令和6年12月25日定例記者会見
資料提供
栗東西図書館に学習コーナー「学BASE」をオープン!
栗東市内郵便局員の名札を活用した啓発運動
「うますぎる栗東大使」日本騎手クラブ関西支部様の委嘱状交付
令和6年度 栗東市青少年育成大会を開催
さきら創造ミュージカル2024‐25「潜水バスのターミナル」
第55回 栗東市青少年美術展覧会
第71回 滋賀県教育美術展
標語コンテスト表彰式を行います
市長による市政状況等報告
市政記者クラブの皆さまには、平素から栗東市政にご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。また記者の皆さまをはじめ、市民の皆さまや栗東市政に携わる多くの皆さまのお力添えにより、本年を締めくくることができますことを心より感謝申し上げます。
今年を振り返る中で、各地で多くの事象がありましたが、わたくしからは4点申し上げます。
まず1点目は、1月1日に起こった能登半島地震です。
現地では未だに仮設住宅に入られ避難されている方がたくさんいらっしゃり、復興もまだまだ道半ばだと思います。
発災後、本市からは計21名の職員を派遣し、給水物資の支援も行いました。派遣した職員が持ち帰った知見は、力になると考えています。
また6月には、「防災の集い」ということで、能登半島に赴いた職員の話等も披露する中で、市民の皆さんに災害の恐ろしさや、いつ起こってもおかしくないような状況であることを周知しました。
能登半島地震がもたらした負のものをプラスに転じていけるよう発言していきたいと思います。
2点目につきましては、この4月から新教育長にご就任いただいたことです。
今井教育長とは野球の繋がりでご縁がありました。就任して9ヶ月経ちますが、既成概念に囚われない新しい事業に取り組み、期待していたように教育委員会のかじ取りをしていただいています。
教育振興基本計画の策定が令和7年4月以降控えておりますので、市長部局とともに栗東市の教育をしっかり進めてまいります。
3点目につきましては、パリパラリンピックで本市出身の木村敬一選手が、2冠を達成されことは記憶に新しいと思います。この場でパブリックビューイングを行い、市民の皆さんと一緒になって応援し、感動を共有できました。
また本市にお帰りになられた際、子どもたちに向けての講演会や、地域の皆さんにパラリンピックでのエピソード等もお話をいただいて、改めて市民みんなで祝福をできたことが大変嬉しく、有意義な時間を過ごさせていただきました。
木村選手が、今後どのような道に進まれようとも引き続き応援していきたいと思っています。
最後の4点目は、栗東健康運動公園・ホースパークについてです。
私の公約の1丁目1番地でございますが、今年はサウンディングを実施しました。
栗東健康運動公園では、民間活力を導入する旨を以前申し上げておりましたが、現在12社の参加事業者があり、民間活力の導入に向けて一歩前進できたと思っています。
令和6年度中に基本計画を策定し、来年度は粗造成に向けた詳細設計を行うということで、いよいよ、具体的に動いていく準備が整ってきたと感じています。今後も随時情報提供をいたしますので、よろしくお願いします。
それから、先日19日に竜王町で漏水事故が発生いたしました。滋賀県から本市に一報が入ったのは19日の夕方6時半すぎ、竜王町のほぼ全域で断水し、濁り水も発生する可能性があるということで、滋賀県からの応援要請を受け、給水車と本市職員延べ4名を派遣しました。19日の夜と、翌日20日の朝に、竜王西小学校で給水活動を行いましたので、ご報告とさせていただきます。困ったときはお互い様です。今後とも地域とも連携をしていくことが、大変重要であると感じております。
さて、12月定例会が20日に閉会となり、提案させていただいた議案のすべてを原案通り可決及び承認をいただきました。各議員よりいただきましたご意見をしっかりと受け止め、これからの市政に着実に取り組んでまいります。
話題が変わりまして、現在広報大使「うますぎる栗東大使」を務めていただいている日本騎手クラブ関西支部に、引き続き本市の広報大使に就任いただくことが決まり、1月9日(木曜日)に委嘱状の交付を行います。
当日は代表として日本騎手クラブ関西支部長の和田竜二騎手に参加いただく予定をしております。
これからも市に協力いただけることに感謝し、広報大使から栗東の魅力をより多くの人へ発信してもらいたいと思います。
広報大使に関連しまして、1月25日(土曜日)に「令和6年度 栗東市青少年育成大会」をさきらで開催し、「うますぎる栗東大使」の近藤寛子さんにご講演をいただきます。
他にも「すこやかに 伸びよう 伸ばそう 栗東の青少年(たから)」を合言葉に、青少年が学校・地域など様々な場で取り組んでいる活動の発表などがありますので、記者の皆様にもぜひ足を運んでいただければと思います。
