栗東市心身障害児(者)連合会の皆さんとトーク

更新日:2023年02月03日

日時…令和5年1月27日(金曜日)11時00分~12時10分
場所…栗東市役所2階第4会議室
参加…栗東市心身障害児(者)連合会のみなさん

市長とこんにちはトーク集合写真

栗東市心身障害児(者)連合会は、栗東市内の障がい者5団体で構成されており、共同で障がい者間の親睦を深めるための行事を立案、実行したり、障がい者に関する福祉施策についての要望活動などを行っています。

(会員)草津市の福複センターのような障がい者のための機能訓練や作業訓練の施設が欲しいが、建設のお考えはありますか。
(市長)財政的に厳しい状況のため、同じような機能を有した建物を作ることは大変厳しいです。現在、栗東市民体育館のトレーニング室は、障がい者手帳を所持している方は無料で利用でき、高齢者を対象として、なごやかセンターで機器開放事業を行っています。建物を建てることは現実的ではありませんが、今ある施設の中で、皆さんの利用拡大につながるよう仕組みを変えるのも一つの方法だと考えます。

(会員)特に視覚障害や体の不自由な方は運転できない方が多数で、バスに頼らざるをえませんが、本数が少なく、なごやかセンターや市民体育館は非常に遠くて不便だと感じています。
(市長)公共交通については、障がいの方のみならず、高齢となり免許返納後どうするのかという大きな課題でもあります。現状はバスの利用者は少なく、需要と供給のバランスが取れていない状況です。便数も多いにこしたことはないですが、増やすと当然コストがかかり、費用に耐えうる財政的な余裕もないため大変ご不便をおかけしています。この点については逃げることなく考えていかなければなりません。

(会員)小中学生や高校生に対する障がい者教育について、どのようにお考えですか。障がいという一括りの見方をしている方がたくさんいらっしゃいますが、障がいの程度によっても色々なタイプがあります。障がい者と健常者がお互いに交流を図るような仕組みを作って欲しいと思います。
(市長)養護学校で学びたいというご家庭もあり、全て上手くマッチングするわけではありませんが、インクルーシブ教育と言われる、障がいの方と健常者が一緒に学ぶという大きな方向性の中、普段の学習の中で、障がいの方への配慮が自然と身についていくのが一番いいだろうと思っています。障がいをお持ちの方にゲストティーチャーとして来ていただき、学ぶ機会をどんどん進めていければ良いと思っています。直接お話していただくことが、何よりも子どもにとって実感できることなので、機会があれば是非お願いをしたいです。
(会員)親になり子どもをもって初めて知ることが多く、戸惑うこともたくさんあります。一部の高校ではインクルーシブ教育の取り組みが始まっていると聞きますが、できれば小さい頃からの取り組みが進んでほしいと願います。

(会員)栗東市でも手話言語条例ができましたが、まだまだ周知が行き届いていません。広めていただくとともに、小学校、中学校、高校、みんなに手話を学ぶ機会を設けていただきたいです。
(市長)私も一緒に学んでいきたいと思います。

 

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