平和のいしずえ〜「心をつなぐふるさと栗東」平和都市宣言 平和都市推進事業〜

テーマ展 治田村国防婦人会の記録〜平和のいしずえ 2008〜

平成20年7月19日(土曜日)〜8月24日(日曜日)

栗東歴史民俗博物館では、栗東市の「心をつなぐふるさと」平和都市宣言をうけて、平成2年度から戦争と平和をテーマとする「平和のいしずえ」展を毎年開催してきました。
今年は、日本における近代以降の戦争についての通史展示とともに、昨年度当館に収蔵された国防婦人会治田村分会にかかわる資料群を特集し、栗東での女性と戦争とのかかわりについて展観します。

【展示構成】
1.近代兵制の確立〜西南戦争から日清・日露戦争〜
2.アジア・太平洋戦争下の栗東
3.治田村国防婦人会の記録〜女性と戦争〜

←国防婦人会治田村分会橿原神宮参拝記念写真(館蔵)
国防婦人会治田村分会が橿原神宮を参拝した際に撮影された写真で、160余人の会員が写っています。「治田村分会記録」には、昭和15年(1940)4月2日に、会員275人で橿原神宮を参拝したとあり、このときの写真と思われます。
国防婦人会治田村分会が組織されたのは、昭和12年(1937)3月4日のことです。この日行われた発会式には、治田村の11字から529名の会員が集っています。
国防婦人会治田村分会が組織されるきっかけとなったのは、陸軍京都分隊区司令部から竹下中将を招いて治田村で開催された、国防婦人会をテーマとした講演会でした。この講演会を期に、治田村主婦会が中心となって国防婦人会分会の組織づくりが進められたのです。
当時、満州事変をめぐる混乱から、日本はすでに国際連盟を脱退し、日中戦争の勃発が間近に迫っていました。このような緊迫した世相の中、治田村の女性たちは国防婦人会分会の組織を決意したのでしょう。

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