また青少年の活動に関連しまして、「GENESIS」というクラブチームに所属する市内在住の2名の生徒が、第52回バトントワリング全国大会で優勝されたということで、昨日報告に来てくれ、バトンを回す姿も披露いただきました。
マイナーな競技であると思いますが、このように、市内で活躍されているお子さんがいるということは大変喜ばしいことですので、今後も応援していきたいと思います。
そして、1月12日(日曜日)さきらで、「令和7年栗東市はたちのつどい」を挙行いたします。 今年の対象者は826名となっております。
実施に当たっては、栗東市はたちのつどい実行委員が式典の円滑な進行をサポートするとともに、式典後の記念行事が有意義で思い出深いものになるように企画・運営をしていただく予定です。当日はわたしも参列させていただき、皆さんの門出をお祝いしたいと思います。
今回はさきらジュニアオーケストラが20周年記念として、栗東市内の小学校、中学校に校歌の演奏を吹き込んだCDのプレゼントをいただいております。
はたちのつどいへの参加対象者は、市内3中学校の元生徒が多く、当日は3中学校の懐かしい校歌をジュニアオーケストラの生演奏で披露いただく予定です。
また、企業版ふるさと納税を活用して整備した、学習席と中高生向け図書を備えた学習コーナー「学BASE(まなべーす)」が令和7年1月9日(木曜日)よりオープンします。
学びのスペースとして、自習ができる学習席は36席。学校の勉強に限らず、資格試験や生涯学習など広く活用いただければと思います。
最後になりますが、皆さまにとって新年が輝かしい年でありますよう、ご祈念申し上げるとともに、来年も引き続き、栗東市政記者クラブの皆さまのお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、私からの市政の動きについてのご報告といたします。
市長と市政記者クラブとの意見交換
<栗東健康運動公園(ホースパーク)と財政健全化について>
(記者)
栗東市の課題で財政健全化があると思うが、民間活力の導入と財政的な面での兼ね合いについて考えていることを教えていただきたい。
(市長)
財政健全化への道筋はしっかりと踏まえていかなければいけないと考えている。
ホースパークは公園であり、民間活力なしで整備しようとすると、イニシャルコストの部分は国費をいただけるが、ランニングングコストは一般財源で、整備、或いはメンテナンス等をしなければならない。
しかしホースパークは、「Paek-PFI」という手法を通じて民間にも参入いただくことにより、使用料をいただくような仕組みになっている。
運営面にあたっては、そのお金を利用して公園の整備等にあてることで、可能な限りランニングコストを抑えていく。またイニシャルの部分についても、本来であれば国と市との資金だけで行うところ、今回JRA様からの支援をいただきながら公園整備を進める予定。
そして健康運動公園が完成した後は、栗東市民の皆さんが訪れる公園だけでなく、課題である交流人口の増加に向け、全国からお客様をいざなうことによってストック効果を発現させ経済効果にも寄与できるような公園を標榜しているので、決して財政的な負担ばかりではないと考えている。
<令和7年度開催の国スポ・障スポについて>
(記者)
機運醸成に向けてどんなことを計画しているのか。
(市長)
ジュニアの育成に取り組んでいる。レスリングは5年前から実施しており、ジュニアだった子が現在高校生になり、来年の国スポにも出場できる体制も整っており、一定の成果が出ている。
また今年からジュニアのゴルフ教室も始めた。当初は5人の参加だったが、現在15人が習っており、上達することで自信をつけたり、また市内にある全国でも有数のゴルフ場との連携も今後視野に入れたりしている。国スポを梃にジュニアの育成にも取り組んでいきたい。
また栗東高校には美術科があり、生徒がのぼり旗を制作してくれた。先般のレスリングリハーサル大会でも披露している。
今後は市民の皆さんにいかに見に来ていただけるか、或いは市民の皆さん挙げて、選手をお迎えできるのかということが1つ大きなポイントであり、これからの課題だと感じている。
(教育部長)
栗東高校美術科の生徒に制作いただいたのぼり旗を市内のいろんな施設に貼り出す。
またポスター等を作成し、市内事業所や商工会にも依頼しながら市内全域で盛り上げていきたい。
観戦時にルールが分かるよう、市のスポーツイベントに限らず、いろんなイベントで、正式競技のゴルフ・レスリング以外のデモンストレーション競技のPRや体験できるような企画を考えている。
以上
更新日:2024年12月27日