森林環境学習「やまのこ」で自然をたっぷり満喫
11月19日(森の未来館周辺)
滋賀県内の小学4年生が体験する県の森林環境学習「やまのこ」。
今年5月からスタートし、この日が今年度最後の学習となりました。
指導員が先頭を歩いて解説し、指導員の後を子どもたちが歩いて学んでいましたが、地図を持ち、子どもたちが主体的に考えて、楽しみながら散策するスタイルに、一新。
開校式で、大前専任指導員の説明を熱心に聞く治田西小学校の児童たち。
指導員が作成した手作りの地図を片手に、グループに分かれて、山の学習へいざ、出発!
A~Dの4つのコースへ。Aコースは三上山や琵琶湖を一望できる展望台、Bコースはロープを使って急な坂道が登れる場所があります。Cコースでは水源地を見ることができます。Dコースでは水源地から流れる山水に触れたり水温を測ったりしながら、5年生の「うみのこ」での学習へとつなげます。
各コースには、子どもたちが主体的に散策できるようにと、今まではなかったコース全体の地図やクイズ看板を、新たに設置。全24問のクイズの第1問目は、「ズガイコツ」の動物をあてる問題で、動物の本物の頭蓋骨に、子どもたちは、大興奮!
新しく設置されたロープを伝って、急な山の斜面を一生懸命に登ります。
山にむかって、みんなで「ヤッホー!」。やまびこが、かすかにこだまします。
秋を感じながら、紅葉の絨毯を歩く子どもたち。カエデとモミジの違いやイロハモミジの名前の由来など、地域サポーターから、教えてもらいながら、子どもたちが先頭を歩いて散策します。
丸太切りでは、のこぎりを使って、地域サポーターに教わりながら自力で切りました。
焼き杉でキーラックづくりに挑戦!
うさぎやカエルなど好きな動物の柄を選んだ後に、地域サポーターがバーナーで焼き目を入れてくれます。子どもたちは、動物の目を接着剤で付けたり、フックを吊るすための穴をあけていき、思い出の作品を作り上げました。
「栗のイガがちくちくしていて、手で触ったのは初めての経験だった」
「ロープがくねくねしていて、揺れてこわかったけどスリル満点で楽しかったです」
秋晴れの中、大自然の中で、心と五感で“感察”し、山の素晴らしさを満喫できた子どもたちでした。
更新日:2021年12月06日