特別展 永源寺の歴史と美術

会期:2003年
10月4日(土)〜11月3日(祝)

会期中の休館日:10月6・14・20・27日


 瑞石山永源寺は、臨済宗永源寺派の大本山です。大陸に渡って禅の教えを学んだ寂室元光(じゃくしつ げんこう 1290〜1367)は、近江源氏の六角氏頼の帰依をうけ、康安元年(1361)、氏頼から献じられた風光明媚な雷渓の地(滋賀県永源寺町)に永源寺を開きました。
 応仁の乱の頃には、戦乱を避けて多くの文化人が永源寺を訪れ、江戸時代のはじめには、後水尾天皇の帰依をうけた一絲文守が永源寺に入り、中興となっています。永源寺には開山寂室元光の墨蹟をはじめ、17世紀後半の後水尾天皇をめぐる文化サロンの状況をうかがわせる多くの作品を伝えています。
 およそ650年にわたる永源寺の歴史を物語る「永源寺文書」が平成14年に国の重要文化財に指定されたことをうけ、本展では永源寺の寺宝や末寺に伝わる文化財を中心に、永源寺の歴史と美術を紹介いたします。

◆主な出品資料◆
(ただし◎は重要文化財、△は都道府県指定文化財、□は市町村指定文化財をあらわす。とくに所有者を記さないものは永源寺蔵)
◎塑像寂室元光像 像内納入品
絹本著色寂室元光像 自賛
◎絹本著色約翁徳倹像
◎絹本著色永源寺致図
◎寂室元光墨蹟「即心即仏」
◎寂室元光遺誡・遺偈
◎六角崇永寺領寄進状
◎足利義満墨蹟額字
△絹本著色大有和尚像 大岳周崇賛 (大智寺蔵)
◎一絲文守開山忌偈
◎後水尾天皇宸筆釈迦名号
絹本著色抱子観音像 照山元瑤筆 (西明寺蔵)
馬郎婦観音像
繁千代丸御所人形
隠元禅師墨蹟挽如雪偈 (正法寺蔵)
◎木造聖観音立像 (興福寺蔵)
◎木造地蔵菩薩立像 (生蓮寺蔵)
◎絹本著色地蔵十王図
絹本著色鯉図  葛蛇玉筆 (曹源寺蔵)
紙本金字華厳経
鎌倉屈輪文大香合
ほか計123件

◆関連行事◆
歴史フォーラム「永源寺の歴史と美術」     ★詳しくはこちらをごらんください
日時:10月19日(日)午後1時30分から午後4時15分
会場:栗東歴史民俗博物館 研修室
参加費無料。ただし入館料が必要です。
定員:100名(先着順) 
★要申込・・・氏名、連絡先明記の上、はがき、FAX、電話またはe−mailにて栗東歴史民俗博物館までお申込みください。
【申し込み先】
栗東歴史民俗博物館
住所 : 〒520−3016 滋賀県栗東市小野223−8
電話 : 077−554−2733
FAX : 077−554−2755
e−mail : [email protected]

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栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
〒520-3016 滋賀県栗東市小野223-8
電話 077-554-2733 fax 077-554-2755
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