すこし昔のくらし
文字からみえる昔のくらし

平成20年(2008)8月30日(土)〜10月19日(日)


 栗東歴史民俗博物館では、主に栗東市内で使われていた生活道具を多数収蔵しています。なかには文字が書かれている道具も含まれています。そうした文字は、道具を取りまいていた村のくらしぶりや、どんな人にどんなふうに使われていたか、などを教えてくれる手掛かりになります。

 ナタネトオシ 館蔵


下の写真は、上のナタネトオシの一部です。
どこにかいてあるかわかるかな?なにがかいてあるかわかるかな?

 ここに紹介しているナタネトオシ(菜種通)に書かれた文字からは、どこで、なんという店で売られていたのか、どんなふうに作られたものなのか、そしてそれを買った年代、その人の名前や生業などが分かります。
 さらに追求すると、このナタネトオシが使われていた時代には、菜種から絞った油が生活のなかで使われていたこと、菜種油は明治期以降に西洋から石油という新しい燃料が持ち込まれるまでは、主力の灯火用燃料であったことなどが分かります。
 道具に書かれたほんの少しの文字も、かつてのくらしぶりを知る重要な手掛かりとなるのです。

 平成20年度のすこし昔のくらし展では、道具にかかれた文字に注目し、そこからみえるすこし昔のくらしぶりについて探ってみようと思います。

【出品資料目録】

資料名 所蔵者 整理番号
1 ナタネトオシ 館蔵 F0129
2 江州栗太郡絞り油商売人名前帳 館蔵 島田家文書5
使っていたのはどんな人?
3 焼印 館蔵 F2703
4 焼印 館蔵 F1441
5 スキ(鋤) 館蔵 F1868
6 スキ(鋤) 館蔵 F2229
7 スキ(鋤) 館蔵 F1700
8 スキ(鋤) 館蔵 F2971
9 スキ(鋤) 館蔵 F2742
10 スキ(鋤) 館蔵 F3261
11 スキ(鋤) 館蔵 F1056
12 スキ(鋤) 館蔵 F1432
13 スキ(鋤) 館蔵 F3357
14 スキ(鋤) 館蔵 F1916
15 スキ(鋤) 館蔵 F1916
16 スキ(鋤) 館蔵 F1916
17 キメツキ 館蔵 F1537
18 カブキリ 館蔵 F2521
19 カマ(鎌) 館蔵 F2743
20 カマ(鎌) 館蔵 F2744
21 テカギ(手鉤) 館蔵 F1645
22 テカギ(手鉤) 館蔵 F1621
23 テカギ(手鉤) 館蔵 F2182
24 ノベントウバコ(野弁当箱) 館蔵 F0070
25 タジ 館蔵 F3689
26 ベントウバコ(弁当箱) 館蔵 F3096
27 タベントウ(田弁当) 館蔵 F1096
28 黒漆塗膳椀 館蔵 F2340
29 膳椀 館蔵 F4308
自信作!使いやすいこと間違いなしです!
30 カナゴキ(金扱) 館蔵 F0098
31 センバコキ(千歯扱) 館蔵 F3262
32 センバコキ(千歯扱) 館蔵 F2694
33 センバコキ(千歯扱) 館蔵 F0579
34 センバコキ(千歯扱) 館蔵 F1975
35 センバコキ(千歯扱) 館蔵 F0228
36 センバコキ(千歯扱) 館蔵 F2313
37 センゴクドオシ(千石通) 館蔵 F1995
38 マンゴクドオシ(万石通) 館蔵 F3386
39 スイシャ(水車) 館蔵 F1284
時代の変化をみた道具たち
40 測量機 館蔵 F1736
41 経常土木費米支払内訳簿 館蔵 中村家文書1580
42 井上村地籍図 館蔵 地籍図47
43 観音寺村地籍図 館蔵 地籍図52
44 ジョウサシ(状刺) 館蔵 F3385
45 ソロバン(算盤) 館蔵 F0258
46 ソロバン(算盤) 館蔵 F1359
47 イットマス(一斗枡) 館蔵 F1284
48 イットマス(一斗枡) 館蔵 F2080
49 イットマス(一斗枡) 館蔵 F0986
50 イットマス(一斗枡) 館蔵 F2786
何度も、何度も、大切に
51 チョウチン(提灯箱) 館蔵 F0052
52 スイシャ(水車) 館蔵 F1607
スポット〜家を表すマーク 家印・屋号印〜
53 バッチガサ 館蔵 F2506
54 イトワク(糸枠) 館蔵 F2514

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