ヒンメリ作りで冬を楽しもう
2月17日(コミュニティセンター金勝)
ヒンメリ作りのワークショップが開催されました。
ヒンメリとは、麦わらで作るフィンランドの伝統工芸です。
翌年の豊饒を願い、太陽とその恵みのシンボルである麦わらを使って作られる幸運のモビール。大きければ大きいほど、翌年は豊作になると言われています。
この日は、正八面体を3つ作るという基本の形を、鯉谷美沙子さんに教わります。
あらかじめ同じ長さに切りそろえられた麦わらを、長い針と糸を使い、かたちづくっていくところから始めます。
正八面体を作るというと難しいように思えますが、とても簡単。
三本の麦わらで三角形を作り、繋げて結ぶと正八面体が簡単にできるのです。
美しく完成させるコツは、わらとわらの端先がくっつくよう、ピンと糸を張り、結ぶこと。
麦わらを割かないよう、気をつけなければいけません。
一つ作って要領を得ると、あとは和やかにおしゃべりをしながら作業は進んでいきます。
フィンランドでもきっと、手を動かし、話をしながら作られているのでしょう。
正八面体を、小さいものを二つ、大きいものを一つ作り、組み合わせると完成です。
この日は雪でしたが、太陽が部屋の中を差すと、ヒンメリの麦わら一筋ひとすじに光と影が
生まれ、美しく表情豊かに部屋を飾ってくれました。
更新日:2022年02月24日