくことができ、良い試みであったと感じています。

私の所信に掲げる項目の1つが「スポーツの推進と予防医療でいきいきと生活できる健康なまちへ」であります。
スポーツに取り組むことで、体力の向上、健康保持のみならず様々な効果があることは言うまでもなく、高齢社会が進むにつれ、その役割は重要になっています。

また、来年は国スポ・障スポが滋賀県で開催されますので、さまざまな機会を通じて、機運醸成を図りながら、スポーツ人口の増加に努めてまいりたいと考えております。

同じくスポーツに関連いたしますが、令和7年1月19日(日曜日)に、第68回となります、耐寒アベック登山大会が開催されます。
コースは、金勝小学校グラウンドから金勝寺までの約7キロメートルで、走って登る部門と、歩いて登る部門とに分かれております。
私も昨年、妻と共に参加をいたしました。1月ですので、空気はとても冷たいのですが、木々の隙間から差し込む日差しがとても心地よくて、道中、鳥の鳴き声と小川のせせらぎを聞きながらゴールを目指しました。こんな近場で自然と触れ合い、自然の素晴らしさを実感できるのも、栗東の金勝地域ならではの魅力であります。
昨年に引き続き、私も歩いて登る部門に参加する予定をしています。
記者の皆さまも是非取材にお越しいただいて、自然に癒されながら、栗東の魅力を体感いただければと思います。
現在申込人数は340人、申込み締め切りは、本日17時までとなっております。

次に冬のイベントについてになりますが、12月24日(火曜日)に、32回目となる商工会主催の「サンタって本当にいたんだね!2024」が開催されます。
事前にプレゼントを商工会に預けていただき、当日、サンタに変装した青年部員がそれぞれのご自宅へお届けするイベントで、応募期間は12月9日(月曜日)までとなっております。詳しくは広報りっとう12月号のお知らせ版をご確認ください。

また、栗東駅前では、11月24日(日曜日)より、今年で5回目となります、栗東駅前イルミネーション「きらり☆栗東」が開催されています。
地域の子どもたちの願いを込めたペットボトルツリーの展示とイルミネーションが設置されており、12月21日(土曜日)にはクリスマスイベントが行われます。1月25日(土曜日)まで点灯しますので、ぜひお立ち寄りください。

市政記者クラブの皆さまにはぜひ、栗東の魅力や情報をご紹介いただきますよう、お願い申し上げ、私からの市政の動き等についてのご報告とさせていただきます。

市長と市政記者クラブとの意見交換

<栗東市内の学童保育所でパワハラ疑惑があることについて>
(記者)

市としての見解を伺いたい。
(こども家庭局長)
学童保育所利用者の保護者が訴えている「学童保育所によるパワハラ行為」について、両者の主張による事実確認を行ったが、パワハラであったという事実を確認することができなかった。学童保育所に事実確認した際にも、パワハラ行為はないと断言しているため、保護者が主張している内容の公表は、現在考えていない。
保護者には、市の初動が遅れてしまったことに対するお詫びを申し上げるとともに、パワハラ行為があったことを公表すべきという意見については、確認できない段階では公表できない旨を伝えた。
しかしながら、双方の主張が平行線だったため令和6年3月に市が介入し、当事者同士の話し合いの場を設けた。その際に学童保育所から、保護者に対し直接パワハラ行為は一切行っていないと再度断言している。
市としては保護者へ、学童保育所に対して国が示す運営指針や、基準に基づいた運営を行うよう指導や助言を行っていくということを伝えた。
今年4月、学童保育所に対し運営面の確認や、保育状況の現地確認を行うとともに、パワハラ行為や普段の様子等について、職員へ聞き取りを実施した。その際にもパワハラ行為等の事実が確認できていない。
今年の8月に、保護者から市に対して、再度の聞き取りと学童保育所を退所した家庭への聞き取りを希望された。
このことを受け、令和5年度中に学童保育所を退所された家庭へのアンケートを実施している。結果は保護者へ早急に伝える予定であるが、この段階でも問題がある行為等について確認できていない。
市として今後も運営事業者に対し、引き続き指導や助言を行うとともに、保護者からの申し入れにも対応していきたいと考えている。
(記者)
市の初動が遅れてしまった原因は何か。
(こども家庭局長)
当時担当以外の職員が保護者からの連絡を受け取り、折り返しの電話を求めておられなかったこともあり、担当職員に内容の共有を十分できておらず、保護者の思いをくみ取ることができていなかったことが原因だと考えている。

 

<保護司の面談のための場所提供について>
(記者)

先日更生保護フォーラムが栗東で開催され、その際市長が「保護司の面談場所に公共施設を使ってもらうなど、行政としてどのようなサポートができるか検討している」と述べていたが、現在栗東市ではどのようなスケジュールで計画されているのか。
(健康福祉部長)
市内のコミュニティーセンター、老人福祉センター、市民体育館の会議室を現在候補として挙げている。今後関係機関や関係課と協議しながら、場所確保を検討。
(記者)
実際に市内の保護司から要望はあったのか。
(健康福祉部長)
大津市での事件を受けて、家庭で面談することに不安を抱えており、場所の確保をお願いできないかという声が市に届いている。
(市長)
私も保護司と面談をしているが、今までは応接間での面談が多かったが、最近は家に客間がないという事情もある。この背景が、保護司のなり手不足にも繋がっていると思う。
行政として、可能な限り面談の場所を設けることが、結果的に保護司のなり手を増やすことに繋がっていくと考えられるため、現在市で整理を行っている。

 

<年収103万円の壁に対する税収入の見解>
(記者)

先日滋賀県が年収103万円の壁を巡って、178万円に引き上げた場合に、個人住民税と市町民税を合わせた減収額が県全体としては約480億円に上るという試算を示した。栗東市でも減収の試算をしているのか。
また減収に対する市長の見解を伺いたい。
(総務部長)
市税の影響額は約13億円、市税全体だとおよそ10%程度の税収減になると推計している。市の財政に大きな影響を及ぼすことになると予想されるが、現段階で、その引き上げ幅や影響がどのようになるかは分からない。財源対策に関しては、減収分を補填する国の恒久的な財源措置を、県や各市町と歩調を合わせて求めていかなければならないと考えている。
(市長)
103万円を超えたからといって急激に税金がかかるわけではないが、「103万円を超えないように」という意識が日本の長年の歴史の中で根付いていると思う。
103万円が178万円に引き上げられることだけがクローズアップされているが、社会保障の扶養が外れる130万円の壁、むしろ社会保障の加入義務が生じる106万円の壁の方が影響があるのではないかと言われているため、実態や今後の影響について国からも情報発信して欲しいし、また市としても冷静に考えて発信していく必要がある。

 

以上

 

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