栗東市民特別栄誉賞

栗東市民特別栄誉賞は、広く市民の誇りとなるべき顕著な業績があった方の栄誉を称えるため、かつ、市民栄誉賞の表彰を受けた後、さらに栄誉を受け、または顕著な成績を収めた方に表彰をさせていただくものです。

栗東市民特別栄誉賞は、木村敬一選手の東京2020パラリンピック水泳競技における輝かしい功績を受けて、令和3年度に新たに創設しました。

木村敬一選手が、栗東市民特別栄誉賞の第1号となります。

これまでに日本代表として国際大会で幾度となく優勝されるとともに、平成24年のロンドンパラリンピックで銀メダル、銅メダル、平成28年のリオデジャネイロパラリンピックでは、銀メダル、銅メダルをそれぞれ2個ずつ獲得されるなど、顕著な成績を残されてきたことから、平成28年に「栗東市民栄誉賞」を授与させていただいております。

このたび、東京2020パラリンピック水泳競技において、100mバタフライで金メダル、100m平泳ぎで銀メダルを獲得されました。
これらの業績は誠に顕著で、広く市民の誇りとなるものであることから、その栄誉を称え、このたび木村敬一選手に「栗東市民特別栄誉賞」を授与させていただきました。
 

野村昌弘栗東市長より、表彰状を授与しました。

栗東市民特別栄誉賞の記念品として、

本市のふるさと納税の返礼品にもなっている「馬関連グッズ」の、ロングウォレット（長財布）、蹄鉄キーリング、鞍型ミニコインケースと

調教ゼッケンで作ったバックを贈呈しました。

市民を代表して、栗東市議会の三木敏嗣議長より、

東京2020パラリンピックの期間中、市役所玄関ホールにて募集・展示していた市民からのメッセージを贈呈しました。

公益財団法人栗東市スポーツ協会 竹村健会長より激励金が贈られました。

レーク滋賀農業協同組合代表理事理事長 木村義典様より、御祝の品として、「金勝の山間を流れる沢の水だけを使い、環境と安全にこだわった”こんぜ清流米”」の今年収穫されました新米30キログラムが贈られました。

お忙しい中みなさまお集まりいただきまして、また、このような身に余る賞をいただきまして本当にありがとうございます。

今年のパラリンピックはコロナ禍での開催ということもあって、特別で苦しい状況の中での開催であったと思っております。栗東市の中でも医療従事者をはじめ、みなさま苦しい中で応援頂きまして本当にありがとうございます。
まずは、この舞台に立てたということを自分たち選手は何よりの幸せをかみしめて舞台に立たせていただきました。

レースの結果といたしましては、念願であった100mバタフライの金メダルを獲得することができまして、今は幸せな気持ちでいっぱいです。
初めてメダルをとらせてもらったのがロンドンの大会で、もう9年前になりますので、たてた目標が9年かかってようやく達成できたということで、「非常に時間がかかってしまったな」という思いがある反面、「ここまでがんばってきてよかったな」と、そんな風にも思っているところです。

私自身、東京やアメリカにいたりで、栗東にいる時間は短いですが、こうしてあたたかく迎えてくださって自分の帰る家があるというのは、「本当に恵まれたというか、幸せなことだな」、と感じております。そのみなさまからのあたたかい出迎えと応援があったからこそ今回もこうして非常にプレッシャーのかかる、そして苦しい状況ではありましたけれども、目標を達成することができたのではないかと思っております。

今後のことは、まだ何も決まっていませんが、金メダル獲得と同じくらい、あるいはさらに高い目標を自分の人生の中でしっかりと設定してがんばっていきたいと思っております。また、ここまで応援してくださった栗東市のみなさまにも少しでも恩返しができるような活動もしていきたいと考えておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

本日はどうもありがとうございました。
 

※記念写真撮影時のみ、会話を控えた上で、マスクを外しています。

令和3年10月18日（月曜日）の表彰式では製作中であった勲章型メダルを、大宝神社で行われた「報告会」の場を借り、木村敬一選手へ授与いたしました。