特集展示
栗東八景 −近江八景から栗東八景へ−

会期:平成20年(2008)3月29日(土)〜5月25日(日)


金勝十二景案内(部分) 大正時代 館蔵里内文庫
近江金勝十二景絵葉書より  九品の滝
 大正時代  館蔵里内文庫

 

 中国文化への憧憬のもと、中国の瀟湘八景をふまえて、全国各地でその土地の八景を詠むことが流行しました。そのうちで最もよく知られているのが近江八景です。
 また近江八景が広く知られるようになるにつれ、江戸時代以降、全国各地でご当地の八景が選定されるようになりました。栗東周辺でも、栗太郡を範囲とする栗太八景が、寛延3年(1750)ころに、大橋(現栗東市大橋)慶崇寺の僧致遠(ちおん)によって選定されています。
 近代に入ると、明治36年(1903)には金渓十勝が、大正2年(1913)には金勝十二景、大正13年(1924)に近江金勝十二景と金勝地区を中心とした景勝地選びが行われたことが知られます。
 平成元年(1989)10月、栗東市(当時栗東町)はみどりと文化のまち栗東にふさわしい現代の景勝地として新たに栗東八景を選定しました。栗東八景が選ばれてから20年が経過した今日、あらためて栗東八景を見つめなおし、栗東の今昔に思いをはせ、私たちの郷土の歴史やの文化遺産を再発見することを願っています。

【展示構成】 ⇒出品目録はこちらをご覧下さい

1.瀟湘八景
2.近江八景
3.栗太八景
4.近代の景勝めぐり
5.栗東八景 −現代に生きる八景



【主な展示資料】
瀟湘八景図屏風 狩野永納筆 1双 旧和中散本舗大角家蔵
近江八景下図 岸岱筆 1巻 岸大路家所蔵岸派絵画資料のうち
致遠像 1幅 慶崇寺蔵
栗太八勝誌 1冊 館蔵里内文庫
金勝十二景案内 1部 館蔵里内文庫
地蔵菩薩坐像(滋賀県指定文化財) 1躯 金勝寺蔵
狛犬(滋賀県指定文化財)  1対 大宝神社蔵
釈迦三尊十六羅漢図(栗東市指定文化財) 東方山安養寺蔵


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直線上に配置
栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
電話 077-554-2733 fax 077-554-2755
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