収蔵品展「文化財をつなぐ―修復文化財の世界―」

会期:2023年12月9日(土曜日)から2024年2月25日(日曜日)まで
【関連企画】・展示解説会:12月16日(土曜日)、1月13日(土曜日)、2月11日(日曜日・祝日) いずれも14時から
歴史文化財講座「文化財をつなぐ―文化財修理の現場から―」:2月17日(土曜日)10時から11時30分まで

 博物館の仕事、と聞くと、まず「展示」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。あるいは、「調査・研究」をイメージする方もいらっしゃるかも知れません。その一方で、文化財の保存や修復に取り組むことも、博物館の大きな役割の1つです。
 栗東歴史民俗博物館が開館して間もない平成4年(1992)に実施した、山口寺(栗東市荒張)の廃寺にともなう調査では、須弥壇の下から天部形立像の部材が多数発見されました。それらを組み合わせたところ、多くの部材が損なわれていた四天王立像(2躯)の復元が可能となったほか、それまで知られていなかった天部形立像1躯分として組み上げられました。いずれも平安時代の優品であることが明らかになったこれらの像は、このことをきっかけに平成10年(1998)には滋賀県指定有形文化財として指定されています。博物館が、地域の文化財に対して大きな役割を果たした一例と言えるでしょう。
 収蔵品展「文化財をつなぐ―修復文化財の世界―」では、栗東歴史民俗博物館の収蔵資料から、さまざまな事例を通して、文化財の修復について紹介します。



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栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
電話 077-554-2733 fax 077-554-2755
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