食べ物の持つ力を知り、すこやかな食事を
11月12日(コミュニティセンター葉山)
薬膳料理と聞くと、特別な食材や漢方を思い浮かべますが、講師の中川和江さんによると「肉、魚、野菜そのものの持つ力を知って取り入れれば、それが薬膳」。
薬膳は身体の不具合に合わせて処方する食事で、この日は、これからの寒い時期にむけて、「身体を温める」がテーマの献立です。
日本でもなじみのある、香味野菜や薬味、香辛料を取り入れた、身近な食材でできる料理でした。
薬膳料理へのハードルが少し下がる座学のあと、調理開始。
夏野菜が体を冷やすように、冬野菜には体を温めたり、風邪予防の力があります。
レシピには、使われている材料の効能が添えられており、参加者らは初めて聞く効能に驚いたり、八角や揚げネギの香りを楽しんだりしながら、手分けして調理を進めました。
出来上がったのは、根菜と甘栗の炊き込みご飯、鱈のカレー風味焼き、ダイコンの八角煮、ニンジン・長ネギのかき揚げ、シュンギクのナムルなど。
雪と書く鱈は冬にうまみが増す魚で、体を温め、抵抗力もつくヘルシーな魚。カレー粉はもともと漢方薬で、病気予防の効果があります。この組み合わせで、この冬は風邪知らずに。
日々、食べているものの効能を調べてみるのも楽しいかもしれません。
更新日:2021年11月18日