テーマ展
すこし昔のくらし −くらしの知恵ぶくろ−


平成19年(2007)8月25日(土)〜10月19日(金)

(展示風景)

 いまから半世紀ほど前の昭和30年代前後、家電製品の普及により人々の生活スタイルは大きく変わりました。家に家電製品が入ってくる以前、各家庭では、現在では見ることの少ないものもふくめて、さまざまな工夫をこらした道具が使われていました。
 この展示では、炊事、洗濯、掃除など生活のいろいろな場面で使われてきた道具から、家の中で営まれてきた生活のありようを紹介します。

【展示構成】
1、ごはんをつくる・ごはんをたべる・・・電気、ガス、水道などがなかったころは、かまどに火を入れ、ご飯も火吹き竹などで火加減を調整しながら炊きました。井戸も家の外にありました。かつて使われていた道具には、その当時の生活スタイルに合った工夫がほどこされています。また食事の場も現在のようなダイニングテーブルではありませんでした。
2、牛とくらす・・・農作業に機械が使われるようになったのは昭和30年代に入ってからのことで、それ以前は牛をつかって仕事をしていました。牛は貴重な労働力として家で大切に飼われていました。
3、風呂に入る・・・農家のお風呂は五右衛門風呂が一般的で、薪でお湯を沸かして入っていました。お風呂は五右衛門風呂のほかに鉄砲風呂と呼ばれる木炭を備え付けの釜に入れて、湯を沸かすものもあります。一方、五右衛門風呂は下にはかまどが築いてあり、その上に桶が乗っているので、火吹き竹などで湯加減を調節しました。
4、家で過ごす・・・家の中の仕事には、炊事のほかにも掃除や洗濯、裁縫などがあります。洗濯機や掃除機が広まったのは昭和30年代のことで、それまでは、洗濯は盥(たらい)と洗濯板を使って揉み洗いをし、掃除は箒や雑巾でした。このほかにも、縄を綯(な)ったり娯楽を楽しんだりと家では様々な時間の過ごし方がありました。

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