男女共同参画社会と多様な性

更新日:2024年01月24日

「男女共同参画社会」とは、すべての人が性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できる社会です。

性は、「男性」「女性」と単純に区分けできるものではなく、多様な性のあり方があります。みんなでLGBTやSOGIについて学んでみませんか。

多様な性に関する基礎知識

「生まれたときに判定された性別は自分が認識している自分自身の性別と一致している」「恋愛対象は必ず異性に向く」とは限りません。
LGBT等性的少数者は10人に1人程度(左利きの人と同じくらいの割合)存在するといわれています。

あなたの周りにも、偏見や差別をおそれて自分が性的少数者であることを誰にも言えずに生活している方がいらっしゃるかもしれません。

いろいろな性のあり方

性の4要素とは

それぞれの要素は必ずしも「男」「女」のどちらかにはっきりと分けられるものではありません。

要素の組み合わせは多様であり、性の組み合わせもそれぞれ多様です。

  1. 身体の性別 身体の特徴による生物学的な性別
  2. 心の性 どのように自分を表現するか、ふるまうか
  3. 性的指向 どういった対象を好きになるか
  4. 性自認 自分の性をどのように認識しているか

さまざまなセクシャリティ

LGBTQ
  • L:レズビアン 女性として女性を好きな人
  • G:ゲイ 男性として男性を好きな人
  • B:バイセクシャル 異性を好きになることもあれば、同性を好きになることもある人
  • T:トランスジェンダー 生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性別で生きる人
  • Q:クエスチョニング 自身の性自認や性的指向が定まっていないまたは意図的に定めていない人
SOGI

SOGIとは、Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)の頭文字をとった言葉です。LGBTQは特定のセクシャリティを表す言葉ですが、すべての人に性的指向と性自認はあるため、SOGIはすべての人に当てはまる言葉となっています。

誰もが自分らしく生きられる社会を目指して

人の性を「男性」「女性」に二分することを前提とした社会は、男性を仕事や公的な領域に、女性を家庭や育児に固定してきました。伝統的な「男らしさ」「女らしさ」という枠組みから偏見や差別、不合理なルールなどが作られ、男性にも女性にも生きづらさが生じています。

誰もがひとりひとり異なる性のありかたを持っています。互いの違いを尊重し、だれもが自分らしく生きることのできる社会を目指しませんか。

 

令和5年6月23日に性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関 する法律(令和5年法律第68号)が公布、施行されました。

詳しくは、下記URLをご覧ください。