特集展示
「幻の白鳳寺院〜逸名の寺をさぐる」


2012年9月15日(土)〜10月21日(日)
共催:財団法人栗東市体育協会


 平成22年度に栗東市蜂屋地先の下鈎東遺跡で発掘調査が行われ、これまで知られていなかった白鳳寺院が存在したことがわかり、溝による方形区画と基壇1基が明らかになりました。調査値の東南には近接して手原廃寺があり、古くから古瓦の出土が知られています。
 『扶桑略記』によると持統6年には全国におおよそ545の寺院があったと記録され、7世紀後半に畿内を中心に続々と寺院が建立されたことがわかっています。しかしそれらの多くは荒廃し人々の記憶から消えていきました。このように忘れられた白鳳寺院の跡が、近江では60箇所余り存在したことが推定されています。
 今回の展覧会では、下鈎東遺跡を中心に、近江における逸名の白鳳寺院の中で、発掘調査などから伽藍配置・寺域・周辺遺跡の状況がある程度明らかになっているものを取り上げ、郷土に埋もれた白鳳寺院の姿とその役割にせまります。

展示解説会:9月16日(日)14時00分から
関連行事1:見学会「大津宮周辺の古代寺院」
関連行事2:調査研究報告会「白鳳寺院の盛衰〜栗東の発掘成果を中心に〜」

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