テーマ展
平和のいしずえ 2004



会期:7月24日(土)〜9月5日(日)

 栗東歴史民俗博物館では、栗東市の「心をつなぐふるさと栗東」平和都市宣言をうけて、平成3年度から戦争と平和をテーマに「平和のいしずえ」展を毎年度開催してきました。この展覧会では、市民から提供していただいた貴重な資料を通じ、近代以降の戦争の歴史と生活を再現することで、地域の視点から平和について考えようとするものです。
 本年、平成16年は、日露戦争が開戦して100年を迎える年です。この戦争で日本は大国ロシアに勝利します。これ以降、日本では帝国主義国家への道を歩み、“アジアの盟主”として近隣諸国への侵略、植民地化を進めることとなりました。また、この戦争では大量の兵力が投入され、地域から多くの兵士が戦場へ赴き、地域と戦場が身近に感じられた戦争でもあります。
 今回は、この日露戦争にスポットをあて、主に地域と戦争のかかわりを明らかにしたいと思います。そして、この展覧会を混沌としたこの時代に「平和のいしずえ」を築く一歩としていただければ幸いです。


※※関連行事※※
戦争遺跡見学会〜芦原国民学校・逢阪国民学校の面影を訪ねる〜
    →詳細はこちら

日時:8月18日(水) 8:45〜17:00
見学先:ピースおおさか(大阪国際平和センター)
     芦原国民学校跡地
     逢阪国民学校跡地
案内:芦原国民学校、逢阪国民学校の疎開経験者、当館学芸員
定員:25名(※要申込・定員になり次第締め切ります)
申込・問合先:栗東歴史民俗博物館 (TEL 077-554-2733)
参加費:200円
      ※昼食代金は含まれません。各自でご用意ください。




▲葉山村小野(現:栗東市小野)から日露戦争に従軍した水野留次郎
水野留次郎は、明治37年(1904)4月14日に大津の第九連隊出発、金州・南山要塞攻略、遼陽会戦、沙河会戦に参戦する。奉天会戦ではロシア軍の銃弾を受け負傷するが、野戦病院で手当てを受け快復。無事に明治39年12年30日、帰郷した。


▲水野留次郎 日露戦争従軍日誌・双眼鏡



▲三〇式小銃の銃弾

水野留次郎は奉天会戦の銃撃のなか被弾するが、ロシア軍の銃弾は装備していたこの三〇式小銃に当たったため奇跡的に命拾いした。



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栗 東 歴 史 民 俗 博 物 館
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